乗り物
2018/2/18 14:00

【THE・無骨!】13年ぶりに復活したトヨタの世界的ワークホースの実力

個性派SUVの選択肢としても有望なピックアップトラックを紹介。語るべき長い歴史を持つ両車の魅力を試乗の感想を交えつつ、とことんガイドします。

 

世界的ワークホース、13年ぶりに日本で復活!

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トヨタ

ハイラックス

SPEC【Z】●全長×全幅×全高:5335×1855×1800㎜●車両重量:2080㎏●パワーユニット:2393㏄直列4気筒DOHCディーゼル+ターボ●最高出力:150㎰/3400rpm●最大トルク:40.8㎏-m/1600〜2000rpm●カタログ燃費:11.8㎞/L●価格:326万7000円(X)〜374万2200円(Z)

 

 

エンジンは2.4Lのディーゼルターボを搭載

トヨタのハイラックスといえば、耐久性の高さに代表される実直な作りが世界的に評価されている銘柄。1968年に初代が登場して以降、これまでに約1730万台が180の国や地域で販売されてきました。日本では04年に販売終了となっていましたが、SUV市場の多様化を睨んで13年ぶりに復活。ボディタイプは、5人乗りのダブルキャブ仕様がセレクトされています。

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エンジンは、2.4ℓのディーゼルターボで、走りは飾り気のない見た目のイメージ通り。全長は5.3m以上、車重が2tを超える巨体とあって小回りは利きませんが、日常域では十二分な扱いやすさを発揮するのは意外でした。

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とはいえ、いわゆる乗用車ではないので、車内で聞こえる音は大きめ。また、積載を前提としているだけに、乗り心地もやや硬い。それだけに、SUVだと思うとそのキャラクターは無骨過ぎる印象も受けますが、何よりも個性を重んじるニーズにはピッタリの一台であることは確かです。

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充実の装備はトヨタ基準

上級グレードとなる「Z」の快適装備は、ピックアップトラックとはいえ乗用車レベル。トヨタ車らしく質感も高いです。

 

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悪路走破性は折り紙付き

堅牢なサスペンションは、長いストロークを持つだけに悪路走破性も秀逸。起伏の激しい路面でも優れた追従性を発揮します。

 

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まさにタフ&シンプル

最大積載重量は500㎏。オプションが豊富とあって、荷台は様々なコーディネートが可能(上)。4WD機構(下)はシンプルなパートタイム式で、通常時は2WDとなります。