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2022/1/22 19:30

どんな違いがある? 超パワフル極太タイヤの個性派e-Bike3モデルを比較してみました

【比較ポイントB】バッテリー

バッテリーもe-Bikeの性能やデザインに影響する重要なポイント。HAYATEは、ペダル部分にバッテリーを搭載するという世界初の設計を採用しています。MATE Xは太いフレームの内部にバッテリーを内蔵。ISSIMOは外付けタイプのバッテリーですが、フレームと一体でデザインされていて、3モデルとも車体デザインへの影響を極力少なくするための配慮が感じられます。

 

【その1】ROCKA FLAME「HAYATE」

↑ペダル部分にSAMSUNG製バッテリーを搭載するHAYATE。容量は36V/9.6Ah(345.6Wh相当)で、走行モードに応じて200〜70kmのアシスト走行が可能です

 

【その2】MATE. BIKE「MATE X」

↑MATE Xはフレームにバッテリーを内蔵。容量は48V/14.5Ah (696Wh)と48V/17.5Ah(840Wh)から選べ、それぞれ80kmと120kmのアシスト走行を実現します

 

【その3】FANTIC「ISSIMO」

↑フレームと一体デザインされたISSIMOのバッテリー。容量は630Whで、アシスト走行可能な距離は70〜120kmとされています

 

 

【比較ポイントC】フレーム形状

今回比較する3モデルで大きく異なるのがフレーム形状です。HAYATEは前述したようにBMX的なシルエット。MATE Xはバッテリーの収まる四角く太いフレームですが、折り畳み可能という点がユニークです。ISSIMOは乗り降りがしやすいステップスルー型のフレーム形状ですが、トラス(ハシゴ)状のデザインで剛性を確保している点が個性となっています。

 

【その1】ROCKA FLAME「HAYATE」

↑溶接跡の美しいアルミ製のフレームを採用するHAYATE。自転車らしい三角を組み合わせたシルエットです

 

【その2】MATE. BIKE「MATE X」

↑MATE Xはブランドロゴの映える極太フレームが特徴。折り畳めば全高780×全長1030×全幅590×mmのサイズまでコンパクトにできます

 

【その3】FANTIC「ISSIMO」

↑湾曲したステップスルー型のフレームは剛性が落ちやすいのですが、ISSIMOはトラス構造とすることで剛性を確保

 

 

【比較ポイントD】ハンドル周り

ハンドル形状やそれに伴うライディングポジションも3車3様で個性的。HAYATEはハンドルもBMX的な形状ですが、やや後ろめに座るのでライディングポジションはクルーザー的です。MATE Xは高さ調整可能なハンドルなので、体格や好みに応じてライディングポジションを変更可能。ISSIMOはかなり幅の広いハンドルが付いていて、跨るとマウンテンバイクのような姿勢かと思えば、大きめなサドルが後方に付いていているので、どれにも似ていない独特のライディングポジションになります。

 

【その1】ROCKA FLAME「HAYATE」

↑シルエットはBMX的なHAYATEのハンドルですが、手前にベンドしていてゆったり乗れる姿勢になります

 

【その2】MATE. BIKE「MATE X」

↑MATE Xのハンドルは一文字形状。高さ調整が可能なので、高くすることで上体を起こして乗ることもできます

 

【その3】FANTIC「ISSIMO」

↑ほかの2モデルに比べて圧倒的に幅が広いISSMOのハンドル。形状は上に向かって湾曲していてリラックスして握れます

 

 

【比較ポイントE】変速ギア/ブレーキ

変速ギアは3車ともリアのみですが、HAYATEは外装の7速、MATE Xは外装の8速、そしてISSIMOは内装式の8速ギアを採用しています。内装式は重量が重くなるのですが、停止中でも変速操作ができるのがメリットです。3モデルともブレーキは全てディスクブレーキですが、HAYATEは機械式、ISSIMOは油圧式。MATE Xだけは、機械式と油圧式が用意されていて選べるようになっています。

 

【その1】ROCKA FLAME「HAYATE」

↑HAYATEの変速ギアは、シマノ製Tektroグレードの7速

 

【その2】MATE. BIKE「MATE X」

↑シマノ製ALTUSグレードの8速ギアを装備するMATE X

 

【その3】FANTIC「ISSIMO」

↑唯一の内装ギアを採用するISSIMO。段数は5速です

 

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