日本の伝統料理や国民食、またはトレンドフードなどを様々な国の人に試してもらう企画が本連載。今回は、日本らしい味の新商品が登場する一方で、PBも注目されているエナジードリンク。外国人はどう評価する?
外国人がエナジードリンクを比較!
【左】ドイツ:オスカー・ルーメッチ さん
ベルリン出身。エナジードリンクは1週間に約1本、レッドブルを飲みます。
【中央】アメリカ:ルナ・メルセデス さん
ニューヨーク出身。仕事前にモンスターエナジーを飲むことが多いです。
【右】韓国:カン・ジフン さん
プサン出身。故郷では「ハシックス」というエナジードリンクを愛飲しています。
【エントリーNo.1】
サントリー
サントリー 南アルプス
PEAKER ビターエナジー
205円/375mℓ/100mℓあたり33kcal
カフェインを含む茶葉・グアユサやしょうが、ミントなどを使用。自然な味と強炭酸が特徴。
【5点満点で評価】
オスカーさん:3.5
ルナさん:3.5
カンさん:3.0
→total=10.0
「炭酸がかなり強く、味はややジンジャーエールに似ています。でもケミカルな方が私は好き」(ルナさん)
「自然でやさしい味ですが、僕は甘い方がいいな」(カンさん)
【エントリーNo.2】
大正製薬
ライジン ドライ
205円/185mℓ/100mℓあたり43.1kcal
しょうがや、香辛料による抽出物を採用。強い辛味を感じる、キレのよい味となっています。
【5点満点で評価】
オスカーさん:3.0
ルナさん:3.0
カンさん:2.0
→total=8.0
「辛味がピリピリして飲みにくいけど、今回で一番効くのはこれでしょう」(オスカーさん)
「僕にはちょっと辛すぎ。しょうがの効いた日本的な味ですね」(カンさん)
【エントリーNo.3】
マツモトキヨシ
matsukiyo
EX STRONG
150円/250mℓ/100mℓあたり58kcal
ドラッグストアがその知見で作ったPB。液色はまるでメロンソーダ。甘さがあり飲みやすいです。
【5点満点で評価】
オスカーさん:4.0
ルナさん:4.5
カンさん:4.5
→total=13.0
「私が好きなモンスターに似た甘さと濃さ。安いしイイわね!」(ルナさん)
「色は毒々しいけど、王道のエナジードリンクテイストでおいしい!」(オスカーさん)
【エントリーNo.4】
ドン・キホーテ
BLACKOUT DDT
THE SUPER
213円/500mℓ/100mℓあたり53kcal
プロレス団体「DDT」とコラボしたPB。エナジードリンクながら500mℓと、超大容量です。
【5点満点で評価】
オスカーさん:4.5
ルナさん:3.5
カンさん:4.0
→total=12.0
「韓国の『ハシックス』に近い味。もっと濃ければ満点です」(カンさん)
「エナジードリンクの味だけど、薄いかも。私ならワインなどのお酒と混ぜるわ」(ルナさん)
エナジードリンクに対する外国人の基準は甘さと濃さ
ビジネスパーソンや、パーティピープルを中心に支持されているエナジードリンク。最近は「サントリー 南アルプス PEAKER ビターエナジー」が新発売されたりPBが人気を集めたりと、注目されています。そこで今回は、特に話題の4本を集めてテストしました!
「サントリーはしょうがの味と強炭酸、ライジンは辛さが特徴ね。私が好きなエナジードリンクとはちょっと違うわ」(ルナさん)
「ライジンは、味としては辛くてキツいんだけど、機能面ではこれが一番効きそう」(オスカーさん)
大手の商品には独自性があり、機能面や開発力は優秀という声が多かったです。一方、味になじみがあって単純に好みなのはPBのよう。
「PBは王道でわかりやすい味。特にマツキヨが好きです。甘さと濃さが強かったので」(カンさん)
彼らの評価基準は世界的なエナジードリンクのよう。であれば、マツキヨが世界の定番に一番近い?
【今月の1番人気!】やはり日本は薄味の国?外国人は甘く濃い味を好む
外国人は、日本人より甘く濃い味を好むと言われる。今回最も高カロリーだったマツキヨは、それだけ糖分が多いのかもしれません。ですが、その甘さが外国人に好かれたと考えられます。
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文/中山秀明 イラスト/マガポン 撮影/石上 彰(gami写真事務所)