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2020/2/17 19:00

【菅未里の自腹買い文房具】クオバディス「ライフジャーナルインフィニット」でバレットジャーナルが小綺麗にまとまる!

イベントやメディアへの出演、新作文房具のプロモーションなどに引っ張りだこの文具ソムリエール・菅未里さん。仕事柄、文房具を試す機会は多く、手元には山のような文房具が……。そんな菅さんが、自腹を切ってまで手に入れた、いま本当に気に入っている文房具とは?

 

「バレットジャーナル」には2つある

「バレットジャーナル」とは、箇条書きによって情報を整理するノート術のこと。近年、日本でも流行っていますが、実は2種類あることをご存知でしょうか? 本来の、狭義のバレットジャーナルと、広い意味でのバレットジャーナルです。

 

本来のバレットジャーナルとは、米国人デザイナーのライダー・キャロル氏が考案した、
・ロイヒトトゥルムのノートの
・ドット方眼に
・バレットジャーナル独自の記号を使いながら箇条書きにする
というものです。

 

しかし、今の日本で流行している「バレットジャーナル」は、もっとルールが緩い広義のもの。今回ご紹介するノート「ライフジャーナル インフィニット」(クオバディス)も、本来の定義からはやや外れた、広義のバレットジャーナル向きのものであることをお断りしておきます。

 

クオバディス
ライフジャーナル インフィニット
2700円(税別)

A5サイズ、全224ページ。巻末にはポケットが付く。モダンカリグラファーとして活躍する島野真希さんデザインのマンスリーステッカーが付属。カバーはローズ、ラベンダー(写真)、トープの3色。

 

あらかじめフォーマットが作られている

クオバディスいわく、「バレットジャーナルのために開発した」というこのノート。なんといっても素晴らしいのは、必要なフォーマットが購入時点で用意されている点です。タスクの整理に使う記号の分類と目次ページ、そしてマンスリーページとウィークリーページが作られています。

↑全ページにふられたページ番号とともに書き留め、目次として使用する「インデックス」と、箇条書きにする際の内容ごとに異なる“印”を書き留めておく「キー」のページ
↑全ページにふられたページ番号とともに書き留め、目次として使用する「インデックス」と、箇条書きにする際の内容ごとに異なる“印”を書き留めておく「キー」のページ

 

↑年間を見通したスケジュールを立てるための「イヤープランフレーム」のページ
↑年間を見通したスケジュールを立てるための「イヤープランフレーム」のページ

 

↑月間のスケジュールを書き込む「マンスリーフレーム」は12か月分
↑月間のスケジュールを書き込む「マンスリーフレーム」は12か月分

 

↑週間のスケジュールなどを書き込むための「ウィークリーフレーム」は5週間×12か月分を用意
↑週間のスケジュールなどを書き込むための「ウィークリーフレーム」は5週間×12か月分を用意

 

本来のバレットジャーナルではこういったページを自分で作らなければいけないのですが、このノートならその必要はありませんから、気軽に始めることができます。

 

“ライフログ”としてのバレットジャーナル

今の日本で流行っているバレットジャーナルは、正確に表現すると“バレットジャーナル風のライフログ”と言うべきでしょう。実際私も、このノートを日々の情報を記録するライフログとして使っています。

 

私は、ウィークリーページには、マークスの日付のマスキングテープとデルフォニックスの「コーディネートスタンプ」を使い、日々の服装を記録しています。メディアに出演するときの服装の被りを防ぐためです。「あ、また同じ格好をしている」と思われるのではないかと、心配だからです。

↑ウィークリーページには、メディアに出演した際や外出した際の服装を記録
↑ウィークリーページには、メディアに出演した際や外出した際の服装を記録

 

一方のマンスリーページでは、お金を使わなかった「ノーマネーデイ」にシールを貼り、節約へのモチベーションを高めています。もちろんノートの使い方は自由ですから、この通りにする必要はまったくありませんが、ぜひ参考にしてみてください。

↑マンスリーフレームはマネー管理に活用。「マイボトル持参」など節約ポイントを書き留めている
↑マンスリーフレームはマネー管理に活用。「マイボトル持参」など節約ポイントを書き留めている

 

合皮のカバーに三色のカラーバリエーション、そして金糸を縫い込んだバンドと、デザインに凝っているのも嬉しい点です。ライフログ入門には最適ではないでしょうか。

 

「菅未里の自腹買い文房具」バックナンバー
https://getnavi.jp/author/misato-kan/