今年も日本馬が挑戦した競馬の世界最高峰、フランスの凱旋門賞。昨年の有馬記念馬サトノダイヤモンド(牡4歳)とサトノノブレス(牡7歳)の2頭に日本勢初制覇の期待が集まったが、それぞれ15着、16着という結果に終わった。そんななか、同レースを制したのは英国の3歳牝馬、エネイブルだ。
Can Enable put the crown on top of what has been an unforgettable season? Latest odds for the #QPAT – https://t.co/jA8vjIpftA pic.twitter.com/us7JLToaei
— Racing Post (@RacingPost) October 1, 2017
6月の英オークスでG1初制覇を成し遂げると、愛オークス、さらには古馬との初対戦となったキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスを圧勝。このころから凱旋門賞の最有力馬に挙げられ、ヨークシャーオークスでG1 4連勝を達成して臨んだ今回、大手ブックメーカー各社は彼女をダントツの1番人気に推していた。
そこで見せたのが、この圧勝劇!
▶️ INTÉGRALE
Le #QPAT 2017 remporté par #Enable @fgchantilly pour @JuddmonteFarms @FrankieDettori pic.twitter.com/ZO5YjyMs5m— France Galop (@francegalop) October 1, 2017
正攻法で早めに抜け出したエネイブルは、余裕をもって2馬身半差で勝利。最多5回目の凱旋門賞制覇を飾った名手ランフランコ・デットーリはお馴染みの“ジャンプ”でそのよろこびを表した。
Amazing Enable wins the #QPAT !!! pic.twitter.com/8E13nJ6kjo
— Juddmonte Farms (@JuddmonteFarms) October 1, 2017
斤量に恵まれた3歳馬が元々強い凱旋門賞だが、それにしても強かったエネイブル。来年も現役を続行する見込みで、もし2013年、2014年のトレヴ以来となる凱旋門賞連覇を目指すようであれば、再び大きな壁として日本馬の前に立ちはだかりそうだ。