雑貨・日用品
2019/2/1 19:00

寝心地だけじゃない! レイコップのまくら「結論、買い」に導いた最大の要因

特殊中材の効果で通気性が高く、熱がこもらない

高反発枕にはラテックス製などさまざまな素材がありますが、Sleexは中材に「三次元網状構造体」シーコア(C-CORE3D)を採用しています。シーコアは立体的な網目構造になったポリエチレンファイバーのこと。これはファイバー同士の隙間が大きいために非常に通気性が良いのが特徴です。

 

筆者は以前、低反発枕を使っていたことがあるのですが、暑い時期は頭と接する面がムレるうえ、こもった熱が逃げにくいのが不快で、羽根枕に買い換えた経緯があります。その点、Sleexは通気性が良く、購入時のまま使用すると暑い日でも枕が「ぬるく」ならず快適でした。ただし、冬は枕が体温で暖まりにくいようにも感じます。寒い時期は少し厚手の枕カバーを利用してもいいでしょう。

↑中材はシーコアといわれるポリエチレンファイバーが複雑に絡み合った立体網状構造体。枕の内部には4枚のシーコアが入っており、写真は一番薄い1cm厚タイプ。隙間が多く、通気性が高いのがわかります

 

4枚の中材を減らすことで高さを変更できる

ところでこのSleex、実は通常の枕のようにひとつの中材にカバーをかけただけの製品ではありません。中材は内部に4パーツ重ねられており、この中材をインナーカバーがまとめ、これをメッシュ状のアウターカバーが包むというもの。アウターカバーはもちろん、インナーカバーを外すことができ、中材パーツを減らすことで枕の高さを低くすることが可能です。

↑Sleexの中身。左からシーコア4枚、インナーカバー、アウターカバー

 

↑シーコアは厚さが異なるものが4枚入っています。1cm厚のシートが2枚、2.5cm厚が1枚、4cm厚が1枚です

 

↑すべてのシートを入れた最大の高さと、一番薄いシートだけを入れた最低の高さの比較。ここまで高さ変更が可能。とはいえ、さすがに1cmシートを1枚で使うことはなさそうですね

 

筆者のベストの高さは4cm×1枚+1cm×2枚だった

購入時はもちろん高さがマックスであり、実測値で約9cmほど。この状態で仰向けで寝ると、筆者は首が曲がってしまい少々呼吸がしにくいと感じました。ただし、横向きにに寝る場合は、この高さがちょうど良い印象です。

↑購入時のフルサイズの高さで寝たところ。仰向き寝だと首が曲がってアゴ下に不自然なシワがより呼吸が苦しい

 

↑ただし、横向きだと首が曲がらず肩にも負担がかからずラク

 

個人的に仰向けで寝るのに最適だった高さは4cm厚と1cm厚×2枚を使用した状態。これ以上パーツを減らすと、仰向けで寝ているうちに後頭部が痛くなってしまいました。

↑4cm厚と1cm厚×2枚を使用した状態で寝たところ。アゴの下のシワがなくなり、マックス状態よりものどがラクになりました。枕の高さ調整の重要さがわかります
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