乗り物
2016/5/10 13:16

サイバーナビの弱点がついに解決!? ゼロから作り直した新型モデルは操作が”クルマ快適”

パイオニアのカーナビブランド・カロッツェリアから「サイバーナビ」の新型モデルが発表されました。サイバーナビといえば、同社のフラッグシップモデルであるだけでなく、カーナビ業界全体を牽引してきた製品です。リリースによれば、「ハードウェアだけでなく、ユーザーインターフェースやナビ能力、AV能力、ドライブサポート能力まですべてを一新」とあり、確かに見所が満載! 本記事では速報的に同ブランドの弱点とされていた「操作性」、特に「操作反応性」についてまず触れていきたいと思います。発売は6月(後述するマルチドライブアシストユニット搭載モデルは9月)

地図遷移や地図描画がこれまでより格段にアップ

これまでサイバーナビでは、地図の表示速度に不満を抱えているユーザーも多かったはず。確かに、従来機では操作してからワンテンポ遅れてから反応という場面がありましたが、新型では大幅に改善。

実際に触ってみると、これまでサイバーナビを使ってきた身からするとストレスが溜まらない溜まらない。担当者に聞くと、「6月の発売まで詰めのチューニングを行なっており、発売時にはより改善される予定です」とのこと。これは期待が持てそうです。

さらに開発の意図としては、「速ければ速いほどいい」というものでもないようです。というのも、カーナビはクルマに乗った状態で操作するもの。スマホの地図アプリとはまったく異なる環境で使うため、「クルマ基準」で使いやすい地図遷移速度などを作り込んでいるとのこと。このあたりのこだわりはさすがカロッツェリアといったところです。

それぞれの機能のパワーアップも半端なかった!

このほかにも、新型サイバーナビは機能が充実。車内での操作性を追求した新ユーザーインターフェースの採用に加え、ドライバーが運転中でも簡単に操作できる専用の「スマートコマンダー」を同梱。後部座席の同乗者がスマートフォンを使って本機を操作できる「リアスマートコマンダーアプリ」に対応しています。

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↑スマートコマンダー

 

交通状況の変化や天気情報など最新の情報をドライバーへ通知する「ライブインフォ」や、長年蓄積されたプローブデータを活用して最適なルートを探索する「スーパールート探索」、場所や時間帯に応じたチャンネルをレコメンドする機能が新たに追加された音楽ストリーミング機能「ミュージッククルーズチャンネル」など、ネットワークと連携したさまざまな先進機能を搭載しています。

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↑ミュージッククルーズチャンネルは日時や目的地、自車位置などのドライブ状況に合ったチャンネルをレコメンドしてくれます

 

新開発「マルチドライブアシストユニット」は、高度な画像認識技術を用いた先進安全支援機能や、車の異常を知らせる「ライブカーセキュリティ」などの多彩な機能で、ドライブ中から駐車中までカーライフ全般をサポートします。また、新たに車種専用の10 V型メインユニットをラインアップに追加しています。

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↑マルチドライブアシストユニット。「前方車両接近警告」「誤発進警告」「右折時つられ発進検知」「レーンキープサポート」など様々な先進ドライブサポート機能を搭載

 

さらに、Perfumeやきゃりーぱみゅぱみゅの楽曲プロデュースや国内外の映画音楽を手掛けるなど、グローバルに活躍する音楽プロデューサー 中田ヤスタカ氏(CAPSULE)が、各種効果音などの制作を担当しています。

【 URL】

サイバーナビ http://pioneer.jp/carrozzeria/carnavi/cybernavi/