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2020/3/24 21:00

【今、選ぶべきSUV BEST3】デザイン、操る楽しさ、使い勝手、コスパの4番勝負でどうだ!

自動車メーカーがこぞってSUVの新モデルを登場させている今、どれを選べば良いか迷うことも多い。そこで、重視するポイントを4つに分けてベストなSUVをチョイスしました。プロが認めた珠玉のセレクトをご覧あれ!

 

デザインで選ぶならこの3台!

私が選びました!

モータージャーナリスト

清水草一さん

世界中の様々なクルマメーカーのデザイナーへの取材経験を持ちます。スーパーカーはもちろん、ミニバンや軽のデザインにも精通。

 

【1st】SUVの枠を超えた造形としての美しさ

ランドローバー

レンジローバー イヴォーク

472万円〜836万円

 

先代モデルが世界的ヒットとなりましたが、現行の2代目はその資質に一層磨きがかけられています。すっきりとしたクーペ風のデザインに加え、ガソリン、ディーゼルエンジン、マイルドハイブリッドと豊富なパワーユニットも魅力的です。

SPEC【RダイナミックHSE P300 MHEV】●全長×全幅×全高:4371×1996×1649mm●車両重量:1925kg●パワーユニット:1997cc直列4気筒DOHC+ターボ+マイルドHV●最高出力:300PS(221kW)/5500〜6000rpm●最大トルク:400Nm(40.8kg-m)/2000〜4500rpm●WLTCモード燃費:非公表

 

↑オプションで気持ちの良い自然光が降り注ぐパノラミックルーフを設定可能。固定式、スライド式が選択できます

 

↑細身のフロントグリルとヘッドランプが精悍な印象を与えます。大胆に切り込まれたアンダーグリルも特徴です

 

【ココで選んだ】

衝撃的だった先代型に加えられた“崩し”

「2代目は先代イヴォークとどこが変わったか一見わからないが、ほんのわずかな“崩し”が入り、よりデザインが豊穣になっています。ここまで来ると工芸品の世界で、大胆なデザインの変化は必要ないと言えるでしょう」(清水)

 

【2nd】タイヤの存在感に「クルマらしさ」を感じられる

スズキ

ジムニー シエラ

179万3000円〜205万7000円

 

ジムニーの兄貴分であるジムニー シエラ。ジムニーと比較してオーバーフェンダーとなり、タイヤの存在感が強調されていて、クルマらしさを感じられるところがポイントです。もちろん悪路走破の実力は圧倒的なもの。

SPEC【JC・5MT】●全長×全幅×全高:3550×1645×1730mm●車両重量:1070kg●パワーユニット:1460cc直列4気筒DOHC●最高出力:102PS(75kW)/6000rpm●最大トルク:130Nm(13.3kg-m)/4000rpm●WLTCモード燃費:15.0km/L

 

↑ジムニーとほぼ同じエクステリアデザイン。本格4WDとしての力強さが際立つオーバーフェンダーが目を引きます

 

↑シンプルにまとめられたインテリア。過酷な走行環境でも操作しやすいよう、大きめのスイッチ類が特徴

 

【ココで選んだ】

限りない発展性が感じられる「無我の境地」

「ジムニーのデザインは『引き算の美学』を超えた、『何もしない美学』とでもいうものです。タイヤに箱を付けてそこに置きました、とでも言うような無我の境地に、限りない発展性を感じられずにはいられません」(清水)

 

【3rd】「遊ぶSUVデザイン」を具現化したモデル

トヨタ

C-HR

236万7000円〜309万5000円

 

人気のコンパクトクロスオーバーSUV市場に、トヨタが満を持して送り出したモデル。立体駐車場にも収まる1550mmの全高に対して、タイヤサイズは690mmと大型。このバランスが、C-HRの「遊ぶデザイン」を具現化しています。

SPEC【G】●全長×全幅×全高:4385×1795×1550mm●車両重量:1440kg●パワーユニット:1797cc直列4気筒DOHC+モーター●最高出力:98PS(72kW)/5200rpm[モーター:72PS(53kW)]●最大トルク:142Nm(14.5kg-m)/3600rpm[モーター:163Nm(16.6㎏-m)]●WLTCモード燃費:25.8km/L

 

↑リアドアのハンドルは「デザインに溶け込んでいること」と「使いやすいこと」を両立させました

 

↑バックウィンドウの傾斜角を25度で伸ばしていくことで、スピード感あふれるデザインが生まれています

 

【ココで選んだ】

遊びつつもバランス感のある“攻殻”テイスト

「SUVという分野はまだ新しく、それだけにデザイン面で成熟しきっていません。つまり遊びしろが大きい。C-HRはしっかり遊んでいますが、ちゃんとバランスを取っています。この攻殻機動隊テイスト、いいじゃないですか!」(清水)

 

 

操る楽しさで選ぶならこの3台!

