4)キッチンのシンクにまとめて漬け込む「おでん方式オキシ」
キッチンでは、茶渋などのくすみ、排水溝のぬめり、コンロの油汚れなど、汚れ別に仕切る方法でオキシ漬けを行います。
「なんでもポイポイと同じ場所に漬け込むのは抵抗がありますよね。そこで、レジ袋やゴミ袋を使って、汚れ別に区分けをします。区分けしつつも同時にオキシ漬けをすることで時間短縮になる上に、シンクの中に、湯を多めに張れるので保温効果が高まり、洗浄力が長持ちします」
オキシ漬けをした後は、スポンジで軽くこすってすすぎ洗いをします。「ガンコな油汚れの場合は、毛先を短く切った歯ブラシや、100円ショップで買える粘土ベラでこすると汚れが落ちやすくなります。スポンジでこすりながら、オキシ液と残った汚れをしっかりと洗い流しましょう」
5)冷蔵庫内はスポンジを使った「ついでオキシ」
キッチンのオキシ漬けをしている間に、オキシ溶液を含ませたスポンジで冷蔵庫の外側や内側を拭きましょう。仕上げに、水で絞ったタオルや布巾で拭き上げれば汚れはすっきり!
「冷蔵庫の中は、液だれがこびりついていたり、異臭が残っていたりします。そのため、冷蔵庫のパーツ類を月に1度くらいのペースでオキシ漬けするといいですよ。食べ物を保管する場所なので、オキシ液が残っていないように、オキシ漬け後のすすぎや水拭きは念入りにしてくださいね」
6)トイレの汚れと臭いには高濃度の「オキシパック」
便器の水が溜まっている一番上の喫水線跡や、縁裏の汚れなどをしっかり落とすために、トイレットペーパーで便器の中をパックするように覆います。このとき、ダブルタイプのペーパーは、詰まりを防ぐためにはがして、シングル状態にして使いましょう。そして、40〜50度の湯500mlに対し、5〜10gのオキシクリーンを入れてよく混ぜたオキシ液をスプレーボトルに入れて、便器内に振りかけます。
「汚れの具合によって、オキシ液の濃度を調整してください。全体にまんべんなく振りかけたら、30分〜1時間放置し、流し終えたら、全体をトイレ掃除用のブラシで磨けばスッキリピカピカに!」
7)トイレ全体の汚れには「オキシ拭き」
便器の「オキシパック」をしている間に、スプレーボトルに残ったオキシ液とぞうきんを使って、便器のフタやトイレの床、壁などを「オキシ拭き」します。その後、水拭きをすれば、汚れと悪臭がクリアに。
「小さなお子さんや男性のいるご家庭では、壁や床に尿が飛び散っていることがあります。これが悪臭の要因になるので、壁全体もまんべんなくオキシ拭きをしましょう」
※スプレーボトルに入れたオキシ溶液は1回で使い切るようにしましょう。スプレー内に酸素が発生し、容器の変形や破裂がおきる可能性があります。
8)玄関のたたき部分は「オキシこすり」か「オキシパック」
人が出入りする玄関は、土やほこりが溜まりやすい場所です。軽めの汚れであれば、オキシ溶液をつけたブラシで全体を磨く「オキシこすり」をすれば、キレイになります。タイル部分の汚れが落ちにくい場合は、キッチンペーパーにオキシ溶液を湿らせたものを敷き詰めて「オキシパック」を。30分ほど放置し、その後、歯ブラシなどで汚れ部分を軽くこすればキレイになります。最後は水拭きをして、オキシ溶液をしっかりと落としてください。
「家の顔と言える玄関は、常にクリーンな状態を保つと運気がアップすると言われています。『オキシこすり』や『オキシパック』で風通しのよい状態をキープしましょう」
8つの活用法を紹介していただきました。ちなみに基本的にはどんな場所でも活躍するオキシ漬けですが、一部気を付けなければならない素材もあります。