メガネなしでもよく見える(?)“ピンホール定規”
線を引いたり長さを測ったりするのが便利、というのが定規の本道だろう。しかし、全く別の方面で便利な機能を搭載したのが、サンスター文具の「メガミエ」だ。
↑サンスター文具「メガミエ」300円(税抜き)
日常的には裸眼だけど、たまによく見たい場合だけメガネ使うかなー、という人、いるだろう。ところが、たまたま必要な時にメガネを忘れて大弱り。目を細めてなんとか見ようとするけど、よく見えない……。
そこで「メガミエ」を目に当てると、おお、よく見える!
↑かなりマヌケな絵面だが、メガネがなくてもそれなりに見える。使用時は、色の付いた側を目に当てた方が見やすい
↑メガミエなし(左)とあり(右)。これぐらい見え方が違う
「メガミエ」は板面に細かな穴がびっしり開いており、目に当てるとピンホール効果(狭い穴を通して光が入ることで、網膜のピントが合いやすくなる)によって、近視の人でもメガネなしでよく見えるようになるのである。
↑明るい場所では、光量を絞るために小さな穴の方を使う
何を言っているのかよく分からないと思うが、紹介するこちらも「なんでそんな機能をつけた?」と言いたい。
悪ふざけでやってるのかとも思ったが、通常時用(大)と、明るい場所/プロジェクター・モニターなど発光画像を見る際に使う用(小)で、わざわざ口径の違う穴を2種類使い分けられるようになっているところをみると、どうも本気らしい。
実際、小さい方の穴を使うと、プロジェクターの画面を見るのにもピントが合わせやすく感じられた……うーん、やっぱり本気で作ってるのかな。
↑クツワ「ハイライン 紙が切れる折りたたみ定規」360円(税抜き) ↑デザインフィル「ノンスリップアルミ定規<15cm>」600円(税抜き) ↑サンスター文具「メガミエ」300円(税抜き) ↑二重ヒンジを展開すると、30㎝定規に変形。中央の境目は段差も少なく、使いやすい ↑エッジ角が45°と鋭い(といっても手を切るほどではない)ので、コピー用紙ぐらいなら気持ち良く切れる ↑スライダーを押し出すと、線を引くときのゼロ位置が取りやすい。個人的にかなり好みの機構だ ↑クツワの折り畳みアルミ定規(写真上)と比較。今作(写真下)の方が、ヒンジが外に飛び出していないのでスマートだ ↑平行線を引くのに、スルーッと動かせてピタッと止まるのはかなりラク ↑裏面のストッパー(滑り止め)は面積が大きく、確実に効く ↑波板の後ろに重心を傾けてやると、メモリ側のエッジとともにストッパーが浮くので、スーッと動かせる ↑パーテーションなど、手に取りやすい場所に貼っておけるのも便利だ ↑かなりマヌケな絵面だが、メガネがなくてもそれなりに見える。使用時は、色の付いた側を目に当てた方が見やすい ↑メガミエなし(左)とあり(右)。これぐらい見え方が違う ↑明るい場所では、光量を絞るために小さな穴の方を使う