雑貨・日用品
2020/9/11 17:00

気持ちいい! 涼しい! 痛くない! ゼビオのマスク「アクティブシールド」が本格的かつストレスゼロの良マスクだった!

新型コロナウイルスと共存しなければいけないニューノーマル時代において、口元を覆うマスクは衣服のように身体の一部となり、暮らしの必需品となりました。市場では繊維メーカー、日用品・雑貨メーカー、ファッションブランドのマスクと溢れていて、まさにマスクバブル状態。数多くあるマスクの中から、どれを購入すれば良いのか、分からなくなります。とはいえ、消費者としては、毎日使うものだけに賢い買い物をしたいところ。

 

そんななか、大型スポーツ総合専門店・スーパースポーツゼビオからマスク「アクティブシールド」が登場するとの情報をキャッチ。帝人フロンティアと共同開発した製品です。同社は、衣料製品、繊維原料に加え、インテリア関連製品、建設資材、樹脂製品、フィルム製品などを取り扱う、いわば素材のプロ中のプロ。そこでGetNavi web編集部では、このマスクがどれほど優秀なのか試してみました。

↑アクティブシールドの価格は1100円(税込)。サイズは縦14×横26cm、素材はポリエステル80%、ポリウレタン20%

 

 

【本題前に】マスク選び5つのポイント

本題に入る前に、まずマスクの選び方について判断基準を改めて考えてみましょう。ここでは使い捨ての不織布マスクではなく、洗うことである程度継続して使えるマスクを中心に話を進めていきます。

 

【ポイント1】マスクの形状

マスクの形状によっては頬の部分に隙間ができてしまうものがあます。この隙間から、花粉やウイルスが入ってはマスクとしての機能を十分に果たせないため、形状は重要な要素のひとつ。

 

マスクの形状は、大きく分けて3つのタイプがあります。1つ目は、マスクの代名詞ともいえる平面的な「平型マスク」。2つ目は、立体的になるプリーツ構造を採用した「プリーツ型マスク」。そして3つ目が、顔のラインに沿った形状で密着性を高めた「立体型マスク」です。顔にフィットしやすい立体型マスクは隙間が少なく着用できるのが特徴。

 

【ポイント2】肌触り

使い捨てマスクに使われている不織布マスクでは、肌荒れしやすいという方は多いはず。不織布でないマスクの場合、ガーゼや今治タオル生地、コットンなど肌に優しい素材が使われているものもあります。コットン素材を使ったガーゼマスクやタオル生地のマスクは、肌触りが柔らかく、肌への刺激が少ないのが特徴。肌の弱い方は、肌あたりの優しい素材を使っているマスクを選びましょう。

 

【ポイント3】蒸れや熱のこもりやすさ

特に夏場の時期はマスクの中が蒸れやすくなりますし、熱もこもやすく熱中症の原因になる可能性があります。「プリーツ型マスク」は立体的な形状にできるため、蒸れや熱を防げるのが特徴。「平型マスク」や「立体型マスク」でも素材によっては、通気性を高めたものがあるほか、シルク素材のものは熱がこもりにくいのでおすすめです。

 

【ポイント4】耳への負担

マスクを長時間着用していると耳が痛くなった経験はありませんか? 耳かけゴムは細いタイプが多いので、1か所に負荷が集中し、耳に食い込んでしまいます。また、自分の顔に合っていないサイズのマスクを着用するのも耳が痛くなる原因の1つ。そのような痛みを改善できるようゴムが太めに作られたものや、柔らかい素材で作られたマスクを選びましょう。

 

【ポイント5】メンテナンス性

洗って使えるマスクは、文字通り使用後に洗う必要がありますが、洗ったのになかなか乾かないのは不便。そこで大事なのが速乾性です。速乾機能を持つ素材があると、すぐに乾くので、1日の間で何度も外出をするという方はそうした機能を持つものがおすすめです。

 

「アクティブシールド」を試してみて分かった5つの良さ

上記であげたマスクの選び方5つのポイントを含めながら、スーパースポーツゼビオのアクティブシールドの機能やスペック面にフォーカスし、編集部員・野田のレビューを交えながら解説します。

 

【その1】隙間なく着用でき安心感がある

アクティブシールドは、顔のラインに沿った形状で密着性を高めた立体型マスク。花粉99%カット、紫外線カット効果 UPF50+(夏の太陽光の下で、皮膚が赤くなりはじめる時間を約50倍以上遅らせてくれるという数値)の性能を持っています。

