アメリカのメジャーリーグ(MLB)には30のチームが存在している。その中で現在、唯一複数の日本人選手が所属しているのがマイアミ・マーリンズだ。
マーリンズは1993年創設の若いチームながら、過去に2度のワールドシリーズ優勝(1997年、2003年)を達成。2011年までのチーム名「フロリダ・マーリンズ」のほうがしっくり来るという人も多いかもしれない。
If it’s his last at-bat in Seattle, Ichiro went out in style. pic.twitter.com/vNdQFXgQuH
— MLB (@MLB) April 19, 2017
4月19日(日本時間20日)の試合で、古巣シアトルを相手に今季初ホームランを放ったイチロー。彼は2015年からマーリンズに所属しており、そこに今年から田澤純一が加わった。
今シーズンここまで8勝7敗の彼らだが、ホームとして使用するマーリンズ・パークでは、ここ最近様々なハプニングが起こっている。
11日のアトランタ・ブレーブス戦では、なんとネコがフィールドに侵入して試合が中断。先日、日本のプロ野球でもDeNA対阪神の試合で同じくネコが試合中に乱入しており、何かの“流行り”なのかと思ってしまう。
横浜ではネコを追い出すことに成功したが、マイアミはスタンドの一角に居座ってしまったため、やむをえず試合をそのまま再開した。結果、マーリンズは8-4で勝利。現地では「ネコの後押し」があったと伝えられている。ネコを追い出したDeNAが阪神に敗れたことを考えると、たしかにその可能性も……。
さらに、翌12日の同じくブレーブス戦において、今度はヒトもやってくれた。
マーリンズのジャンカルロ・スタントンが完璧にとらえたボールは、レフトスタンド一直線。このホームランボールを追って、ファンがスタンド内のプールにダイブしたのだ。
こんなところにプールがあるとは、さすがアメリカ最南端の大都市、常夏のマイアミ!「友人がボールを欲しがったから」という理由がまた素敵である。
何が起こるかわからない。今シーズンのマーリンズは色々な面で楽しいチームとなっている。