私が選びました!

モータージャーナリスト

岡本幸一郎さん

これまで数多くのクルマを乗り継いでいますが、やはり操ってナンボが信条。メーカー独自の走行システムを試すのが大好物です。

 

【1st】悪路でも意のままに操れる抜群の操舵性

トヨタ

RAV4

265万6500円〜388万8500円

 

走破性と操縦安定性を体感できるガソリンモデルにも注目。4WD仕様では前後のトルク配分だけでなく、後輪タイヤのトルクを左右独立で制御する「ダイナミックトルクベクタリングAWD」を採用。思い通りに操る楽しさを存分に味わえます。

SPEC【Adventure】●全長×全幅×全高:4610×1865×1690mm●車両重量:1630kg●パワーユニット:1986cc直列4気筒DOHC●最高出力:171PS(126kW)/6600rpm●最大トルク:207Nm(21.1kg-m)/4800rpm●WLTCモード燃費:15.2km/L

 

↑「マルチテレインセレクト」を4WDに搭載。オフロードにおいて路面状況に最適な4WD性能を引き出します

 

↑最低地上高は200mm。リアタイヤからボディリア下端部の角度は20.5度あるため、急な斜面も平気で走破できます

 

【ココで選んだ】

路面を問わず面白いようによく曲がる!

「『Adventure』の後輪外側の駆動力を高める独自の機構がアンダーステアを抑制し、気持ちのよいコーナリングを実現。舗装路でも滑りやすい路面でも、ステアリングを切ってアクセルを踏むのが楽しみになります」(岡本)

 

【2nd】あらゆる道を駆け抜ける三菱自慢のSUV

三菱

エクリプス クロス

258万6100円〜347万4900円

 

三菱が培ってきた走行性能を存分に味わえるモデル。S-AWC(SUPER ALL WHEEL CONTROL)により、常に4輪を統合して制御することが可能。滑りやすい路面、オフロードでもリニアなハンドリングを実現します。

SPEC【G クリーンディーゼル】●全長×全幅×全高:4405×1805×1685mm●車両重量:1680kg●パワーユニット:2267cc直列4気筒DOHCディーゼル+ターボ●最高出力:145PS(107kW)/3500rpm●最大トルク:380Nm(38.7kg-m)/2000rpm●WLTCモード燃費:14.2km/L

 

↑常時4輪を最適に制御する「S-AWC」を採用。様々な状況下でタイヤの能力を最大限に発揮することが可能です

 

↑全グレードにパドルシフトを標準装備。アップダウンの多い道で活用すれば、キビキビとした走りを楽しむことができます

 

【ココで選んだ】

「S-AWC」が生むリニアで安定した走行性能

「四駆でならした三菱が得意とする4輪の駆動/制動力とステアリングの統合制御により、まさしく意のままにラインをトレースしていけます。軽量な車体に2.2Lディーゼルの力強い低速トルクもインパクト満点です」(岡本)

 

【3rd】選ぶのが楽しいマツダ“新世代”の元祖

マツダ

CX-5

261万8000円〜397万6500円

 

「魂動」デザインを初めて導入したマツダの新世代第1号モデル。初代登場から8年経とうとしていますが、クリーンディーゼルモデルやガソリン、ガソリン+ターボモデルとパワーユニットは豊富。選ぶ楽しさ、走る楽しさは健在です。

SPEC【XD PROACTIVE】●全長×全幅×全高:4545×1840×1690mm●車両重量:1600kg●パワーユニット:2188cc直列4気筒DOHCディーゼル+ターボ●最高出力:190PS(140kW)/4500rpm●最大トルク:450Nm(45.9kg-m)/2000rpm●WLTCモード燃費:19.4km/L

 

↑2.5Lガソリンエンジン+ターボのモデルもチョイス可能。意のままに操れる加速レスポンスが味わえます

 

↑MT(6速マニュアル)が設定されているのもCX-5の特徴のひとつ。操る楽しさを存分に味わうことが可能です

 

【ココで選んだ】

エンジンフィールとハンドリングが楽しい

「静かで振動の少ないディーゼルやパワフルなガソリンターボなどエンジンが秀逸。一部で貴重なMTが選べるのも特徴。エンジントルク制御でハンドリング向上を図る「GVC(※)」によるスムーズな回頭性も独特です」(岡本)

※GVC=G-ベクタリング コントロール

 

使い勝手の良さで選ぶならこの3台!

