乗り物
2020/8/7 17:00

サイバーナビで「在車勤務生活」をしたら、本当の「働き方改革」に到達して人生充実した

サイバーナビがNTTドコモの車内向けインターネットサービスに対応したのは2019年冬だ。そのときは、Wi-FiでスマホやPCと接続させて、マイカーをオフィスとして使用できて、働く場所を問わない人にはぴったりだ、という記事を出した。

 

ただし、あのときは「働く場所を問わない」点がネックでもあった。多くのビジネスパーソンは電車を使って通勤し、業務はオフィスで行い、たまに訪問先に行く時にはカフェなどで作業することもあるが、マイカーで業務を行うというのはハードルが高い面もあった。

 

しかし、ニューノーマルの時代になって、普通のビジネスパーソンでもマイカーで仕事できる時代がやってきた。仕事に集中できる空間が自宅にはない――そんな環境に置かれている人が「在車勤務」をするのも珍しい話ではなくなった。

 

筆者は時代がサイバーナビに追いつき、サイバーナビを駆使することでこれまでとは異なる働き方、暮らしができると考えている。では、具体的にどのようなライフスタイルが実現されるのか? 本記事では、サイバーナビあり・なしではどのように生活が変わってくるのかを紹介していきたい。今回は特に共働き世帯に恩恵があると考え、そうした世帯を想定してお届け。編集部のパパ編集者のリレー形式でお届けしていこう。

 

【本記事で紹介する製品】

パイオニア カロッツェリア

サイバーナビ AVIC-CQ910-DC

オープン価格

ドコモの車内向けインターネット接続サービス「docomo in Car Connect」に対応し、一定額(※)を支払うことで4G(LTE網)回線を無制限で利用できるモデル(本モデルでは1年間無料利用権が付属)。本サービスは他デバイスへのテザリングも可能で、自分のスマートフォン、タブレット、PCなどと接続し、通信することも可能だ。サイバーナビらしく、カーナビ性能やエンタメ性能もフラッグシップらしい充実度を誇る。このあたりの機能は記事の中で紹介していこう。

※:金額は1日プラン:500円、 1か月プラン:1500円、 1年プラン:1万2000円。すべて税抜

 

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平日の登園、お迎え、そして生活に「余裕が」

Part.01:二児の父、編集部員・久保田の場合

↑2歳と3歳の娘がいる編集部員。保育園の送り迎えを担当しており、日中がバタバタしがちで集中できる環境の構築に悩んでいる

 

編集部員・久保田は2児の父親だ。コロナ前は、朝は大急ぎで子どもを送り、一旦自宅に戻って出社。時間がない場合はそのまま駅前までクルマで行き、駐車場に止めて出社(その場合はもちろん自腹)。

 

夕方のお迎えに合わせて仕事もそこそこに電車に乗って、滑り込むように園へ。帰ってきてからは子どもの「おなか空いた攻撃」に対応しつつ、夕飯とお風呂タイムが終わって一段落したところで、改めてPCを立ち上げて残りの業務を行う。「私と同じような方がきっと世の中には5億人ぐらいいるはず(※:たくさんいるの意)」とのこと。

 

さて、そんな久保田に通信機能付きサイバーナビのある生活を送ってもらった。まず変わったのが、仕事する場所である。朝、子どもたちをクルマで送ったあと、自宅の駐車場で早速業務をスタート。

「これまで、自宅に戻ると家事を始めてしまって、本格的に仕事をするのが遅くなっていました。でもサイバーナビがあると、駐車した瞬間から仕事モード。8時台に子どもを送って、9時からは集中できるように。日によっては、近場の景色の良いところに止めて仕事をしたり、夕方の買い物に出やすいところで仕事したりするようになりました」(久保田)

 

自宅での仕事は集中力が削がれやすい環境である。コーヒーを入れたり、掃除を始めたりなどなど。それがサイバーナビがあると一気に集中できる。自宅のチェアが貧弱という人もいるかもしれないが、クルマの場合、ある程度の時間座っていることを前提としたしっかりした作りの「シート」なので疲れも少ない。

