毎年星の数ほど登場する生活家電。どれがいいのか見極めるには、その道の専門家が愛用しているものを選べば間違いありません。ここでは、2018年に生活家電に精通した識者たち12人が自腹買い「イチオシ」アイテムを熱く語ってもらいました。
【その1】識者12人中4人も自腹買いした「ほったらかし家電」の代表格
【水なし自動調理鍋】
シャープ
ヘルシオ ホットクック
1.6ℓタイプ/KN-HW16D/実売価格5万1400円
2.4ℓタイプ/KN-HW24C/実売価格6万2170円
素材のうまみが濃厚な無水調理が行える自動調理鍋。撹拌機能搭載で料理を焦げ付きなく仕上げ、味のなじみも良いです。無線LANでクラウドとつながり、音声や画面で献立を提案。KN-HW16Dは好みの火加減や混ぜ方を選べる機能を搭載。
【推薦人1】家電コーディネーター・戸井田園子さん
雑誌やテレビなど幅広い媒体で活躍する家電のプロ。調理家電は主婦目線の使いやすさもしっかりチェックしています。
「予約調理機能をほぼ毎日使用中!朝スープの失敗がなくなった!!」
「予約調理機能が便利。わが家では毎朝スープを飲んでおり、以前は、前夜に鍋で作ったスープを朝温め直す際に吹きこぼしがちでした。でも、コレなら夜予約して朝完成。そのまま保温になり、失敗がなくて感動もの!」
【推薦人2】家電ライター・コヤマタカヒロさん
デジタル機器や生活家電など幅広いジャンルに精通。無類の料理好きで調理家電についての造詣も深いです。
「まぜ技ユニット」が本当に優秀で手作りより上手に料理が仕上がる
「『まぜ技ユニット』が食材を絶妙なタイミングで混ぜてくれて、煮物などがお任せでしっかり味が染み込んだ仕上がりに。無水調理機能も家では大活躍しており、カレーを作っても野菜の甘みが圧倒的な、濃厚な味になります!」
【推薦人3】家電ライター・田中真紀子さん
雑誌、ウェブで執筆活動を展開。生活家電、美容家電が得意。主婦目線・ママ目線でのレビューを心がけています。
「手作りしたいけど忙しくてムリ」という主婦の葛藤を見事に解決!
「『食事は手作りしたいけど、忙しくて時間がない!』という葛藤を見事に解決! 無線LANでクラウドとつながり、AIが提案してくれたレシピはスマホアプリでも見られる。定番以外のアレンジメニューが試せるのも楽しいです」
【推薦人4】家電ライター・伊森ちづるさん
家電流通、生活家電を中心に取材記事、レビューを執筆。3日に1度は家電量販店に通うほどの家電好き。
アプリ連動で買い物の効率が上がり料理のバリエーションも増えた!
「評判が良かったので、1年近く悩んで2.4ℓのほうを購入。決め手はフルドット液晶。日本語のメニューも読みやすく、レシピなどがわかりやすい。また連動アプリでは専用レシピの検索が可能で、効率良く買い物できるようになりました」
【その2】グリル機能の陰で目立たないが実は「定番料理の時短化」がスゴい!
【オーブンレンジ】
パナソニック
3つ星ビストロ スチームオーブンレンジ NE-BS1500
実売価格15万6730円
グリル皿の遠赤反射率を2倍にし、裏面の発熱効率も高めてさらなる高火力を実現。マイクロ波制御をよりきめ細かく行うことで、自動メニューも時短しました。排気システムの改良などで高さ45㎝スペースにも設置可能に。
【推薦人】デジタル&家電ライター コヤマタカヒロさん
デジタル機器、生活家電など幅広い家電ジャンルに精通。料理好きで、米・食味鑑定士の資格も持っています。
「グリル時の最高温度が従来モデルより約30℃上がり、料理がより香ばしくジューシーに焼けるようになりました。スペアリブなど豪華で派手な料理ができるのもうれしいですが、ボウルを使った煮物やパスタなど日常の定番料理が短時間で作れるようになったのもポイントが高い!」
【その3】あえてシンプルにした機能と遊び心に溢れた操作性がお気に入り
【オーブンレンジ】
バルミューダ
BALMUDA The Range
実売価格5万4000円(白・黒は4万3500円)
「自動あたため」「冷凍ごはん」「オーブン」などモードを6つに絞り、直感的操作を優先したオーブンレンジ。ダイヤルを回すとギター音が流れるなどの楽しいギミックと、ムダを削いだシンプルなデザインも魅力です。
【推薦人】家電王 中村 剛さん
東京電力エナジーパートナー勤務。「くらしのラボ」にて動画を配信。テレビの家電通選手権で優勝歴あり。
「多機能な製品が多いなか、あえてのシンプルさが良い。スッキリとしたデザインも、わが家のキッチンに映えます。メニュー設定時などの音がギターの和音だったり、温め終了後、ディスプレイに「ENJOY」と表示されたりと遊び心も気に入っています」
【その4】“1450Wの限界”を超えた高火力でごはんが異次元レベルにおいしい!
【炊飯器】
ZOJIRUSHI
圧力IH炊飯ジャー 炎舞炊き NW-KA10
実売価格10万7700円
本体底に3個のIHヒーターを設置。各ヒーターの火力を独立制御してかまど炊きの炎の“ゆらぎ”を再現しました。従来より単位面積あたり4倍以上の火力で、米がふっくらもちもちに仕上がります。121通りの「わが家炊き」の炊き分け範囲を拡大。
【推薦人】 家電コーディネーター 戸井田園子さん
消費者目線の製品評価で読者の信頼も絶大。大手メーカーの高級炊飯器はすべて実際に使い、性能・機能を検証。
「ひとつのコンセントで耐えうる電力が1500Wまでなので、通常の炊飯器は1450Wが限界。でもコレは独自構造で従来より単位面積あたり4倍以上の高火力での加熱を可能に。実際コレで炊くとごはんが甘い。粒立ちも良く、毎日絶品ごはんを堪能できて幸せ!」
【その5】ハリと弾力のあるごはんが炊け低温調理器としても優秀
【炊飯器】
VERMICULAR
バーミキュラ ライスポット
実売価格8万6184円
高気密な鋳物ホーロー鍋の技術とIHの細かな火加減調節技術を融合。3層コートのホーローの遠赤効果と効率的な蒸気対流、かまどのように鍋を包み込む加熱方式で、弾力がありながら粒感の立った食感に炊き上げます。
【推薦人】家電ライター 倉本 春さん
家電製品の紹介と解説を中心に執筆。カフェのオーナーシェフの経験もあり、料理にはこだわりがあります。
「家電ライターとして様々な高級炊飯器を試しましたが、これで炊いたごはんのハリと弾力は衝撃的。調理モードの保温温度の自由度が高いのも魅力です。肉を58℃で3〜6時間ほど低温調理し、最後にフライパンで焼き目をつけるステーキは最高!!」