【文房具のお祭りその2】楽しすぎるワークショップ
文紙メッセのお楽しみといえば、欠かせないのがワークショップ。各メーカーともに、自社製品をアピールする催しを展開しているのである。
例えば、毎年人気なのが絵の具メーカーのターナー色彩。今回は木製のドアプレート(ホテルで「起こさないでください」とドアノブにかけておくアレ)に、ターナーの水彩絵の具で自由に彩色しようというワークショップを展開していた。
もちろん塗ったあとはお持ち帰りできるので、その出来によっては、これで「夏休みの自由工作、完成!」となってしまうわけだ。そりゃ、お子さんに人気なのもうなずける。
そして数多あるワークショップ群の中でもとりわけ人気なのが、コクヨのブース。なんとコクヨは製品ブースを一切展開せず、ただワークショップのみで会場1フロアの1/3近くを占めてしまうという大展開である。
で、今回のメインイベントが、コクヨの文房具を使って5つのオリンピック競技を体感しようという「記録に挑戦! コクヨぶんぶんスタジアム」だ。
例えば、針なしホッチキスの「ハリナックス」を使ったカヌー競技は、「スタート!」の合図と共に両脇に長机に並べられたハリナックスを左・右・左・右とカヌーを漕ぐように競技用紙をパンチして留めていく、というもの。
留められた箇所の数によって、金・銀・銅のメダルがもらえるのだが、慌てているとなかなかハリナックスの中に紙を差し込めず、難しい。
他にも面白かったのが、ホワイトボードマーカー「ヨクミエール」を使ったアーチェリー競技。1mほど先に貼られたA4用紙に印刷された標的をよく見ながら、クリアホルダーに「このあたりかな?」と見当をつけてヨクミエールで点を描く。
最後に的の用紙をクリアホルダーに差し込んで、みごと描いた点が標的に命中していたら得点ゲット。複数の標的の得点を合計した結果で、こちらもメダルが獲得できる。
やってみるとこれがかなりの高難度で、おばさんの「なんで当たれへんのー!」という絶叫(この人は面白いほどに的から外れていた)や、小学生男子の「あかん!全部当たるまで帰らへんで!」という悔しそうな叫びが周囲に響いていた。
他にも、円盤の重さである2kgぴったりになるよう、NEOS収納ボックスに文房具を詰める円盤投げ競技(?)など、ハードな競技が満載。やたらと盛り上がった熱戦空間となっていたようだ。
続くお祭りのポイント3点目はやはり、文房具の物販だろう。