「上下、表裏が分かりづらかったりするマスクがありますが、アクティブシールドは立体型マスクなので上下がすぐ分かります。さらに、ロゴがデザインされているので表裏も一目で分かります。これって非常に重要で、ウイルスが付着しているかもしれない外側面を間違えて内側面に装着してしまったら本末転倒。デザイン的アピールでなく実用的にも◎。装着感は比較的隙間なく着用できる印象ですが、密着感がある分、口の動きが少し制限してしまい人によっては喋りづらくなるかもしれません。ですが、そこは機能とのトレードオフ。公共交通機関など不特定多数の人がいて、発話の必要がない場所では大きな安心感が得られます」(野田)

 

【ポイント2】肌に触れるとヒンヤリ冷たい

アクティブシールドはスーパースポーツゼビオのアイテムだけあって発汗性に優れているだけでなく、伸び縮みする素材でストレスなく着用できる点が魅力です。さらに、肌に触れると冷たく感じる接触冷感機能も備えています。

「触った感触は優しい肌触りです。ポリウレタン製マスクは独特の匂いが若干しますが、アクティブシールドはそのような匂いがありません。また着用すると、肌がほのかにヒンヤリ冷たく感じました。これはありがたい機能です。暑い日はマスク内に温かい息がこもって辛くなりがちですが、アクティブシールドは少し涼しく過ごせました」(野田)

 

【ポイント3】吸汗・速乾性も十分

アクティブシールドにはスーパースポーツゼビオ、オリジナルインナーウェアで採用されている生地“ドライプラス”を使用しています。ドライプラスは、より水分を拡散しやすい“極細ハイマルチ糸”という糸を使用し、素早く汗を吸い取り発散させます。なので、吸汗・速乾性に優れています。

「水分(汗)をマスク外に発散させ、通気性も良く、マスク内の湿度と外気が常に循環し肌側の気持ち良さを保ちます。暑い日に外で長時間着用しても息苦しさはそんなになく、これが秋以降の季節ならより快適に過ごせるはず。通気性に特化したマスクだと感じました」(野田)

 

「ウィズコロナの時代で注目度が高まった自転車通勤。今までは自転車に乗るときにマスクをすると、呼吸でマスク内が濡れるほどでした。さらにメガネ内面がくもり、視界が悪くなるのでマスクなしで走行していましたが、このマスクなら自転車を運転するときに着用していても大丈夫です」(野田)

 

【ポイント4】耳への負担は全くなし!

外出時、仕事中、家でも、長時間マスクを着けていると耳が痛くなってしまうのがタマにキズ。しかし、アクティブシールドは耳かけ部が細いひも形状でなく太いので、そのような煩わしさから解放されます。

「耳かけ部が太いデザインなので、耳への負担が少ないです。もしノーマルの状態で顔のサイズに合わない場合でも、耳かけ部分に切り込みを入れられ調整できるので、フィット感を高められます。長時間着用していても耳の痛みのストレスなく、打ち合わせなどの仕事に集中できました。ちなみに私の顔の場合は、切り込みを入れなくとも大丈でした(笑)。」(野田)

 

↑切り込みを入れてもほつれにくい生地となっています

 

【ポイント5】洗って繰り返し使えて、縮みにくい

マスクを清潔に使用するには洗濯が肝心!汚れやニオイを取り除いて、繊維を傷めないためには、洗濯機ではなく「手洗い」がベストです。アクティブシールドの生地は洗濯耐久性もあり、洗濯による吸汗速乾性能の機能低下も最小限に抑えています。

「手洗いしても一般的な布マスクのように縮むことなく、再利用可能。丁寧に洗うことで、汚れをしっかり落とし、『縮み・しわ・ヨレなどの型くずれ』や、『ゴムが伸びる』などの悩みも軽減できると思います。【ポイント3】でも触れましたが、速乾性に優れているため、すぐ乾くのがとてもイイ! 何枚もマスクを持つ必要がなく1枚でも十分マスク生活を運用できます」(野田)

 

吸汗速乾、接触冷感機能で快適に過ごせる!

↑ピンクチェック、グリーンチェック、グレー、ホワイト、グリーンボタニカルの全5色

 

スーパースポーツゼビオのアクティブシールドは、1枚1100円(税込)というやや高めの価格ですが、それだけの価値はあります。洗濯しても繰り返し再利用ができ、布マスクのように縮む心配もありません。一方でカラーラインナップは柄物もあり5色と豊富ですから、5色揃えてその日の気分で変えるなど気分転換も楽しめます。吸汗速乾性能、接触冷感機能という機能性を備えているので、暑い日でもストレスフリーで快適に過ごせるのでおすすめのマスクですよ。

 

 

※アクティブシールドは、医療用マスクではありません。

 

撮影/篠田麦也、モデル/Kuniko Fujimaki

 

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