↑Wi-Fi接続は簡単。Wi-Fi接続やBluetooth接続は設定に手間がかかるデバイスもあるが、デバイスの接続画面から選んでパスワードを入れるだけだ

 

かつ、サイバーナビの場合、エンタメ機能も充実。スマホとWi-FiやBluetoothを連携させて、自分の好きなプレイリストを流すことができる。音はカロッツェリアだから、良質。下手にワークスペースを借りるよりも上質な空間を構築できるのだ。

↑オプションのツイーターの写真。カロッツェリアだから音に徹底的にこだわることができ、マイカーを書斎として構築することもできる

 

仕事する場所を問わなくなったのもサイバーナビのおかげだ。withコロナの時代になって、遠出ができないため、自宅近隣を探索する「マイクロツーリズム」が人気になっている。近くにあるけど知らなかった場所に行って、昼食の時間や仕事の合間に散策することもできる。

 

「在宅勤務では『ランチどうするんだ問題』があると思うんです。朝ご飯の残りを食べたり、作り置きしたおかずを食べたり、といった形で日々は昼食を摂っているのですが、たまにはどこかのランチを食べたくなる。そんなときサイバーナビがあると話題のお店を調べられて、行けて、買って食べられる。サイバーナビがあることで、食生活にもメリハリが出るようになってきました」

↑サイバーナビの場合、周辺検索で最近テレビで取り上げられたお店を検索できる機能があり、お店に行ったり、テイクアウトしたりすることも可能。行動範囲が広がる

 

そして、久保田がサイバーナビを使って一番変わったと語るのが、夕方以降の過ごし方だ

 

「子どものお迎えは、いつも時間ギリギリでヒヤヒヤ。我が家は子どもを迎えにいったあとに、夕飯の買い出しに行くことが多く、夜ご飯も遅めになりがちで、子どもが寝る時間も遅くなって、仕事を再開できるのが22時以降になるなど悩みの種ばかりでしたが、サイバーナビで一変! フットワーク軽く移動できるので、子どもを迎えに行く前に買い物を終わらせて、夕食~お風呂までスムーズに進み、身体的にも精神的にもだいぶラクになっています」

 

サイバーナビの場合、リアルタイムの「駐車場満空情報」を表示できたり、精度の高い交通情報で渋滞を回避できたりも可能。久保田が買い物をする中央線沿線は、夕方の買い物時間帯に駐車場が混雑したり、駅前渋滞が起こったりしがちで、そこでのタイムロスも大幅に軽減されるようになったという。

↑スーパーマーケットの駐車場がいっぱいのときは、近隣の駐車場を検索。満空情報から得られるので、便利

 

↑子どもたちが駄々をこねた場合は、後席に設置できるモニターを使ってなだめることも。なお、サイバーナビはYouTube再生も可能。もちろん、同機の通信機能で見放題だ

 

サイバーナビがなくても、クルマをオフィスとして使うことは不可能ではない。しかし、近年のオフィス業務はデータのやりとりが多いうえ、オンライン会議も多いので、すぐにスマホやWi-Fiルーターの容量制限がかかり、追加料金が発生してしまうだろう。結局、経済的ではない結論に至り、自宅での勤務に戻ってしまうはずだ。

 

結論として、マイカーをオフィスにしたい人は、絶対にサイバーナビを買うべきである。奥さんも在宅勤務の場合、自宅で仕事する日とクルマで仕事する日を夫婦で交換することで、お互いにストレスを溜め込まない。サイバーナビがあることで、仕事の集中度、食生活、子育て、夫婦の距離感、様々なことが変わる。働き方だけが変わるのではなく、それに付随することすべてが変わる。本質的な「働き方に改革」を後押ししてくれるはずだ。

 

