また、ハワイの自転車シェアリング開始目的には、交通渋滞緩和という側面もあります。日本にはあまり知られていないことですが、ハワイは交通渋滞がとてもひどい街。朝夕のラッシュアワーのほか、ガソリン価格や車のメンテナンス費用などをもとにした「運転するのに最悪な州」ランキングで、ハワイはアメリカ50州の中でワースト1位に選ばれたこともあるほど。そのため、交通渋滞緩和への期待もあり、始まった自転車シェアリングです。今では1日約2000人が利用し、そのうち約65%の利用者が地元住民だそうです。現在貸し出しスポットの増加が計画されており、車社会が当たり前だったハワイで、自転車を使うという選択肢が浸透してきています。
観光客にとっても、タクシーやレンタカーといった交通手段の他に、自転車シェアリングという選択肢が一つ増えたので便利です。ハワイを訪れた際は、気軽に自転車シェアリングを利用してみてはいかがでしょうか?