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2020/8/18 18:30

1万組以上のカップルからAIが導き出した「恋愛の満足度を上げる」要素

パートナーとの恋愛で満足度を上げるものは、いったい何だと思いますか? 相手の性格? 年齢? 収入? そんな恋愛の満足度について調べるため、AIを使って1万1196組のカップルのデータを分析するという研究が行われました。どんな結果が得られたのでしょうか?

↑AIは恋愛もお手の物?

 

ドキドキするような高揚感を味わったり、心の安らぎを感じたり、自分を肯定する気持ちが芽生えたり、恋愛中の人にはさまざまな感情が芽生えます。では、恋愛の満足感を高めるためには、どんな要因があるのでしょうか? カナダのウェスタン大学の研究チームがその疑問を調べるため、AIを使った大規模調査を行いました。

 

研究チームは43件の調査から1万1196組のカップルのデータを収集し、これを「ランダムフォレスト」と呼ばれる機械学習で分析しました。その結果、恋愛の満足度にもっとも影響を与えることは、「パートナーに対しての真剣度」「相手への感謝」「性生活の満足度」「恋愛での相手の満足度」「パートナー間のケンカ」で、これら5つの要因が最大45%の影響をカップルに与えることが判明しました。

 

一方、性格や年齢、性別といった個人特性に関しては、恋愛の満足度に21%の影響しか及ぼさないことも判明。個人特性のうち、恋愛の満足度に大きく関連するのは「人生に対する満足度」や「ストレスやイライラなどの負の感情」「うつ」「回避型愛着(距離をおいた対人関係を好む傾向のこと)」「不安型愛着(信頼した人から相手にされなくなることを極度に恐れる傾向のこと)」でした。

 

この結果から、パートナーがどんな人かということより、そのパートナーと自分がどんな関係を築くことができるのかが、恋愛の満足度には重要だということが導かれます。見た目が好みの相手や収入の高い相手と恋愛関係になれたらステキな恋愛ができるというのは、あくまでも理想の世界のことであって、実際に満足のいく恋愛を楽しむためには、相手と自分がどんな関係になれるかにかかっているということのようです。

 

精神的な充足感やパートナーとの関係は、数値などで可視化することが難しいもの。でもAIを使った分析で、「恋愛の満足感に関係するのは個人的な特性よりも相手との関係性」ということが明らかになったわけです。その答えを聞いてみると、「やっぱり」と思わずにはいられないものではないでしょうか。

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