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2020/12/27 17:00

斬鉄剣か!「マクアケ」でバカ売れのダマスカス包丁は見た目も切れ味も鋭すぎた

おうち時間が増えて自炊をする機会も多いはず。調理器具にも様々なヒット商品が生まれていますが、今回紹介するのはアタラシイものや体験の応援購入サービス「Makuake(マクアケ)」で飛ぶように売れている包丁です。その名も「鍛冶の匠」。

↑「鍛冶の匠」はペティナイフ、三徳包丁、牛刀の3種類があり、「Makuake」で1本1万7100円から

 

なんと、プロジェクトの開始初日に、目標金額をはるかに超える400%を達成。以降も購入者が殺到し、1000%も突破するほどの人気ぶりです。Makuakeのプロジェクトページで紹介されている、斬鉄剣(「ルパン三世」の石川五ェ門で有名な、スゴい切れ味の刀)のようなGIF動画に驚いた筆者。実物を借りて切れ味を確かめてみることにしました。

 

神秘の高級鋼材×69層の鍛造×堺職人の巧みな技

届いた包丁は豪華な専用の箱に入っていて、その時点でただものではない貫禄にあふれていました。なかを開けると美しい模様が映える包丁がお目見え。このタイプはダマスカス包丁と呼ばれるもので、「鍛冶の匠」は熟練したエリート職人が独自の鍛錬を加えることで完成されます。

↑特別な専用箱に入っています

 

↑変形A4の「GetNavi」との比較。左から牛刀(刃渡り21.5cm、140g)、三徳包丁(刃渡り19cm、135g)、ペティナイフ(刃渡り15.5cm、80g)

 

また、美しさはもちろん切れ味のよさや耐久性も抜群です。その理由は、ほかの刃物鋼に比べてクロムの含有率が高く不錆性能においても優れ、“神秘の高級鋼材”と呼ばれる「コバルトステンレス刃物鋼ZA18」を採用しているから。芯材にZA18を、表面には片面34層のダマスカス鋼を使用した計69層のプロダクトにより、非の打ち所がない包丁を実現しているのです。

↑「鍛冶の匠」は、600余年の長い歴史を誇る国内屈指の刃物の町・大阪の堺産。優れた職人が多く、その熟練の技によって一つひとつ手作りで生産されています

 

↑持ち手は八角形で手になじむグリップ感を実現。木目が美しい樫の木を焼いてグラデーションを付け、より耐水性を高めるため漆を塗布しているのも特徴です

 

では、実際に切れ味を確かめてみましょう。肉、魚、野菜のなかから、硬いものに柔らかいものと、様々な食材を用意しました。

↑トマトやたらこは薄切りに挑戦。切った食材を使って今回は3品の料理を作ります

 

 

心地いい切れ味で料理の時間が楽しくなる

まずは、刃が鋭くないとうまく切ることが難しい代表格のトマトから。こちらを、透けるほど薄く切れるかどうか試してみます。包丁は、スタンダードな三徳包丁を使用。

↑ご覧の通り。包丁を動かさず、抑えた手でトマトを押すだけでもスパッといきそうな切れ味です

 

驚きなのは、すさまじいほどの刃の立ち具合。トマトの表面にしっかり食い込む鋭さがあり、快感をおぼえるほどスパスパ切れます。そして次はアボカドを種ごと切ってみることに。

↑こちらは少し力が要りますが、両手を使ってちょっと押せば、スパッ、パカッ、ゴロッ

 

ふだんはアボカドを一刀両断しようとは思いませんが、あえてやってみると改めて切れ味のスゴさに感動。アボカドの断面もきれいに切られていて、素材へのストレスが限りなくかかっていないことがわかります。

 

野菜のあとは、柔らかくて切りづらい代表格にトライ。ヘタな包丁を使うと切れないどころか潰れてしまうたらこ。そして、身は切れても皮がなかなか曲者な鶏肉に挑戦してみました。

↑たらこもご覧の通り。生の状態から、この薄さでもスパスパ切れます

 

↑鶏肉だってこの薄さでも楽勝。鶏肉はバツッと切れる音が心地よく、快適な料理体験を約束してくれます

 

ここまで切った食材は、組み合わせてサラダ風にしてみました。鶏肉は茹でて冷まし、たらこは大豆ヨーグルトと混ぜてソースに。つまみにもなる冷菜の完成です。

↑プチトマトや茹でブロッコリーも加えました。ヨーグルトではなくマヨネーズを使えば、コク深い味になります。ソースにわさびを混ぜるとより大人な味わいに

 

次はサイズが大きめの牛刀でトライ。食材は、包丁の切れ味がおいしさにも直結する刺身を切ってみます。

↑牛刀も素晴らしい切れ味。まぐろのサクを用意しましたが、断面の輝きやネタのハリもいいような気がします

 

↑角がピンと立った刺身の完成です

 

ラストはペティナイフの切れ味をチェック。こちらはMakuakeによるとアウトドアでステーキを切るのにもオススメということで、牛肉を焼いて切ってみることにしました。

↑鋭い包丁でないと薄く切るのは難しいのですが、いとも簡単。薄切りのローストビーフや、牛のタタキなどにもオススメです

 

↑牛の赤身肉を使ったステークフリットの完成。肉の繊維質へのダメージが抑えられているからか、ドリップ(うまみ成分が詰まった肉汁のこと)も少ない気がします

 

↑こちらはより牛刀らしい使い方。生の牛肉を薄切りにしてみましたが、やっぱりスパッといきます

 

メンテナンスは一般的な包丁研ぎ器やシャープナー、砥石を利用でき、定期的に手入れをしていけば一生使っていけます。価格はやや高めですが、それだけの価値は十分にあるでしょう。

↑料理の時間が楽しくなること請け合いです

 

プロジェクトは2021年の1月28日まで。気になる人は、Makuakeにより詳しい内容がのっているのでチェックしてみてください。

 

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