休日の昼下がりから、プシュッと缶ビールを開けるのって最高の贅沢ですよね。そんな爽快な気分のときに飲みたくなるビールが4月3日(火)に新登場します。その名も「一番搾り 匠の冴(さえ)」。
「一番搾り」といえばキリンのフラッグシップブランドですが、「匠の冴」はキリンとセブン&アイ・ホールディングスの共同開発により生まれたビールです。お酒を飲み始めた頃から“ビールといえば一番搾り”派の筆者が、さっそくその味をご紹介したいと思います!
「スッキリしている=味が薄い」ではないのがスゴイ
缶をひと目見るだけでは、これまでの一番搾りとはデザインが少し異なるものの、あまり大きな差はないような印象を受けます。
今回はセブン&アイとの共同開発とはいえ、従来の一番絞りのパッケージを踏襲することで、ちょっと高級な感じが。そう、“共同開発だから安物”というわけではないんです。
まずはひと口いただいてみると……かなりスッキリした味わいです。ビールの苦みが苦手な人も、この澄み切った味わいなら抵抗なく飲めると思います。
こう書くと、「じゃあもともとビール派の自分には物足りなさそうだな」と思われるかもしれませんが、そんなことはないのでご安心を。一番搾りならではの麦芽の旨みがしっかり感じられるので、飲んだあとの満足感もあります。
かく言う筆者も、「スッキリ」と「薄い」は同義だと思っていたのですが、まったくそんなことはありませんでした。むしろ、最近はビールを何杯も続けて飲むのは飽きてしまうと感じていたので、雑味のない味わいの匠の冴なら何杯も続けて飲めそうです。
おいしさの秘密は「氷点下熟成」にアリ
匠の冴は、これまでの一番搾りが追求していた「麦芽100%」による混じり気のない麦芽だけの旨みと、「一番搾り製法」による一番搾り麦汁だけを使った純度の高い旨みに加え、新たな製法を試みています。
新製法は「氷点下熟成」と呼ばれるもので、通常の一番搾りは1~3℃で熟成するのに対し、匠の冴は凍る手前の氷点下の温度帯で熟成させています。こうすることで、すっきりした味わいに仕上げる際の雑味になるタンパク質などが取り除かれるのだとか。
アルコール度数は、一番搾りと同じ5%なので、“新たなバリエーションの一番搾り”として捉えると良さそうです。