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2019/7/3 18:00

人間でいうと還暦なんだな。「MINI」生誕60周年おめでとう

1959年8月26日に誕生して今も多くのユーザーから愛され続けているクルマ、「MINI」が今年で生誕60周年を迎えました。そこで、東京都渋谷区のSO-CAL LINK GALLERYにてMINIの60年の歴史と、今と未来を体感できるイベントが開催。その模様をレポートしていきましょう。

↑「MINIクロスオーバー ノーフォークエディション」。価格は495万円

 

1959年、基本的な開発コストはわずか10万ポンド(約1億円)。当初、「ADO15」と呼ばれたMINIの始祖は、アレック・イシゴニス氏と数名の開発チームの手で誕生しました。ADOとはAustin Drawing/desing Ofiice(オースチン・デザイン部)を表し、数字の15は開発ナンバー。当時の車両価格は約55万円で、操縦性と乗り心地が良く大ヒットしました。イシゴニス氏はこの功績が認められ、後に英国王室からナイトの称号を授与。1961年にジョン・クーパーとMINIとの提携。ミニクーパーという愛称でMINIを呼ぶオーナーは多いですが、その呼び名は伝説のカー・メカニック、Johon Cooperの苗字です。コンパクトなボディにCooperのエンジンを積んだ、パフォーマンスモデルMini Cooperの開発がスタート。そして、1965年にドライバーのティモ・マネキンがMini Cooperで世界ラリー選手権「モンテカルロ・ラリー」で優勝したのもファンの間では有名な話です。

 

現在MINI60周年を記念し、日本国内限定車「MINIクロスオーバー ノーフォークエディション」が販売中。さらに、1台のClassic Miniに3組の作家たちが作品を重ねていき、バトンのようにつなげていく「MINI ART BATONプロジェクト」が動いています。そのきっかけは偶然見つかった1枚のメモから。書いたのは、60年前にMINIを開発したイシゴニス氏。内容は「100年後も愛されるMINIを」という未来に向けたメッセージでした。

↑写真左からクリエイティブユニットBob Foundationの朝倉さん、アート・ディレクターのJerry Ukaiさん、アートディレクター・イラストレーターのLetterboyさん。この3組の作家たちがMINI ART BATONプロジェクトに参加。そして、ビー・エム・ダブリュー MINI本部長のピーター・メダラさん

 

最初はBob Foundationとして活躍する、朝倉さんがペイント。ベース車両となるこのClassic miniを所有するオーナーのガレージに、直接訪れたそうです。そこから東京のMINIショールームへ運び、もともと水色だったボディカラーを白色にオールペン。そこに作品を描いています。そしてイベント当日、2番目にJerry Ukaiさんがペイントをスタートさせました。MINIの基本となるよりシンプルで誰にも愛されるフォルムを大事にしながら、よりドライブが楽しめるものに仕上げたいと話します。3番目となるLetterboyさんはまた後日、筆を入れていき年内に完成するとのことです。

↑第1陣の朝倉さんは水色でパターンを描き、ルーフにはチェッカーフラッグを描いています

 

↑第2陣のJerry Ukaiさんは会場にてライブパフォーマンス。繊細なタッチで筆をすすめていきます

 

60年もあれば、MINIの歴史はさまざまです。最初の派生車種は1960年に販売されたバンとオープンピックアップでした。以降、公式・非公式含めた車両が登場。前後にエンジンを備えた「雪上試作車」や、高級リゾートホテル向けに仕立てられ、16台生産されたドアも窓もない「ビーチカー」。全長6mのストレッチリムジン仕様の「MINI XXL」は、2004年のアテネ五輪開催にあわせて実際に製造されました。また、多くの著名人に愛されてきたのもMINIの大きな特徴のひとつ。ジョン・レノンやエリック・クラプトン、エリザベス女王など、世界を魅了したアーティストをはじめ、時代を変えたレジェンド、そして王族までです。

↑ファッション業界をはじめ、異業種との数多くのコラボレーションもありました。1998年に限定1500台で販売された車両「ポール・スミス」も展示。シトラスグリーンの差し色が特徴です

 

MINIの長い歴史を感じられる同イベントが、8月末には大阪府でも開催されます。MINI好きのユーザーで、近くにお住いの方はぜひ!

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