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キッチン用品
2020/10/25 11:00

フィスラーの「新作フライパン」が超絶スペック。いつもの食材をごちそうにしてみた

新型コロナウイルスの影響で、自炊をする機会が増えた人も多いでしょう。巷ではそんな人のために本格的な調理道具やキッチン家電が続々と登場していて、今回紹介するフィスラー社の「アダマント プレミアム」もそのひとつ。ドイツ発の高級フライパンの性能やいかに? 実際にいろいろな調理に使ってみて、その実力をレポートします。

 

↑トップブランドの高級フライパンで、さまざまな調理をしてみます

 

世界のフィスラーによる、耐久性と熱伝導に優れたフライパン

フィスラーはドイツのイーダー・オーバーシュタインに本社を構える調理器具ブランド。1845年の創業以来、175年以上もの長きにわたり、優れた金属加工技術とクラフトマンシップで高品質な製品を生み出し続けています。秀逸な機能と美しいデザインがプロ・アマ問わず本物志向の人たちに支持され、今や同社の製品はヨーロッパのみならず、世界70か国以上で販売されています。

 

そんなフィスラーが2020年9月にリリースした「アダマント プレミアム」シリーズは、料理の仕上がりを変える、ワンランク上のコーティングフライパン。独自の「アダマントコーティング」によって、金属ヘラに負けない耐久性と、長期間のくっつきにくさを実現しました。キッチンの大きさや使う場面によって選べる、20cm、24cm、26cm、28cmの4サイズ展開です。

 

↑こちらが「アダマント プレミアム」。写真は26cm(メーカー希望小売価格2万5000円)

 

↑独特のハンドル形状。持ってみるとズッシリと重厚です

 

↑若干深めの万能タイプです

 

↑炭化ケイ素とフッ素樹脂を組み合わせたアダマントコーティング。硬度と耐摩耗性が高いだけでなく、熱伝導も優れています

 

さらに本体に高品質なステンレスを使用することで、優れた保温性を備え、料理のできばえも抜群にアップ。たとえばソテーやステーキなどはしっかりと焼き色がつき、炒めものならシャキッとした食感に仕上がります。

 

↑底面にはロゴの刻印。高い平坦度が要求されるIHなどで加熱した時に、平らになるように設計されているそうです

 

↑側面は美しい鏡面仕上げ。フチは液だれしにくい設計になっていて、汚れにくいのも特徴です

 

アダマントコーティングで、卵も全然くっつかない

それでは実際に調理することで、その性能を体感してみましょう。まずはフライパンにくっついてしまう料理の代表格、目玉焼きを作ってみます。今回は4サイズのうち、26cmのフライパンを使用。

 

フライパンに油を引いて、卵を割り入れるだけのシンプルな料理ですが、違いは歴然。優秀なコーティングのおかげで、驚きのスムーズ感です。

 

↑油なじみが良く、油を入れて少し傾けただけで、全体に広がります

 

↑卵を割ってフライパンに投入します

 

↑くっつきやすい卵でも、フライパンの上をスルッとすべります

 

↑お皿に盛り付ける時もスムーズ

 

あっという間に目玉焼きが完成しました。フライパンの熱伝導率も高く、時間の短縮にもつながります。

 

↑すぐに焼きあがるのは、忙しい朝にはうれしいですね

 

↑白身にはしっかりと火が通り、黄身はいい具合にトロットロ

 

優れた熱伝導で、野菜ソテーもベチャッとならない

フライパンの実力は野菜炒めの水分量でもよく分かります。ということで、次の料理は、ほうれん草ソテー。「アダマント プレミアム」は、ここでもその高スペックを発揮してくれました。

 

↑まずはベーコンを軽く炒めます

 

↑ほうれん草を投入したら、ここからは時間との勝負。サッと仕上げます

 

一般的なフライパンでは、野菜を投入してしばらくすると、野菜から水分が出てきてしまいますが、「アダマント プレミアム」はそんな“野菜炒めあるある”とは無縁。熱伝導性の高いアルミニウム素材を、保温性の高いステンレスで包み込む独自の底構造にすることで、熱をムラなく効率的に通してくれるからです。

 

↑野菜の水分でベチャッとなるようなことはありません

 

↑軽くあおって、盛り付ければ完成です

 

↑目玉焼きに続き、こちらもかなりの短時間フィニッシュです

 

食べてみると、ほうれん草がみずみずしく、シャキッとした食感も。短時間で仕上がるので、余計な水分が逃げないのもポイントです。

 

↑野菜のおいしさがより引き立ちます

 

高い蓄熱性で、ステーキが専門店レベルの味わいに

最後は蓄熱量がモノをいう料理、ステーキを調理してみます。まるで専門店のような仕上がりに感動です。

 

↑油を引いて厚切りのステーキ肉を投入します

 

↑軽く塩・コショウをふりながら火を通します

 

ひっくり返してみると、短い時間でもウマそうな焼き色がついています。熱の伝わり方がすごいことを再実感しました。

 

↑美しい焦げ目がついています

 

↑肉汁も逃げにくく、肉のうまみをしっかり閉じ込められます

 

↑仕上げに赤ワインでフランベします

 

↑こんがりと焼きあがりました

 

食べてみると、周りはカリッとこんがり、中はジューシー。中心まで適度に火が入ったレア加減が絶妙です。一般家庭用のコンロでも、フライパンの力で簡単に本格ステーキが完成しました。

 

↑プロの焼き加減と言っていいレベル

 

いい道具を使えば、毎日の料理がもっとハッピーに

いくつかの料理で試してみましたが、やはりそのポテンシャルは圧倒的。いつもの食材たちが、「アダマント プレミアム」を使えばごちそうに早変わりします。

 

↑毎日の料理が確実にレベルアップします!

 

アダマントコーティングがあるので、お手入れも楽々。油汚れもサラッと洗えます。

 

↑頑固そうな汚れでも、洗剤をつけて洗えば簡単に落ちます

 

一般的なフライパンは、調理直後でも水洗いしたらすぐに冷えますが、「アダマント プレミアム」は表面を洗ったあとも、裏面はしばらく熱いまま。この蓄熱性は圧倒的です。

 

今回はメーカーからお借りしたものなので、ガリガリこすって耐久性を試すことはできませんでした。コーティングがどれくらい持続するかが気になるところです。高い買い物だけに、長期保証があるとうれしいですね。

 

↑価格に見合う性能を持った「アダマント プレミアム」。買い替えの候補にいかがでしょうか?

 

毎日使うと考えたら、ちょっと値が張ってもいいモノを使った方が断然いい。日々のルーティーンだった料理も、とにかく楽しみになるでしょう。「うちのフライパン、そろそろコーティングが限界かな」と思っている人は、ぜひ「アダマント プレミアム」をチェックしてみてください。

 

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