年々人気が高まっている酒カテゴリのひとつ「クラフトビール」。そんな時流のなか、またまたファンの心をくすぐる注目店が7月21日にオープンしました。それが、アサヒグループ本社ビルに隣接する「隅田川パブブルワリー」です。
日本のビール界をけん引するトップメーカー・アサヒビールが、本社のおひざ元でクラフトビールの本格展開をスタート。これはかなりエポックメイキングなできごとといえるでしょう! 早速筆者も、その実態を確かめに行ってきました。
どこよりも早くアサヒのクラフト新商品が飲める!
アサヒのクラフトビールの新ブランド「TOKYO 隅田川ブルーイング」が楽しめる「隅田川パブブルワリー」。ここでは、9月12日から東京23区の飲食店で提供される新商品3種を一足お先に飲むことができるんです。
少し話が横道にそれますが、東京都内で初めてクラフトビールを作ったのは、実はアサヒ。1994年にクラフトビール製造会社「株式会社隅田川ブルーイング」を新設し、これまでにおよそ150種類ものレシピを開発したり、小規模ビール事業者の業界参入を支援したりと、さまざまな取り組みを行ってきました。今回紹介する「隅田川パブブルワリー」は、そんな歴史ある醸造施設や直営の飲食店が入ったビルを一部改修して作られました。
それではさっそく、アサヒのノウハウが詰まった新商品の顔ぶれと、お店の特徴をレポートしていきます!
新商品1)ケルシュスタイル 330ml/680円
ケルシュはドイツ・ケルン地方伝統のスタイルのことで、華やかさと清涼感のある後味が特徴のエールビール。アサヒが東京都内1号として作った地ビールをベースにしています。
新商品2)香るヴァイツェン 330ml/700円
厳選した酵母を使用したホワイトビール。小麦麦芽のやわらかな口当たりと果実を思わせる香りが特徴です。数あるレシピの中から、人気のものが選ばれたそう。
新商品3)ビタースタウト280ml/630円
厳選したビターホップを100%使用した、深いコクと上質な苦みが特徴の黒ビール。
同店はフードメニューも多彩。それぞれの料理に合う、おすすめのクラフトビールを教えてくれるので、まずはそれを参考にしてみるのもいいでしょう。
ちなみに「隅田川パブブルワリー」にはラボ的な側面もあり、今後は年間でおよそ10種類の新商品を開発していく予定。先述した3商品の先行販売の件をふまえると、世に出回っていないレアなビールをどこよりも早く味わえるスポットとしても期待できるかも!?
最初は都内23区内だけですが、大手メーカーのクラフトビールが飲食店に広く登場するのは、かなりのビッグニュース。クラフトビール全体に影響を与えそうなアサヒの今後の動きに注目しつつ、お酒好きならまずは飲みに行きましょう!
【SHOP DATA】
TOKYO 隅田川ブルーイング
住所:東京都墨田区吾妻橋1-23-36 アネックスビル 1F・2F
アクセス:東京メトロ銀座線ほか「浅草駅」4・5番出口徒歩3分、都営地下鉄浅草線「本所吾妻橋駅」A3出口徒歩5分
営業時間:<1F>11:00~23:00(フードL.O.22:00/ドリンクL.O.22:30、10/1~2/末は22:00CLOSE) <2F>11:30~22:30(フードL.O.21:30 / ドリンクL.O.22:00)
定休日:年末年始、施設休館日