雑貨・日用品
イケア
2021/3/10 18:15

イケアの「あのバッグ」vs.ホームセンター各社ーーエコバッグに使える「頑丈バッグ」を比較対決!

イケアのレジ横に必ず置いてある青いボディに持ち手ハンドルが黄色の「フラクタ」という持ち帰りバッグ。Lサイズでも99円(税込)というコストパフォーマンスの良さと頑丈さが魅力の大ヒット商品であり、イケアの象徴とも言えるアイテムです。イケアでの買い物以外にも流用できることから、様々な場面でも目にすることが多いバッグです。

 

イケアの「フラクタ」に採用されている「ポリプロピレン」という素材は、プラスチックの一種であり「接着しにくい」「印刷しにくい」といったデメリットがある一方、比重の軽さと強度にも優れているものです。

 

イケアのフラクタのヒットの影響からか、島忠ホームズ、コーナン、カインズ、ビバホームといったホームセンター各社も、ポリプロピレンを採用したオリジナルの頑丈バッグを展開しています。

 

今回はポリプロピレン製・頑丈バッグの先駆けとも言えるイケアのフラクタとその派生商品をあらためて紹介しながら、各ホームセンターオリジナルのバッグとを比較。コストパフォーマンスと頑丈さ、使うシーンの豊富さでは、どのバッグが一番優れているかを見ていきます。

 

ド定番「フラクタ(L)」は最大25kgまでを運ぶことができる!

フラクタの特徴は、ポリプロピレン100%で汚れても簡単に拭きとれ壊れにくいうえ、最大荷重25kgまで運べるスペック。イケアでの買い物以外に、旅行、ランドリー、海水浴、キャンプなどでも活用できます。

↑イケア「フラクタ(L)」99円(税込)【サイズ:約W550×D350×H370mm】

 

フラクタ(L)に対しフラクタ(M)のマチは半分以下

フラクタにはMサイズもあります。フラクタ(L)よりも間口が狭く、細かいもの/重いものを運ぶ際はこちらのほうが良さそうです。ただし、間口が狭い分マチも約半分以下(L=約370mm、M=約180mm)となっているため、平べったいものを立てずに持ち運びたい際はフラクタ(L)をチョイスしましょう。

↑イケア「フラクタ(M)」99円(税込)【サイズ:約W450×D450×H180mm】

 

↑フラクタ(M・左)とフラクタ(L・右)のマチの違い

 

「フラクタ」から派生したバッグ群はギャラリーで紹介(画像をタップすると詳細が表示されます)

 

島忠ホームズはタグまで「フラクタ」に似せた頑丈バッグ

ここまでイケアのフラクタおよび派生商品をご紹介しましたが、ここからはホームセンター各社のポリプロピレン製の頑丈バッグを見ていきましょう。まずは島忠ホームズが展開するポリプロピレン製バッグからご紹介します。

↑島忠ホームズ「ECOバッグ(S)」140円(税込)【サイズ:約W340×D180×H350mm】

 

持ち手のハンドル部分が白なので、使いまわしていくうちに汚れてしまう心配はありつつも、フラクタよりも深いブルー×白の配色がどことなくクールに映ります。持ち手ハンドルの構造だけでなく、タグまでフラクタに似させていますが、島忠ホームズ「ECOバッグ(S)」はフラクタよりも生地が薄めで柔軟。ヘビーなシーンというよりは、レジ袋の代用品として日常的に使えそうです。

↑フラクタ(左)のタグに似させたと思われる島忠ホームズ ECOバッグ(右)

 

コーナンの頑丈バッグはあえて(?)の白ボディでボタン付き!

コーナンのポリプロピレン製の頑丈バッグは、ボディが白。持ち手ハンドルの濃紺とのコンビネーションが斬新に感じますが、何度も使い込むと、汚れが目立つことにもなりそうです。

↑コーナン「ショッピングバッグ(M)」217円(税込)【サイズ:約W540×D200×H400mm】

 

他方、フラクタに比べて生地が硬く造形が崩れない利点があり、またボディにはボタンがついているなど、気の利いた点が多いのが特徴。217円(税込)という価格と合わせて考えればアリなアイテムでしょう。

↑間口を閉めるボタン

 

カインズの頑丈バッグは、持ち手ハンドルもボディもカーキ色で統一!

フラクタ(L)よりも小さめでありながら、最大荷重はフラクタ(L)と同じく25kgを実現したカインズのポリプロピレン製バッグ。持ち手ハンドル、ボディともにカインズのポートレートカラーでもあるカーキ色が採用されています。

↑カインズ「カインズバッグ(M)」148円(税込)【サイズ:約W450×D180×H450mm】

 

また、ボタンのついたベルトを装備していることで、大量の荷物を入れた際は荷崩れさせないよう配慮がされています。カーキ色というカラーリングと合わせて、特にアウトドアシーンなどでは重宝するでしょう。

↑ボタン付きベルト。既存商品をさらに改良するのがうまいカインズらしい工夫は頑丈バッグにも反映されていました

 

頑丈さでは、ダントツのビバホームのマルチバッグ

ビバホームの関連会社・LIXILビバによるポリプロピレン製バッグ。「落葉・刈草集め」「農作物の収穫袋」「ゴミの分別」「おもちゃ箱」などに使えるもので、ここまでご紹介したイケアおよびホームセンター各社のバッグの中でも、頑丈さではダントツです。

↑ビバホーム「ガーデン強力マルチバッグ(小)」877円(税込)【サイズ:約W400×D350×H400mm】

 

持ち手ハンドルに約60mm幅のものが採用されており、正直「長時間持っていると手が痛くなる」難点も感じましたが、バッグというより「保管箱」のようにして考えれば全く問題がなく、頑丈で優れた商品だと言って良いでしょう。

↑持ち手ハンドルの幅が広いため、長時間の持ち歩きでは手が痛くなるものの、頑丈さではピカイチ

 

【まとめ】コスパ/頑丈さ/用途シーンの豊富さでのトップは……!?

ここまで、イケアのフラクタと、島村ホームズ、コーナン、カインズ、ビバホームといったホームセンター各社のポリプロピレン製・頑丈バッグを見比べてきました。コストパフォーマンスと頑丈さ、使うシーンの豊富さという条件。全てを満たしたバッグを考えると、やはり100円以内のフラクタが最も優れているといえます。

↑コストパフォーマンス、頑丈さ、使うシーンの豊富さ全てを満たしているイケアのフラクタ

 

また、旧タイプのフラクタは縫い目がバッグ内側にあり畳む際の折り目がわかりにくかったのに対し、2021年2月現在の最新版では縫い目が外側にマイナーチェンジされており、進化している点も見逃せません。

↑旧タイプのフラクタは表面。この通り、外側には縫い目がありませんでした

 

↑最新版のフラクタでは、縫い目があえて外側に

 

もちろん、ホームセンター各社のポリプロピレン製・頑丈バッグにも、それぞれ特徴や利点があり、場合によってはフラクタよりも機能を発揮する場合もあるはずです。今回ご紹介の各社のポリプロピレン製・頑丈バッグの内容を見てご参考にしていただき、自分に最適なバッグをチョイスしていただければ。

 

撮影/我妻慶一

 

 

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