乗り物
2019/3/29 17:00

思い切って増税前に買っちゃう!? 最新「プレジャーボート」のイマを詳しくレポ

今年10月、消費税が8%から10%に増税となります。もちろん高価格な製品ほど増税の影響は大きいですが、必ずしも“駆け込み買い”が得とは限りません。今回、増税前に狙い目のカテゴリとして紹介するのは「プレジャーボート」。“買うべきモノ”をしっかりと見極めて、増税前後の「勝ち組」になりましょう!

ライター

並木政孝さん

アウトドアの遊びの達人。フィッシングやスキューバダイビングなど、マリンアクティビティにも造詣が深い。

 

釣り以外にもクルージングやマリンスポーツを堪能できる

海釣りがブームとなっている近年、有名なフィッシングポイントは、週末になると早朝から多くの人で溢れかえります。好きな場所を確保するのは難しく、場所を変えようとしても移動がままならないことさえあります。そんなとき浮かぶ思いは「ボートがあればなあ……」。

 

プレジャーボートの価格はクラスによってピンキリですが、ここで紹介している二級免許で操縦可能な使い勝手の良いモデルは、いずれも500万円前後。トヨタのクラウンと同価格帯と考えれば決して安くはありませんが、まるっきり“高嶺の花”というわけでもありません。

 

プレジャーボートの魅力は、機動力が高く、初心者でも操縦しやすい点。気軽にポイントをランガンできるため、回遊するシーバスや青物などを狙うルアーフィッシングをするのにピッタリです。

 

もちろん用途は釣りに限らず、クルージングやマリンスポーツも存分に楽しめます。小型船舶免許の取得や、係留場所の確保などハードルは高いですが、きっと新しい世界が待っているはずです。

 

<おすすめの理由まとめ>

エントリーモデルで数百万円! 小型船舶免許も増税前に取るべし

紹介しているのは500〜600万円クラスだが、上位モデルは数千万円のものも。二級免許でも取得費用は10万円程度かかるため、早めに済ませたい。

 

新製品の発売サイクルが遅いため現行のモデルを購入して損はない

ボートの新製品サイクルは一般的に5〜10年程度で、それより遅いシリーズも多くあります。現行モデルで気に入ったものがあれば、ためらう必要はありません。

 

おすすめプレジャーボート3選

ここからは、おすすめモデルを挙げつつ、以下の4つの項目について詳しくチェックしました。

1 操舵性

航行力に関わるエンジンユニットの性能や、ボディ形状、旋回性能などをチェック。コックピットからの視認性や、操作系統のわかりやすさなども加味しました。

2 釣りのしやすさ

快適に釣りを楽しむために重視すべきポイントは、キャビンやデッキの広さと形状。停船時の安定感や、小移動時にものをいう旋回性能も確認しておきましょう。

3 キャビンの快適性

室内が広いほど快適性は高まりますが、釣りに使えるデッキスペースとトレードオフになるので注意。冷暖房の効きを考慮すると、ドア付きのものが望ましい。

4 安全性能

潮流が速いときや波が高いときは、エンジン出力とボディサイズが大きいほど安定感は増します。その他、搭乗者の安全に関わる機能の充実度をチェックしました。

 

【その1】広くて安全なバウデッキが釣りの快適性を高めてくれる

ヤマハ

YFR-24EX

510万1300円〜

安定感に優れるワイド&ローのフォルムが特徴。使いやすいバウデッキや、オプションのバウレールが釣りの快適性を高めます。キャビン内には、視認性に優れたコックピットや十分なスペースを持つカディを装備。

SPEC【F130】●全長×全幅×全深:7200×2590×1640mm ●完成質量:1474kg ●航行区域:限定沿海 ●エンジン出力130PS ●燃料タンク容量200ℓ ●定員8名

 

【1 操舵性:評価A】

海が荒れた状態でも安定した航行を実現

エッジの効いた低重心フォルムが安定航行を実現。パワーユニットは同社の最新4ストローク船外機で、優れた動力性能を誇ります。

 