私が選びました!

モータージャーナリスト

飯田裕子さん

人とクルマと生活という視点のもと、使い勝手も重視してクルマを語るジャーナリスト。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。

 

【1st】フレキシブルなスペースは唯一無二の存在

ホンダ

ヴェゼル

211万3426円〜361万7900円

 

国産コンパクトSUVのベンチマーク的な存在のヴェゼルは、実用的なサイズのなかに超フレキシブルなスペースを持つパッケージングがウリ。販売台数全体の63%を占めるというハイブリッド車のラインナップも魅力です。

SPEC【TOURING】●全長×全幅×全高:4340×1790×1605mm●車両重量:1360kg●パワーユニット:1496cc直列4気筒DOHC+ターボ●最高出力:172PS(127kW)/5500rpm●最大トルク:220Nm(24.4kg-m)/1700rpm〜5500rpm●JC08モード燃費:17.6km/L

 

↑前席下に燃料タンクを置く、ホンダ独自のセンタータンクレイアウト。ラゲッジルームも使いやすい

 

↑分割可倒式の後席座面を畳むと出現するフラットなフロア。レジャー時に靴の履き替えなどもラクに行えます

 

【ココで選んだ】

室内の利用方法を広げる自在なシートアレンジ

「前席下に燃料タンクを置くことで可能となる自在なシートアレンジが最大の魅力。室内の利用方法を思い切り広げてくれます。分割式の後席の座面を畳むとフラットな床が出現。余裕の室内高もヴェゼルの特徴です」(飯田)

 

【2nd】進化を続ける「走れて使える」SUV

三菱

アウトランダーPHEV

393万9100円〜529万4300円

 

三菱がモータースポーツで培った4WD性能や電動化技術を生かした、世界で20万台以上売れているSUVタイプのプラグインハイブリッド。性能や質感ともに進化を続け、PHEVはレジャーにも災害時にも使える電力利用が魅力です。

SPEC【S Edition】●全長×全幅×全高:4695×1800×1710mm●車両重量:1930kg●パワーユニット:2359cc直列4気筒DOHC+2モーター●最高出力:128PS(94kW)/4500rpm[モーター:82PS(60kW)/95PS(70kW)]●最大トルク:199Nm(20.3kg-m)/4500rpm[モーター:137Nm(14.0kg-m)/195Nm(19.9kg-m)]●WLTCモード燃費:16.4km/L

 

↑100ボルトACコンセントの最大出力は1500W。ドライヤーなど消費電力の大きい電化製品も使用可能です

 

↑多彩なシートアレンジが可能なリアシート。5名乗車時でも9インチのゴルフバッグを4個積載することが可能

 

【ココで選んだ】

レジャーに非常時に頼もしい相棒

「アウトランダーPHEVはMサイズSUVならではの収納力や走行性能以外に“電力”も強み。蓄電池とガソリン(満タン)の発電利用で、最大で一般家庭の電力量の約10日ぶんを賄えるのは頼もしい限りです」(飯田)

 

【3rd】安全・デザイン・走りのすべてに抜かりなし

ボルボ

XC40

396万2037円〜569万3519円

 

安全にこだわり続ける同社の独自技術はもちろん、内外装のデザイン性、色、素材選びも注目を集める新世代ボルボの末っ子コンパクトSUV。軽快なドライブフィールと使い勝手の良さも魅力で、総合力に優れるモデルです。

SPEC【T4 Momentum】●全長×全幅×全高:4425×1875×1660mm●車両重量:1610kg●パワーユニット:1968cc直列4気筒DOHC+ターボ●最高出力:190PS(140kW)/4700rpm●最大トルク:300Nm(30.6kg-m)/1400rpm〜4000rpm●JC08モード燃費:13.6km/L

 

↑ラゲッジフロアは折り畳み可能。不要な場合、収納することもできるので、高さのある荷物も積載可能です

 

↑低音用スピーカーをダッシュボード側に設置することで、大容量ポケットを実現。ノートPCも収納可能な大きさです

 

【ココで選んだ】

困った! を解消するきめ細かな配慮に脱帽

「スウェーデンからやってきたXC40は用途を熟慮した小物収納スペースや荷物フックを採用。きめ細かな配慮がボルボの魅力的なデザインに溶け込んでいます。日本人にとってもうれしく、共感できること間違いなし!」(飯田)

 

 

コスパの良さで選ぶならこの3台!

