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2020/2/25 21:00

国産車と輸入車から見る、名車SUVたちの系譜

街中で目にするクルマの半分はSUVといわれるいま、その系譜を時代とともに振り返ります。80年代のクロカンブーム、90年代のワゴンブーム、そして現在のSUVブーム……アナタの記憶はどの時代からあるでしょうか? 国産車と輸入車、各モデルの代表選手27台が勢揃い!

 

SUVという言葉が生まれる前から脈々と受け継がれてきた歴史がある

【JAPAN その1】

1951年

トヨタ ジープBJ型

信頼・耐久・走破性から“世界の道を知っている”と言われる、ランドクルーザーの元祖的存在がBJ型。小型トラックSB型のJ型シャシーを改良し、B型エンジンと呼ばれた3.4ℓ6気筒エンジンを載せたことが車名の由来。

 

【JAPAN その2】

1970年

スズキ ジムニー LJ10

軽トラック、キャリィのエンジンやミッションが流用された初代。ラダーフレームとリジットサスは代々継承されます。

 

【JAPAN その3】

1970年

ホンダ バモスホンダ

軽トラックTN360がベース。フロアを水洗いできるなど使い勝手は良かったが、ユニークな車体ゆえに珍車扱いされました。

 

【JAPAN その4】

1972年

スバル レオーネ エステートバン

ワーキングビークルから発想を得た乗用車タイプの元祖4WDモデル。SUVの始祖のような存在でしょう。

 

【JAPAN その5】

1981年

スズキ ジムニーSJ30

大ヒットした2代目ジムニー。2サイクルエンジン搭載のまま1987年まで作り続けられました。いまも中古車市場で人気。

 

【JAPAN その6】

1982年

トヨタ スプリンターカリブ

乗用車ベースの4WDにワゴンボディと、いまのクロスオーバーSUVの先駆け。RVブームでも存在感を放ちました。

 

【JAPAN その7】

1982年

三菱 パジェロ

デビュー当初は高い走破性を評価するユーザーが多かった初代。途中追加された豪華仕様のエクシードで万人層から支持を受け一躍大ヒット車種に。その人気はそのまま2代目へ引き継がれました。

 

【JAPAN その8】

1994年

三菱 パジェロミニ

タウンユースの快適性とオフローダーの走破性を高い次元で両立。メカ的にはパジェロ譲りの本格派でした。

 

【JAPAN  その9】

1994年

トヨタ RAV4

本格的な悪路走破性能を訴えるクロカン系が主流だったSUV市場。そこにSUVながらも乗用車的な乗り心地で、使い勝手の良いクルマとして大ヒットしたのが初代RAV4です。

 

【JAPAN その10】

1997年

スバル フォレスター

世界ラリー選手権で大活躍したインプレッサベースのステーションワゴン。クロスオーバーSUVでありながらもスポーツカー並みの走りを披露。スポーツSUVという新しいジャンルを作りました。

 

【JAPAN その11】

1997年

トヨタ ハリアー

現在のSUVを語るうえで、なくてはならない金字塔的な存在が初代ハリアー。シティ派SUVは数あれど、そこにプレミア感を付加しオンロード性能を重視したモデルとして、海外でも大人気に。

 

【JAPAN その 12】

1998年

ダイハツ テリオスキッド

軽規格のSUVとして、デフロックを持つフルタイム4WD、5ドアとアピールポイントの多いモデル。写真は2004年の特別仕様車“キスマーク”。

 

【JAPAN  その 13】

2004年

日産 ムラーノ

北米デビューから2年遅れの2004年に国内販売。メルセデスSクラスより広い全幅ながらも好調なセールスを記録。

 

【JAPAN その14】

2010年

日産 ジューク

クーペライクな超個性的デザインが特徴。2011年にはGT-Rのエンジンを搭載したワンオフモデルの登場で話題に。

 

【JAPAN その15】

2016年

トヨタ C-HR

高燃費と走りの楽しさを両立。最近ではターボエンジンの追加や6MTの新設定などがあり、クルマ好きにはうれしい仕様も。

 

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