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2023/3/2 20:30

リーズナブルな価格だけど、しっかり走れるベネリのe-Bike「MANTUS 27 CITY」

最近、注目を集めているe-Bikeと呼ばれるスポーツタイプの電動アシスト自転車ですが、乗りたいとは思っていても、価格がハードルだと感じている人も少なくないのではないでしょうか。たしかに、e-Bikeは元々安いものではないですし、昨今の円安傾向や輸送費の高騰もあって価格は上昇傾向。そんな中で、昨年末に発表されたベネリの「MANTUS 27 CITY(マンタス 27 シティ)」は、17万7210円(税込)という価格もあって話題となっています。

 

発売前ですが、このe-Bikeに試乗する機会があったので、インプレッションをお届けします。

↑「MANTUS 27 CITY」は2023年3月上旬発売予定。カラーはマットブラック(写真)と、ホワイト、シルバーの3色が用意される

 

またぎやすい低床フレームを採用

「MANTUS 27 CITY」のベースとなっているのは、以前に試乗レポートをしたことがある「MANTUS 27 TRK」というモデル。ベースモデルと大きく違うのはフレーム形状で、トップチューブのないステップインと呼ばれるタイプとなっています。それも、単にトップチューブを廃しただけでなく、足が通る部分を低床設計としているのがポイント。小柄な人でも気軽に乗れる作りです。

↑乗り込む際に足を通す部分が低くなる形状なので、乗り降りがしやすい構造

 

そのほかにも、前後タイヤにはフェンダーが装備され、リアのキャリアやフロントのライトも標準装備。e-Bikeではありますが、普段の使い勝手に配慮したモデルになっています。スタンドも安定して車体を支えられる両足タイプで、フロントに装着できるバスケットもオプションで用意されているとのこと。通勤や通学にも安心して使えるモデルといえそうです。

↑フロントには泥はねを防ぐフェンダーだけでなく、ショックを吸収するサスペンションも装備

 

↑リアには荷物やバスケットなども取り付けられるキャリアを標準装備。反射板もキャリアにマウントされる

 

↑フロントに装備されるライトは、バッテリーから給電されるタイプなので、発電機が抵抗になることもない

 

↑スタンドはフレーム中央部に両足タイプを装着。安定して車体を支えられるので安心感が高い

 

ハンドル形状は手前に向けてゆったりとカーブしたもの。握りやすい形状でグリップもエルゴノミックタイプとするなど、長時間走っても疲れにくい設計です。サドルも快適性を重視したタイプで、お尻が痛くなりにくい。

↑手前にカーブした形状のハンドルは、手首が自然なかたちになるので疲れが少ない

 

↑グリップは手のひらを支えるエルゴノミック形状で、こちらも手が痛くなりにくい

 

↑サドルはやや細身の形状だが、肉厚でクッションが効いているので快適性が高い

 

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