私が選びました!

自動車ライター

安藤修也さん

元本誌編集部のクルマ担当。過去の愛車8台はすべて中古で購入し、痛い目に遭いつつも(笑)、クルマ選びではコスパを重要視します。

 

【1st】爆売れにも納得のコンパクトSUV

トヨタ

ライズ

167万9000円〜228万2200円

 

5ナンバーサイズのボディながら余裕の室内、予防安全技術「スマートアシスト」対応など、すべてにおいて“良”が与えられるモデル。RAV4を想像させるちょっとワイルドなデザインも魅力的です。爆売れ中なのも納得できます。

SPEC【Z(2WD)】●全長×全幅×全高:3995×1695×1620mm●車両重量:980kg●パワーユニット:996cc直列3気筒DOHC+ターボ●最高出力:98PS(72kW)/6000rpm●最大トルク:140Nm(14.3kg-m)/2400〜4000rpm●WLTCモード燃費:18.6km/L

 

↑ホイールベースを2525mmと最大限に拡大。全長3995mmとコンパクトでも、余裕ある室内空間を実現しています

 

↑2段階の高さに設定可能なデッキボード下にも収納スペースを用意。最大で145Lの容量を活用できます

 

【ココで選んだ】

パッケージングに優れた最新鋭モデル

「1.0LクラスのSUVといえばスズキ クロスビーもありますが、ライズは発売されたばかり。最新技術を搭載し、パッケージングやトータルパフォーマンスで優れています。それでいてこの価格。コスパ最高です」(安藤)

 

【2nd】街乗りにジャストサイズなSUV

マツダ

CX-3

216万7000円〜315万1786円

 

全幅こそ1765mmと3ナンバーサイズですが、1550mmに抑えられた全高は立体駐車場に停められるサイズ。街乗りにぴったりのコンパクトSUVです。2.0Lガソリンエンジン、1.8Lディーゼルエンジンを選べるのも魅力のひとつです。

SPEC【XD】●全長×全幅×全高:4275×1765×1550mm●車両重量:1300kg●パワーユニット:1756cc直列4気筒DOHCディーゼル+ターボ●最高出力:116PS(85kW)/4000rpm●最大トルク:270Nm(27.5kg-m)/1600rpm〜2600rpm●WLTCモード燃費:20.0km/L

 

↑発売当初は1.5Lでしたが、商品改良により1.8Lに排気量をアップ。登坂走行や高速道路の追い越し時も余裕が生まれます

 

↑余裕を感じる室内。リアシートはフロントシートより少し高い位置に設定され、クリアな視界を実現しています

 

【ココで選んだ】

小さくてもディーゼルの魅力が味わえる

「最安値でクリーンディーゼルエンジン搭載車が欲しいならコレ。力強いトルク感や低燃費性能という部分でしっかりディーゼルらしさを満喫できます。マツダらしい、内装の質感の高さもコンパクトカーとは思えません」(安藤)

 

【3rd】さりげなくSUVらしさを主張するコンパクト

スズキ

イグニス

140万8000円〜197万8900円

タイヤハウス周囲のフェンダーアーチがさりげなくSUVらしさを演出するコンパクトモデル。大径タイヤと180mmの最低地上高でラフロードの走行もお手のものです。マイルドハイブリッドで力強い走りと低燃費を実現します。

SPEC【HYBRID MZ(2WD)】●全長×全幅×全高:3700×1660×1595mm●車両重量:880kg●パワーユニット:1242cc直列4気筒DOHC+モーター●最高出力:91PS(67kW)/6000rpm[モーター:3.1PS(2.3kW)/1000rpm]●最大トルク:118Nm(12.0kg-m)/4400rpm[モーター:50Nm(5.1kg-m)/100rpm]●JC08モード燃費:28.0km/L

 

↑前席のヒップポイントは地上から615mmの高さに設定。視界もよりクリアになり、運転もしやすいです

 

↑走りと環境性能を両立するKC12型デュアルジェットエンジン。コンパクトな設計で余裕の室内空間を生みます

 

【ココで選んだ】

軽自動車価格を実現したハイブリッドSUV

「SUV的スタイリングは控えめながら、運転しやすい高めのアイポイントや4WDの設定もあり、中身だってしっかりSUV。1.2Lのマイルドハイブリッドを搭載しながら、価格は140万円台からと軽自動車並みです」(安藤)

 

ウルトララグジュアリーSUVの世界

視野を世界に広げてみれば、より超絶なモデルがあった!  4モデル合計で約1億1000万円!

