ヘルシー志向が高まるアメリカでは、ダイエット目的でスナック代わりに野菜スティックを食べる人が増えています。でも野菜だけポリポリかじるのは味気ないので、セロリにピーナッツバターをつけて食べるのが一般的ですが、カロリーを抑えたい人には抵抗感があります。そこで、そんな人たちの間でいま人気を集めているのが「Hummus(フムス)」。
日本でも話題になりつつあるHummusは、ひよこ豆のペーストで野菜にディップして食べるもの。進化を続けるこの食べ物は味とバラエティが豊富で、いまやスイーツにまでなっており、アンチエイジングにも効果があると言われています。どのような食べ物なのでしょうか?
Hummusとは?
Hummusというのはイスラエルやトルコ、エジプトなどの中東地域発祥で、前述の通り、豆からできたペースト状の料理のこと。ひよこ豆を煮て柔らかくしたものに、「タヒニ」というごまペーストやニンニク、オリーブオイル、レモン汁、スパイスなどを混ぜ合わせディップでいただきます。独特の酸味がありますが、一度食べると止まらなくなる味。ピタチップスと呼ばれるぶ厚目のチップスをディップして食べるのが本場の食べ方のようですが、野菜スティックで食べたり、サンドイッチを作る際のマヨネーズがわりに使ったりすると、よりヘルシーです。
豊富な味のバリエーション
Hummusには、いろいろな味が販売されています。基本の味に加えてガーリックやサルサ、ほうれん草味がある一方、アーティチョークやレッドペッパー(唐辛子)、オリーブにランチドレッシング、キャロットなど、ペースト状のものや具材がトッピングされているものもあります。
さらに、枝豆やブラックビーンズ、キドニービーンズなど、ひよこ豆以外の豆を使ったHummusもあります。そのなかで最近、特に話題になっているのが「スイーツHummus」。ブラウニー味、バニラ味、チョコミント味、スニッカードードル(シナモン)など甘いHummusが楽しめるのです。
Hummusに合う豊富な野菜スティック
ヘルシースナックとしての需要が高い野菜スティックは、スーパーでもたくさん売られています。すでにスティック状にカットされて売られているので、面倒な準備もいらず、ランチのお供に便利。セロリ、ニンジン、ミニトマトなどが人気ですが、アメリカらしいと感じるのは「下ゆでしていない生のブロッコリーとカリフラワー」。慣れるまではブロッコリーの「もさもさ感」が気になりましたが、カリフラワーは生で食べるほうが断然美味しいことが分かりました。生で刻んでサラダに入れればナッツのような食感に驚くはず。