乗り物
2021/1/7 19:15

ブリヂストンの大充実ミュージアム「ブリヂストン イノベーションギャラリー」がオープン!見所を4つにわけて紹介

【その2】WHAT WE OFFER〜モビリティ社会を支える

ここはブリヂストンのを紹介するコーナーです。タイヤの基本原料であるゴムなどの素材そのものからタイヤの構造などを学習でき、幅広い製品群も展示されています。同社が取り扱う自転車や乗用車用、航空機用まで様々なタイヤなどによって社会を支えていることがわかります。参加型の展示も多いのも特徴で、様々なゴム素材を引っ張ってその違いを知るコーナーや、上から落として弾性の違いを体感するコーナーなどを用意しています。空気が抜けても走れるランフラットタイヤの解説や、軽量化技術「ENLITEN(エンライテン)」など、タイヤの最新技術を知ることができるのも見逃せません。

↑ブリヂストンが扱う様々な種類のタイヤを展示し、それらはどんな用途に使われているかを当てるクイズ形式で展示。裏側に答えが表記してある

 

↑タイヤの製造工程をタイヤの素材と共に順を追ってわかりやすく解説されている

 

↑様々な路面を再現したサンプル上で、最適化したタイヤの特徴を知ることができる。驚くのはその路面がホンモノと見紛うほどリアルに再現されていることだ

 

↑タイヤの表面を張り替えて繰り返し使う「リトレッド」について紹介。業務用途ではこの利用が常識となっている。左がすり減ったタイヤで、表面を張り替えて完成させたのが右

 

【その3】HOW WE CREATE〜創造と共創

ここではブリヂストンが手掛けるスポーツ製品や建築ソリューションなど、現在開発中のものも含めた、イノベーションが紹介されています。体験コーナーも多く、NVHソリューションシミュレーターでは騒音、振動、ハーシュネスの発生具合とそれを抑制する効果などを実際に体験。ゴルフのスイングフォームを録画して骨格の動きと体重移動の流れを解析するコーナーも用意されています。また、同社のアスリートやパラアスリートへの支援活動についても紹介されていました。変わったところでは、サイホン原理による新しい排水システム「スマートサイホン」のデモ装置で、同社が建築分野などにも幅広く進出している事業内容を知ることができます。

↑騒音や振動、ハーシュネスを座って体感できるNVHソリューションシミュレーター。NVH効果をON/OFFしてその効果を体感できる

 

↑オリンピック用に開発し、正式採用されたフルカーボン製自転車。車体重量は7kgにも満たないという

 

↑ゴムと樹脂を分子レベルで結びつけた世界初のポリマー「SUSYM(サシム)」を使って試作したタイヤ(コンセプト)

 

↑タイヤ作りで最も重要なパターンの元となる現場を再現した展示。映像と実物で手彫りする様子が解説されていた

 

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