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2018/6/25 6:00

【朝の1冊】時給は1万円以上、年間休日数は180日以上。「働く自由人」の究極のワークライフバランス――『半年だけ働く。』

驚きの「時給1万円」

コンサルティングのプロジェクトに従事する時は、基本的に週5で朝9時から夕方18時までフル稼働の状態で、2〜3ヶ月単位で契約を更新していきます。(中略)私のコンサルティングフィーは自分の手取りで「時給1万円」を最低ラインとして置いています

(『半年だけ働く。』から引用)

 

著者は、ITコンサルタントです。独立したあと、仕事を得るための営業はしませんでした。ほとんどがエージェント経由で、依頼主(クライアント)からコンサルタント業務を請け負っています。

 

大企業のフリーランス活用が広がっており、さまざまな業種のエージェントが存在しています。エージェントに支払う手数料は「2〜3割」ですが、フリーランスの報酬金額は「サラリーマンの2〜3倍」なので、むしろ良心的です。

 

新事業の立ち上げや業務改善プロジェクトに際して、期間限定で契約できるフリーランスのほうが、たとえ高報酬を支払ったとしても企業にとってはコスト削減につながります。アメリカのフリーランス従事者は「労働力人口の35%・5500万人規模」です。「即戦力」の需要に応えられるのは「専門職のフリーランス」ですから、時代に即しています。

 

 

急がば回れ。独立は計画的に

我々のような一般人にとっては、「好きなこと」ではなく、「得意なこと」で稼ぐのが最も再現性が高く、難度の低い独立方法と言えます。

(『半年だけ働く。』から引用)

 

そもそも「得意なこと」を見つけるためには、どうすればいいか? 本書では「まずはサラリーマンで地力をつける」とアドバイスしています。やってみなければ得意なものはわかりません。

 

将来フリーランスを目指すならば、ITやコンサルタントなどの「独立しやすい業界」で、まずは会社員として働いてみるのがオススメです。賞与や住宅手当や有給休暇がうれしいなど、会社員としての向き不向きを見極められるので損はありません。

 

フリーランスに限らず、人生の「活きた時間」を増やすにはどうすればいいか? 本書『半年だけ働く。』では、社会に貢献できる「実業」を重視して、メリットとデメリットを比較しながら語り尽くしています。お試しください。

 

 

【書籍紹介】

半年だけ働く。

著者:村上アシシ
発行:朝日新聞出版

“半年仕事・半年旅人”を10年実践してきた筆者が、誰もがうらやむ「半年仕事をして、残りの半年の自由を謳歌する」まったく新しい独立指南本。知識や資格で稼ぐホワイトカラーがサラリーマンとして培ってきたスキルを活かして、その延長線上でスペシャリストとして独立する手法を公開!

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