【比較ポイントF】走行フィーリング
乗ってみたフィーリングもそれぞれ個性的ですが、共通するのは極太のタイヤから想像されるペダルの重さは全く感じないこと。重量もあるのに重さを感じずに走れるのはアシストの恩恵です。
【その1】ROCKA FLAME「HAYATE」
一番、自転車らしい走行フィーリングだったのはHAYATE。ペダルに踏んでいる感覚が伝わってくるので、3モデルの中ではアシストが弱めと言えるかもしれませんが、クルーザーのようなポジションで流している限りは脚に疲れを感じることはありませんでした。
↑重量は31.8kgのHAYATE。唯一キャストタイプのホイールが装備されていて、タイヤが転がっている感覚がダイレクトに伝わってきます
【その2】MATE. BIKE「MATE X」
今回試乗した3モデルの中で唯一ブロックタイプのタイヤを履いているMATE Xですが、そのことによるネガティブな要素はほとんど感じませんでした。重量が3モデルの中で一番軽いというのもありますが、最も軽快な乗り味に感じたほど。アシストでスイスイ進んで行く感覚が気持ちいいです。
↑MATE Xの重量は28.5kg(バッテリー含む)と3モデルの中では一番軽量。ペダルの踏み心地も軽く、前後サスペンションの効果で凸凹道も気にせず走れました
【その3】FANTIC「ISSIMO」
一番、アシストが強く感じたのはM500ユニットを装備したISSIMO。3モデルの中で重量は一番重いのですが、それを感じない走行性です。ペダルにつながるクランクが短いのもあって、ペダルを踏み込むというより、クルクル回していればアシストの力で進んで行ける感覚。ポジションも相まってe-Bikeでしか味わえない乗り味です。
↑33.5kgと一番車重があるISSIMOですが、アシストは最も強力でバイクに近い乗り心地。幅広のハンドルとサドルによる乗車姿勢もユニークです
【今回のまとめ】
今回試乗した3モデルは走行していて、どれも重さが気になるようなことはありませんでした。どのモデルもスタイルの個性が強いので、見た目の好みで選択しても大丈夫でしょう。
ただ、乗り味も含めて選ぶのであれば、やはり価格の高いISSIMOがアシストの強さやブレーキなどのフィーリングも含めて一番走行性能が良好でした。次に良かったモデルが、数値以上に軽く感じたMATE X。街中を走っていて、一番注目を集めたのもこのモデルでした。HAYATEはスタイル的にも乗り味としても、最も自転車らしいもの。
3モデルともバイクと自転車の中間に位置するようなe-Bikeならではの乗り心地を持っているので、新しい物好きな人には見逃せないカテゴリとなっています。
撮影/松川 忍
【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】
↑ROCKA FLAME「HAYATE」 ↑MATE. BIKE「MATE X」 ↑FANTIC「ISSIMO」 ↑HAYATEはハブモータータイプですが、キャストホイールと一体となったタイプを採用。ホイールもBAFANG製です ↑スポークタイプのホイールにハブモーターを採用するMATE X。シルエットへの影響が少なく、デザイン自由度が高いのが特徴 ↑80Nmという高トルクを発揮する「M500」を採用するISSIMO。車体中央のペダル軸部分に搭載するセンタータイプのユニットです ↑ペダル部分にSAMSUNG製バッテリーを搭載するHAYATE。容量は36V/9.6Ah(345.6Wh相当)で、走行モードに応じて200〜70kmのアシスト走行が可能です ↑MATE Xはフレームにバッテリーを内蔵。容量は48V/14.5Ah (696Wh)と48V/17.5Ah(840Wh)から選べ、それぞれ80kmと120kmのアシスト走行を実現します ↑フレームと一体デザインされたISSIMOのバッテリー。容量は630Whで、アシスト走行可能な距離は70〜120kmとされています ↑溶接跡の美しいアルミ製のフレームを採用するHAYATE。自転車らしい三角を組み合わせたシルエットです ↑MATE Xはブランドロゴの映える極太フレームが特徴。折り畳めば全高780×全長1030×全幅590×mmのサイズまでコンパクトにできます ↑湾曲したステップスルー型のフレームは剛性が落ちやすいのですが、ISSIMOはトラス構造とすることで剛性を確保 ↑シルエットはBMX的なHAYATEのハンドルですが、手前にベンドしていてゆったり乗れる姿勢になります ↑MATE Xのハンドルは一文字形状。高さ調整が可能なので、高くすることで上体を起こして乗ることもできます ↑ほかの2モデルに比べて圧倒的に幅が広いISSMOのハンドル。形状は上に向かって湾曲していてリラックスして握れます ↑HAYATEの変速ギアは、シマノ製Tektroグレードの7速 ↑シマノ製ALTUSグレードの8速ギアを装備するMATE X ↑唯一の内装ギアを採用するISSIMO。段数は5速です ↑重量は31.8kgのHAYATE。唯一キャストタイプのホイールが装備されていて、タイヤが転がっている感覚がダイレクトに伝わってきます ↑MATE Xの重量は28.5kg(バッテリー含む)と3モデルの中では一番軽量。ペダルの踏み心地も軽く、前後サスペンションの効果で凸凹道も気にせず走れました ↑33.5kgと一番車重があるISSIMOですが、アシストは最も強力でバイクに近い乗り心地。幅広のハンドルとサドルによる乗車姿勢もユニークです