2018年の4月下旬から5月上旬まで、ハワイ島南部にあるカウ地区で「カウコーヒー・フェスティバル」が開催されました。ハワイのコーヒーというとコナコーヒーがよく知られていますが、実はこの「カウコーヒー」こそ、希少だけれど美味しいと注目度が高まっているコーヒーなんです。本稿では、知る人ぞ知る、ハワイのバラエティ豊かなコーヒーについてご紹介しましょう。
1:ハワイコーヒーの王道「コナコーヒー」
ハワイ島西海岸のコナコーストで栽培されるコーヒー豆から作られています。火山があるハワイ島の土壌や日射時間、雨量など、コーヒー豆を育てるのに適した環境が整っているため、「コナコーヒー」は世界最高のコーヒーと評価されています。「ドトール」や「UCC上島珈琲」といった、日本でもおなじみのコーヒーブランドがコナに農園を持っていることからも、ここがコーヒーの産地として優れていることが分かりますよね。苦味が少なく、程よく酸味と甘い香りがするスッキリとした味わいが特徴。
2:いま一番注目されている「カウコーヒー」
ハワイ島のコナ地区よりも南のカウ地区で作られているのがカウコーヒー。世界的に名が知られているコナコーヒーは生産量が限られていますが、カウコーヒーはコナコーヒーよりもさらに生産量が少ないので、とても希少。しかし、ほんのり甘味があって美味しいと評判を呼び、ハワイではいま最も注目されているコーヒーと言えるかもしれません。最近は、ワイキキのカフェやお土産ショップでカウコーヒーを飲んだり購入したりすることができるようになってきました。
3:オアフ島北部の「ワイアルアコーヒー」
オアフ島北部、ワイキキから車で1時間ほど離れたワイアルアと呼ばれる地域でもコーヒー豆が栽培されています。ワイアルアコーヒーの試飲が無料でできる「ワイアルアコーヒーファクトリー」は、日本のバラエティ番組のロケ場所にもなり、観光客にも人気。気になる味わいは、酸味が少なめでスッキリしています。