乗り物
2017/4/2 16:01

【リニア試乗会】う、浮いた! 新幹線を軽く凌駕するリニアの時速500kmは未知の感覚!?

年末に青春18きっぷで日本一(?)遅い鈍行列車の旅をした和久井です。今回はその反対、日本一速い陸上の乗り物に乗ってきました。山梨で試乗をやってるリニアモーターカーです。

 

参加枠は争奪戦!

JRでは現在、年に数回リニア試乗会を開催しています。1回の試乗会で11日ほど、1日6回運行されます。料金は2座席で4320円、1人参加でも同額です。車いすの方も利用可能。開催前には一般募集をして参加者を募るんですが、これがものすごい争奪戦です。今まで何度振られたことか。

 

というわけで当たりやすい曜日と時間を調べてみると、「美容師さん、不動産屋さんがお休みじゃない曜日の午後遅め」とのことだったので、その日程で応募しました。一発です。当たりました。

 

さてリニアというと思い出すんですが、子どものころに読んだ小学生向けの学習誌の巻頭に「80ねんだいののりもの」ってタイトルでリニアの特集がありました。母親に「80年代とはなんのことか」と聞いたのでよく覚えてるんですが、リニアのニュースを見る度に「ぜんぜん80年代じゃなかったな」と思い出します。あれから何十年経ってるんだ?

 

当日、ライター友達の凛音さんと三鷹駅で待ち合わせし、特急かいじに乗って大月駅へ。大月からは路線バスで山梨県リニア実験センターへと向かいます。ここで、約束の時間よりきっちり1時間早く行ってしまうという気のせいたことをやらかしました。

 

どきどきリニア情報館を見学!

当選した試乗会は15時15分ですが、14時前には現地に行き、隣接する「どきどきリニア情報館」を見学です。

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↑リニアの当選ハガキを見せると団体料金になります

 

館内はリニアまみれでした。

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↑前から見ると下ぶくれのリニア

 

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↑ミニリニア体験。大変スムーズな動きで、中にお湯が入ってても問題なさそう

 

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↑うっかり始めたら5分以上遊ばされた「リニアでGO!」

 

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↑電車関連鉄板のジオラマ。当日唯一目にした富士山がこれ

 

情報館の裏手をリニアが走行するので、走っているところを見学出来ます。時間になるとアナウンスが入り、窓際は撮影希望の人でいっぱいに。「来た!」という子どもの合図があり、動画を撮ろうと構えてましたが、あっという間に通り過ぎて撮れませんでした。

 

ここにはミニシアターもあり、リニアについて学べます。和久井も凛音さんも文系人間なので、ぶっちゃけ数字がまったくわかりません。時速500kmといわれてもまったくピンときてなかったのですが、シアターで、

「東京から甲府まで25分」

「東京から大阪まで67分」

と聞いて、ようやくその速さを実感できました。

 

和久井の自宅は現在、新宿から25分くらいのところです。同じ時間で甲府まで行くだと? どこでもドア並みじゃないですか! 年末、東京から京都まで8時間半かかったっていうのに!!

 

いざ、乗車!

さて集合時間になったので、「どきどきリニア情報館」から「山梨県リニア実験センター」へ移動しました。

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↑屋台がでてるので軽く食事もOK!

 

当選ハガキを提示して、館内へ。ちなみに、体験チケットの発券はハガキ本体ではなく予約番号の入力で行われるので、万が一を考えてハガキの写メを撮っておくと安心です。

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↑記念写真も撮ってくれます

 

乗車前に注意事項とリニア情報の映像を視聴します。ここで急激に子どもの時に見た例の学習誌を思い出しました。

 

映像ではリニア開発の歴史を見せてくれるのですが、1979年に開発された実験車両ML-500こそ、誌面に載っていた車体です。これ、無人車両なので、モノレールみたいな線路にペタッと張り付いていて、車内の空間がなさそうな形をしてます。子どもの時はこれが無人だとわからなかったので、どこに人が入るのかわからなくて、めちゃくちゃ近未来な感じがしてワクワクしてました。30数年来の謎が、今……!