【2 釣りのしやすさ:評価A】

広いデッキとバウレールが快適なキャストを実現

フロント、サイド、スターンともデッキが広く、快適なキャスティングを可能に。腰をホールドするバウレールも使いやすい。

 

【3 キャビンの快適性:評価A】

広いうえ装備も充実し長時間航行でも安心

快適な広さと操作性を誇るキャビンには高級感が漂います。オプションで電動のマリントイレを用意し、長時間の航行でも安心。

 

【4 安全性能:評価A+】

CL7に現在の航行状態や警報などが表示される

アンチローリングブレード機構によりフラつきを抑え、優れた安定性を実現。ボートの情報を表示するCL7システムも秀逸です。

 

【その2】独自のディーゼルエンジン&船体設計で爽快かつ安定感のある航行を実現

ヤンマー

FX24EZ

603万2400円〜

高性能な同社製の直噴ディーゼルエンジンを搭載し、トルクフルな操船を楽しめます。凌波性に優れたV型の船型を採用したことで、横流れに強く爽快な走りを実現しました。釣りスペースにはゆとりがあり、イケスや収納スペースも使いやすい。

SPEC【4JH3-HTZY1】●全長×全幅×全深:7470×2520×1230mm ●完成質量:1620kg ●航行区域:限定沿海 ●エンジン出力90PS ●燃料タンク容量150ℓ ●定員7名

 

【1 操舵性:評価A+】

独自の高性能エンジンが安定航行と低燃費を両立

出力は高くないものの、高いトルク感と低燃費を実現する直噴ディーゼルエンジン。独自機構により操作・旋回もスムーズです。

 

【2 釣りのしやすさ:評価A】

広大なアフトデッキで存分にファイトできる

ワイドな船幅でゆとりのある釣りスペースを確保。アフトデッキでのファイトも容易に楽しめます。トローリングにも最適。

 

【3 キャビンの快適性:評価B+】

バウバースが広く仮眠スペースにもなる

キャビン内部に備えるバウバースは大型ロッカーに。クッションを装備すれば仮眠スペースにもなります。高級感はいまひとつ。

 

【4 安全性能:評価A】

海への落下を防止する機構が多く強度も十分

キャビン両側に備えたハンドレール、ハンドグリップ、バウレールなど、落下防止の機構が多数。いずれも強度は十分です。

 

【その3】船体の設計もキャビン形状もひと味違うユニークモデル

ニュージャパンマリン

NSC245

484万9200円〜

キュービックデザインのキャビンが開放感を演出。カタマラン(双胴)ボートの安定性はキャスティング精度を向上させます。ワイドなバウ&デッキスペースにより、釣った魚の取り込みも容易です。エンジンレスのため好みのものを選ぶ楽しさも。

SPEC【標準】●全長×全幅×全深:7450×2700×1300mm ●完成質量:1600kg ●航行区域:限定沿海 ●エンジン非搭載 ●燃料タンク容量200ℓ ●定員10名

 

【1 操舵性:評価A】

カタマラン構造により抜群の安定感を発揮

2つの船体を組み合わせたようなカタマラン構造のデザインは、走行時・静止時の安定性に優れます。波の高いポイントでも余裕です。

 

【2 釣りのしやすさ:評価A】

釣りに特化したデッキはフラットで移動も安心

安心して移動できるフラットなデッキスペースはフィッシングに特化した専用設計。ゴージャス感に欠けますが実用性は抜群です。

 

【3 キャビンの快適性:評価A+】

圧倒的な開放感をもたらすボックス型のキャビンが◎

大きな窓から日差しが差し込み、開放感は最高。前方のバウスペースにベッドルームと収納スペースを備えるのも便利です。

 

【4 安全性能:評価B】

大容量の収納スペースが不慮の落下を防止する

アフトデッキに搭載する大容量の収納スペースは、落下防止にも寄与します。バウレールの強度は少々頼りなく見えます。

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