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2019/4/23 20:00

 “言葉”をテーマにした『鈴木敏夫とジブリ展』が東京・神田明神で開催中!【GWオススメ】

現在、東京・EDOCCO 神田明神文化交流館にて、『鈴木敏夫とジブリ展』が開催中。スタジオジブリの名プロデューサーとして活躍する鈴木敏夫氏の“言葉”にスポットを当てたこの展覧会は、これまで広島を皮切りに、名古屋・金沢の3会場で『スタジオジブリ 鈴木敏夫 言葉の魔法展』として開催されてきた。そして、このたびついに東京に会場を移し、より多くのジブリ作品の資料を展示するなど、パワーアップした内容となっている。去る4月19日にプレス内覧会が行われたので、その気になる内容を徹底紹介!

 

 

 

『油屋』を彷彿とさせる入口をくぐって場内へ!

『千と千尋の神隠し』に登場する「油屋」の入口を彷彿とさせる入場ゲートを抜けると、最初に登場するのは『書の間』。ここでは鈴木氏が書き留めた心に残る言葉や、「バルス!」(『天空の城ラピュタ』)、「ここで働かせて下さい。」(『千と千尋の神隠し』)といったジブリ作品の名セリフ・キャッチコピーなどを楽しむことができる。

 

↑入場ゲート。右の壁に見えるイラストは宮崎駿監督がデザインを手がけた鈴木敏夫氏の落款印

 

↑『書の間』の様子

 

 

前半は幼少期からアニメに携わるまでの軌跡を紹介

その後は全6章で構成されたブースが続く。第一章の『少年期〜青年期 鈴木敏夫になるまで』では鈴木氏の想像力を育んだ幼少期のおもちゃや漫画、小説がズラリと並び、彼の“原点”を知ることができる。

 

第二章は『鈴木敏夫の愛した昭和の映画』。少年時代の鈴木氏にとって“遊び”と“漫画”に並んで、もうひとつの楽しみだったのが“映画”。まだ小学生だった鈴木氏が映画館に通いつめて見ていたころの思い出の作品のポスターを、本人の解説とともに展示している。

 

そして第三章は『徳間書店時代』。創刊からかかわり、編集長として数々の誌面を作り上げてきた雑誌『アニメージュ』が棚一面に並び、第一次アニメブームを牽引した当時の雰囲気やアニメの歴史の変遷などを肌で感じることができる。

 

↑『少年期〜青年期』のブースでは大学時代に作った同人誌も見ることができる

 

↑『ルパン三世 カリオストロの城』が表紙を飾る『アニメージュ』も展示

 

 

ジブリ作品に関する貴重な資料を公開!

ジブリ作品のさまざまなセリフが立体的なオブジェとして並ぶ『名台詞の間』を挟み、第四章の『ジブリにまつわるエトセトラ』へと続く。徳間書店に籍を置き編集業務をしながらジブリ作品にも携わってきた鈴木氏は1989年の『魔女の宅急便』を機に、徳間書店を退社。以来、本格的にスタジオジブリの宣伝とプロデュースに心血を注ぐ。

 

この第四章では映画の題字やキャッチコピーが生まれる過程、また絵コンテ、CM用のプランなどさまざま貴重な資料を通して、表現者としての鈴木敏夫の仕事のスタイルを紹介している。

 

一方、第五章の『自分のためではなく他人のために』ではジブリ作品以外における、制約がある中での“オーダー(依頼)に対する「言葉」”に取り組む姿勢が堪能できる。

 

↑『名台詞の間』の様子。ここは一般来場者も撮影が可能となっている

 

↑『ジブリにまつわるエトセトラ』で展示されている『紅の豚』の映画予告編絵コンテ

 

 

思わず写真を撮りたくなる湯婆婆と油屋のオブジェが最後に登場!

そして、東京会場で初めてのお披露目となる新展示が第六章の『言葉の魔法 湯婆婆と銭婆の“開運・恋愛”おみくじ』だ。

 

ブース内に『千と千尋の神隠し』に登場する湯婆婆と銭婆の3mの巨大オブジェが来場者を待ち受け、それぞれの口の中にある御札を引くと、おみくじの形で恋愛運(湯婆婆)と開運(銭婆)にまつわる鈴木氏書き下ろしの言葉を受け取ることができる。

 

すべてのブースを見終わった最後に待ち受けるのが『油屋』の立体模型。こちらは撮影可能なので、ぜひ記念に撮ってみてはいかがだろう。

 

↑おみくじは持ち帰ることができる。また、オブジェは撮影OK!

 

↑『油屋』の模型。時間とともに少しずつ照明が暗くなり、明かりが点いては消えていくため、さまざまな表情を楽しむことができる

 

 

プレス内覧会にスペシャルゲストとして湯婆婆役の夏木マリさんが登場!

なお、プレス内覧会が行われたこの日は、鈴木敏夫氏のほか、『千と千尋の神隠し』で湯婆婆役を演じた夏木マリさんもスペシャルゲストとしてトークイベントに登壇。

 

最初に今回の展示会の経緯について聞かれた鈴木氏は、「スタジオジブリとしてこれまでいろんな展示をやってきましたが、そろそろネタ切れで(笑)。ただ、今回の企画を見てもらうとわかるとおり、僕にはいろんなものを取っておくクセがある。宮崎駿という人は本当に思い切りがよくて、自分が持っているものをどんどんと捨てちゃう。“彼が捨てると僕が拾う”ということをしてきて、それがジブリ美術館を作るときなどでも役に立ちました(笑)」と話し、鈴木氏の収集癖も本展示会のきっかけになっていることを明かした。

 

また、夏木さんは湯婆婆を演じた当時の収録を振り返り、「宮崎監督はあまり細かいことは言わないんですけど、あるとき私のそばにいらして、『ジブリは一番上にいる鈴木敏夫というのが金勘定をしているんだよ。だから、(湯婆婆を)悪役だと思って張り切って演じるのではなく、『油屋』を立て直すひとりの働く女性としてやればいいんだ』とおっしゃられて。それから目の前がパーっと明るくなり、『そうだ、鈴木さんの女版でやればいいんだ!』と思って、楽しくなった思い出があります」と制作の裏話を語ってくれた。

 

 

そのほか、会場では展覧会限定グッズや会場(文化交流館)1階の『EDOCCO CAFÉ「MASU MASU」』で味わえる限定のオリジナルメニューなども用意しているので、この機会をお見逃しなく。

 

全7種類の会場限定グッズが登場

 

 

↑『白(ハク)米のおにぎり』(864円 ※1日限定200食)

 

↑『まっくろなくろ胡麻おはぎのお茶セット』(864円)

 

↑『となりのカキ氷』(648円 ※1日限定100食)

 

 

 

「鈴木敏夫とジブリ展」

会期:5月12日(日)まで (※会期中無休)

於:東京都 神田明神 文化交流館「EDOCCO」2F 神田明神ホール

時間:10:00~18:00(※最終入場17:30)

入場料:当日券:大人 1300円 / 中高生 800円 / 小学生 600円

 

【URL】  展覧会公式ページ https://ghibli-suzuki.com/

 

 

©TS ©Studio Ghibli

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