 

駅のプラットホームみたいなところから乗るのかと思いきや、廊下から直接入り口があって飛行機みたいでした。

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↑通路の向こうがリニアの車体ドア

 

てっきり実験センターからどこかまで行って帰ってきての往復だけかと思ったら、終点Aから終点Bまで全長42kmあり、

1. 実験センター→終点A

2. 終点A→終点B 進行後ろ向き

3. 終点B→終点A

4. 終点A→実験センター 進行後ろ向き

と、けっこういっぱい体験させてくれます。このうち、時速500kmが出るのは2.と3.です。

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時速500kmの感覚は?

停止時前後はタイヤ走行しますが、発車してしばらくすると、アナウンスが入りタイヤが格納され、宙に浮きます。大興奮です。タイヤが格納されるCGが前方画面に映し出されます。かっこいい!!

 

「カタパルト装着完了、発進します!」みたいな?

「とうとう俺は行くんだ、とうとう俺は……俺は!!」みたいな!?

 

タイヤが格納されると、それまで微妙に感じていた揺れが軽減されて、注意しているとふわっと宙に浮く感覚があります。車内に軽く歓声が起こりました。

 

さて1.の試験場から終点Aまでは、新幹線と同じ時速285kmで走ります。「ほら、お前らの知ってる最高速度はこんな程度だろ?」みたいな。終点Aに到着し、いよいよ時速500km体験です。折り返し運転なので、今度は後ろ向きに進みます。タイヤ走行から切り替わって車体が浮き上がり、見る見る上がる速度。ゆうらりとしたやんわりとした揺れだけで、衝撃はありません。走路は多少高低差があるようですが、それは感じませんでした。時速500kmに到達するとまた歓声。加速があまりにスムーズで速いので、すごいGを感じる、ということはないんだけど、なぜか体感したことのないスピードが出ていることは理解できるという、不思議な感覚でした。

 

車体の窓は小さく、行路はほぼトンネル内なので、前方にあるスクリーンがメインの情報源です。後ろ向きに走っていますが、スクリーンでは進行方向全面につけられたカメラの映像が映っているので、少しすると脳みそが混乱してきました。減速していくときにGがかかりますが、体感的には加速しているみたい。

 

終点Bに到着し、今度は前進して時速500km体験です。この頃には「ああ、時速500km? 知ってる知ってる、速いよね」みたいな気分です。時速300kmの揺れやGが三輪車並みに感じます。最後に後ろ向きで走行し、終了。

 

席から立ち上がると、若干フラフラしました。胃もモヤモヤしていたので酔ってたっぽいです。普段はあまり乗り物酔いしないたちですが「なにこれ時速500kmって、オラ知らねえだ!」みたいに身体がびっくりしたのかも。試乗前に飲酒は厳禁ですね。

 

下車して、リニアの顔を撮影したら終了です。

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↑ポジションを間違えると顔が入りきらない

 

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↑とにかく長い

 

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↑かなり前方へ移動して、ようやく全景

 

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↑どきどきリニア館の顔と違うのはなぜかしら

 

15時15分集合で、終了は16時すぎだったかな。16時15分発のバスで大月駅に戻りました。もう、めっちゃくちゃ面白かったです! 大興奮です!! また行きたい!!!

 

このリニア試乗体験、もともとは安野モヨコさんの『監督不行届』というエッセイコミックで知ったのですが、印象とかなり違ったので、環境が当時と少し変わっているのかもしれません。

 

余談ですが、せっかく山梨まで行ったのでワインでも買おうと思ってたんです。だけど隣接している「わくわく山梨館」では帰りのバスの時間があってじっくり見られず、大月駅で買おうと思ったら売ってませんでした。駅前にお土産屋さん的なものがなく(和菓子屋さんはある)「構内のキヨスクにあるかも」と言われて覗いてみましたが、ワンカップ日本酒みたいなワインのみ。「お前らの自慢はフルーツとワインだろうがァァ!」と火を噴いてビール飲んで帰ってきました。駅のホームはインバウンドの観光客でまみれてました。山梨自慢のお土産をもっと大々的に売るべきだと思います。そしてお土産購入は計画的にどうぞ。

 

 

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