世界的なSUVブームのなか、静観していたように見えた高級車メーカーが次々に参入し、新型モデルをリリースし始めました。どのメーカーもブランドアイデンティティを前面に押し出した個性的なクルマばかり。ここではそんなブランドの4台をご紹介!

 

【その1】正真正銘の砂漠のロールスロイス誕生

ロールス・ロイス

カリナン

3920万円〜

 

世界的なSUVブームの中、満を持して登場したのがロールス・ロイスのカリナン。その内装は同ブランドに究極を求めるセレブリティ納得の仕上がりであり、「魔法の絨毯」と例えられる世界一の乗り心地も健在です。

SPEC●全長×全幅×全高:5340×2000×1835mm●車両重量:2750kg〜●パワーユニット:6748ccV型12気筒●最高出力:571PS(420kW)/5000rpm●最大トルク:850Nm/1600〜4250rpm●JC08モード燃費:非公表

 

↑左右対称デザインのインパネ。中央にはブランド初のタッチパネルを採用したモニターを配しています

 

↑後席は3人がけか2人がけを選択可能。シャンパングラスを載せたり、収納できるスペースも用意されます

 

【その2】300km/hオーバーのスーパーSUV

ランボルギーニ

ウルス

2918万円〜

 

スーパーカーブランドの雄、ランボルギーニからリリースされたスーパーSUV。600PSオーバー、300km/h超えの最高速などエンジンも動力性能も、ブランドに恥じることのないスペックが与えられました。

SPEC●全長×全幅×全高:5112×2016×1638mm●車両重量:2200kg●パワーユニット:3996ccV型8気筒ツインターボ●最高出力:650PS(478kW)/6000rpm●最大トルク:850Nm/2250〜4500rpm●JC08モード燃費:非公表

 

↑ウルスのデザインアイデンティティ、六角形が随所に見られるインパネ。中央のシフトレバーは操縦かん風

 

↑パワーユニットはツインターボ付きの4LV8エンジン。スーパーカーでもトップの出力を誇るモンスターマシンです

 

【その3】SUVでも伝統の走りを追求

ベントレー

ベンテイガ

2081万7000円〜

 

ショーファーユースにも使えますが、ドライバーズカーとしての性格が強いベントレーの伝統を受け継ぐSUV。エアロパーツで武装しパフォーマンスを追求した「スピード」もラインナップに加わりました。

SPEC●全長×全幅×全高:5150×1995×1755mm●車両重量:2530kg●パワーユニット:5945ccV型12気筒ツインターボ●最高出力:608PS(447kW)/6000rpm●最大トルク:900Nm/1350〜4500rpm●JC08モード燃費:非公表

 

↑ブランドのロゴイメージを発展させたデザインというインパネ。レザーシートはハンドクラフトされたもの

 

↑ブライトリング製クロック。車両価格並のオプションで、トゥールビヨン機構を備えた機械式に変更も可能

 

【その4】マイバッハに宿るクラフトマンシップ

メルセデス・ベンツ

マイバッハGLS

想定価格2000万円〜2500万円

 

ダイムラー創業時の主任技師、マイバッハ。現在は最高の技術、贅沢なデザイン、完璧なクラフトマンシップを兼ね備えたモデルに与えられるネーミングです。このSUVもその名に恥じない1台。日本導入は未定です。

SPEC(本国仕様)●全長×全幅×全高:5205×2030×1838mm●車両重量:2785kg●パワーユニット:3982ccV型8気筒ツインターボ●最高出力:558PS(410kW)/6000〜6500rpm●最大トルク:730Nm/2500〜5000rpm●JC08モード燃費:非公表

 

↑ハンドグリップがなければSUVであることを忘れてしまう前席。上質なナッパレザーの使い方はさすがです

 

↑ベースのGLSに対して120mm後方へ移動されたリアシート。フロントシートとの間隔は1103mmと広大

 

文/海野大介

 

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