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子どもの長期休みを充実でき、ワーケーションを現実のものにしてくれる

Part.02:GetNavi web編集長・山田の場合

↑14歳になる娘がいる編集長。クルマとゲームとアウトドアをこよなく愛する。編集業ということもあり、もともと働き方は自由だったがより本格的な働き方改革を追求すべく、複数の企業と様々な施策を画策中

 

子どもが長期休みのとき、親としては、普段できない体験を子どもにさせたい。そこに最近、「ワーケーション」という考え方が加わった。これは、「ワーク」と「バケーション」をかけ合わせた用語で、旅先でリモートワークしながら休暇もとるスタイルを指す。今回はこれに近しいパターンで、近隣のキャンプ場に出かけた。このとき、サイバーナビがあると雲泥の差なのである。トピックごとに何点かまとめたので紹介していこう。

 

↑夫婦でキャンプ場でリモートワークする図

 

【雲泥の差の理由01~圧倒的に選択肢が広がる】

ワーケーションで選ばれるのが、リゾートらしさのある宿泊施設である。これらの施設にはWi-Fi環境が整っていたり、ワークスペースが設けられたりしていて、それはそれで快適なのだが、やっぱり結構出費がかかる。先の見えないご時世だけに節約したいマインドが強まっているから、なかなか行くモチベーションが出てこないのが現状だ。

 

だが、サイバーナビなら施設の通信環境の有無を気にせず、NTTドコモの電波が入るところならどこでも行ける。今回は、神奈川県の丹沢にあるBOSCO Auto camp base(結構山奥でした)で過ごしたが、電波に関してはまったく問題なかった。Zoomが途切れることも、YouTubeが途切れることもなく、インフラ面では自宅にいるのを同じ感覚で過ごすことができた。ワーケーションの魅力を最大限引き出してくれるのがサイバーナビというわけだ。

↑下から2行目が電波状況。電波はバリバリである(古い)

 

【雲泥の差の理由02~いざとなったら、子どもたちの相手をYouTubeや録画番組にお任せできる】

ワーケーションで個人的におすすめなのが、金曜日の早朝に出かけて現地に入り、午前中はリモート業務、金曜午後から半休をとり、日曜日昼前に出発する形式だ。この場合、平日丸一日会社を休むのが辛い人でも対応しやすいし、木曜日の宿泊費を節約できる。さらに、日曜日の渋滞発生前に帰宅できて身体的にもラクといった様々なメリットがあるのだが、特に大きいのが、金曜午前中の相手を、(必要であれば)サイバーナビがしてくれるという点である。

 

サイバーナビには「ストリーミングビデオ」という機能があり、スマホやPCの感覚でカーナビ上でYouTubeを閲覧することが可能。YouTubeだけでなく、AmazonのFire TV Stickを挿せばAmazonが提供する映像サービスも利用できる。さらに、専用スマホアプリの「DiXiM Play for carrozzeria」を連携させれば、自宅のレコーダーをリモート視聴することも可能。つまり、金曜日の午前中に子どもがぐずったり、勉強に飽きたりしてしまっても受け皿となってくれるエンタメコンテンツが豊富にあるのだ。

↑「DiXiM Play for carrozzeria」。自宅のレコーダーで録画した番組を視聴することができる

 

少し話は逸れるが、ワーケーションでは木曜夜に現地に入り、金曜日はリモート勤務で金曜の終業後から遊ぶケースが人気だが、ファミリー層の場合、子どもが金曜日の丸一日を持て余すことになる。一日中、YouTubeや映像サービス漬けになるのはさすがに気が引けるので、金曜日を午後半休にして、長くても数時間エンタメに触れさせるのがベターなはずだ。

↑もし雨が降ってきても車内で作業できるから快適

 

【雲泥の差の理由03~ドライブが快適すぎる】

ここまでサイバーナビの通信機能ばかりにフォーカスしてきたが、同機の本質はカーナビゲーション。目的地まで快適に案内してくれるので、安心ですよ――なんて解説をしようと思っていたのだが、本取材時にまさにそんな事態が起こった。

