グルメ
2018/10/14 18:30

「日本のエナジードリンク」を外国人がテスト!話題の4本、その評価は?

日本の伝統料理や国民食、またはトレンドフードなどを様々な国の人に試してもらう企画が本連載。今回は、日本らしい味の新商品が登場する一方で、PBも注目されているエナジードリンク。外国人はどう評価する?

 

外国人がエナジードリンクを比較!

【左】ドイツ:オスカー・ルーメッチ さん

ベルリン出身。エナジードリンクは1週間に約1本、レッドブルを飲みます。

【中央】アメリカ:ルナ・メルセデス さん

ニューヨーク出身。仕事前にモンスターエナジーを飲むことが多いです。

【右】韓国:カン・ジフン さん

プサン出身。故郷では「ハシックス」というエナジードリンクを愛飲しています。

 

 

【エントリーNo.1】

サントリー

サントリー 南アルプス

PEAKER ビターエナジー

205円/375mℓ/100mℓあたり33kcal

カフェインを含む茶葉・グアユサやしょうが、ミントなどを使用。自然な味と強炭酸が特徴。

 

【5点満点で評価】

オスカーさん:3.5

ルナさん:3.5

カンさん:3.0

→total=10.0

「炭酸がかなり強く、味はややジンジャーエールに似ています。でもケミカルな方が私は好き」(ルナさん)

「自然でやさしい味ですが、僕は甘い方がいいな」(カンさん)

 

 

【エントリーNo.2】

大正製薬

ライジン ドライ

205円/185mℓ/100mℓあたり43.1kcal

しょうがや、香辛料による抽出物を採用。強い辛味を感じる、キレのよい味となっています。

 

【5点満点で評価】

オスカーさん:3.0

ルナさん:3.0

カンさん:2.0

→total=8.0

「辛味がピリピリして飲みにくいけど、今回で一番効くのはこれでしょう」(オスカーさん)

「僕にはちょっと辛すぎ。しょうがの効いた日本的な味ですね」(カンさん)

 

 

【エントリーNo.3】

マツモトキヨシ

matsukiyo

EX STRONG

150円/250mℓ/100mℓあたり58kcal

ドラッグストアがその知見で作ったPB。液色はまるでメロンソーダ。甘さがあり飲みやすいです。

 

【5点満点で評価】

オスカーさん:4.0

ルナさん:4.5

カンさん:4.5

→total=13.0

「私が好きなモンスターに似た甘さと濃さ。安いしイイわね!」(ルナさん)

「色は毒々しいけど、王道のエナジードリンクテイストでおいしい!」(オスカーさん)

 

 

【エントリーNo.4】

ドン・キホーテ

BLACKOUT DDT

THE SUPER

213円/500mℓ/100mℓあたり53kcal

プロレス団体「DDT」とコラボしたPB。エナジードリンクながら500mℓと、超大容量です。

 

【5点満点で評価】

オスカーさん:4.5

ルナさん:3.5

カンさん:4.0

→total=12.0

「韓国の『ハシックス』に近い味。もっと濃ければ満点です」(カンさん)

「エナジードリンクの味だけど、薄いかも。私ならワインなどのお酒と混ぜるわ」(ルナさん)

 

 

エナジードリンクに対する外国人の基準は甘さと濃さ

ビジネスパーソンや、パーティピープルを中心に支持されているエナジードリンク。最近は「サントリー 南アルプス PEAKER ビターエナジー」が新発売されたりPBが人気を集めたりと、注目されています。そこで今回は、特に話題の4本を集めてテストしました!

 

「サントリーはしょうがの味と強炭酸、ライジンは辛さが特徴ね。私が好きなエナジードリンクとはちょっと違うわ」(ルナさん)

「ライジンは、味としては辛くてキツいんだけど、機能面ではこれが一番効きそう」(オスカーさん)

 

大手の商品には独自性があり、機能面や開発力は優秀という声が多かったです。一方、味になじみがあって単純に好みなのはPBのよう。

「PBは王道でわかりやすい味。特にマツキヨが好きです。甘さと濃さが強かったので」(カンさん)

 

彼らの評価基準は世界的なエナジードリンクのよう。であれば、マツキヨが世界の定番に一番近い?

 

 

【今月の1番人気!】やはり日本は薄味の国?外国人は甘く濃い味を好む

外国人は、日本人より甘く濃い味を好むと言われる。今回最も高カロリーだったマツキヨは、それだけ糖分が多いのかもしれません。ですが、その甘さが外国人に好かれたと考えられます。

 

 

LIFE PEPPERとは?

外国人ネットワークを活用し、日本企業の海外進出支援とインバウンド観光支援を行っています。市場調査からWeb広告までサービスの幅は広く、外国人のアサインもできる総合マーケティング企業です。

 

文/中山秀明 イラスト/マガポン 撮影/石上 彰(gami写真事務所)