 

今回滞在したBOSCO Auto camp baseは神奈川県秦野市にあり、都心からの行き方は2種類。中央自動車道を経由して南下していくか、東名自動車道を経由して北上していくかしかない。

 

が、前者の南下するルートが土砂災害のため通行止めになっていたのだ。サイバーナビを使った山田家はサイバーナビがリルートしてくれたためそれを免れ、スマホナビを使ったカメラマンは通行止めルートを進んでしまい、迂回して2時間近く遅れて到着。これが家族団らんの旅行だった場合は大惨事である。楽しく過ごす予定だった時間が短くなるうえ、妻も子ども不機嫌になり、台無しに。

 

こういった土砂災害による交通規制は頻出するわけではないと思うが、昨今は気候が不安定で規制雨量を超えて通行止めになったり、車線規制を行って渋滞になったりというケースは十分に考えられるはず。こうしたところまでフォローしてくれる最新ナビは心強いといえるはずだ。

↑サイバーナビが出したルート候補の画面。同機には「スーパールート探索」という独自の機能が搭載されており、より高度なルート検索を行ってくれる

 

ちなみに、サイバーナビはこちらも専用アプリの「MapFanAssist」を連携させることで、スマホ上で目的地や経由地を入力してサイバーナビに送信することができる。いちいちクルマに乗ってから設定するのではなく、旅行の合間に次に寄りたいルートの計画を立てることができるのだ。

↑山田家では東名を使ったお出かけの帰りには、鮮魚店の角上魚類に寄るのが定番。出発時間を入力すると到着時間まで表示してくれる(すごい!)ので、旅の計画が本当に立てやすい

 

大自然の中で記事を編集したり、打ち合わせをしたりするのは新鮮だ。Zoomの相手からは「それって合成背景ですか?」と言われるほど。「いえ、リアルです」とドヤ顔で言えるのも楽しい。娘も普段は違う環境が新鮮なのだろう。やっていること自体は、YouTubeを見たり、ゲームをしたり、たまに勉強したりと自宅とさして変わらないのだが、楽しそうである。

↑親仕事、娘Twitterの図

 

カーライフではなくライフを充実させるのがサイバーナビ

今回、久保田と私のサイバーナビの活用ケースを見てもらったが、サイバーナビがなかったら、そもそもクルマで仕事しようにも不便が多いし、キャンプ場でリモートワークしようという発想も出てこないだろう。

 

でもサイバーナビがあればできるし、行けるし、行こうと思うようになる。この「発想と行動力を広げてくれるデバイス」というのは本当に希少で尊い。サイバーナビはずっと「カーライフ」の充実を掲げてきたブランドだったが、それがいま「カー」も取れて、「ライフ」を充実させ、「ワーク」もカバーしてくれる存在になっている。

 

現在、新型コロナウイルスが第一波を上回る猛威をふるっており、積極的な外出は自粛する段階にある。レジャーでの利用は状況を鑑みて慎重に行動してほしい。一方でクルマは安心して移動できるプライベートな空間として見直されており、日々の買い出しや子どもの送り迎え、出社せずに業務が行える方は、ぜひ活用してほしいし、そのときサイバーナビは強い味方になってくれるはずだ。そして、長期的な目線で見たときには、本稿で述べたような新しい生活スタイルを提供してくれるパートナーとして活躍してくれるはずだ。

 

↑本稿では書ききれなかったが、サイバーナビは画質も良い。相当画面に寄っても、アイコンや文字がくっきりと見えて視認性がよく、知らないエリアの運転も安心

 

↑通信し放題になってのもう一つのメリットが地図更新。これまで地図更新はデータをSDカードなどに入れてアップデートする必要があったが、そういった手間な作業からも解放される

 

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撮影:中田 悟 撮影協力:BOSCO Auto camp base