グルメ
2019/3/27 18:30

調味料をふりかけるだけ!? 作り置き料理が味変でマンネリ知らず!

我が家では、スープなどの汁物は鍋いっぱいに作っておいて、次の日も食べることが多い。でも、同じメニューだと飽きてしまうし……。「栄養満点で作り置きできる料理」のようなメニューで、味に変化をつけられるレシピアイデアはないだろうか? ということで、レシピ本も多数手がけている管理栄養士の今泉マユ子さんに飽きずに作り置きを食べられるコツを教えてもらいました。

これぞ万能食材! 栄養満点でおいしくて作り置きして時短できるなんて
https://getnavi.jp/cuisine/250982/

 

調味料のちょい足しや、具材のアレンジで味変!

———この前、鍋いっぱいにスープを作ったんですが、次の日には家族みんな飽きてしまって、結局余ってしまったんですよ。上手に味を変えられるといいんですが、作る手間もあるし……どうしたらいいですかね?

 


今泉さん「そういうこと、よくありますよね。実は最近、“味変”させるのに便利な調味料を見つけたんです! それが粉末状の味噌調味料「×MISO(カケルミソ)」。料理に振りかけるだけで、味噌の風味とコク、まろやかさが加わり、ひと味違ったおいしさが楽しめますよ!」

 

———振りかけるだけとは、とっても手軽ですね! どんな料理に合うんでしょうか?

 


今泉さん「いろいろな料理に合うので、絞るのが難しいところですが(笑)、例えば今の季節におすすめなのは、『キャベツとさばの豆乳コーンスープ』ですね。旬の春キャベツを使い、コーンの鮮やかな黄色がアクセント。見た目にも春を感じる仕上がりかつ、季節の変わり目でお腹の調子が悪いときにもぴったり。具材を軟らかく煮たスープだから、消化が良いんです」

 

———おいしそうですね! 最近お腹の調子がどうも……豆乳は健康にいいイメージだから、ぜひ作ってみたいです。

 


今泉さん「大豆を原料とした豆乳は、とっても体に良いんですよ! 豆乳はさまざまな栄養素を含んでいますが、お腹の調子が悪いときに注目したいのが、大豆の甘み成分であるオリゴ糖。オリゴ糖は腸内にある善玉菌の働きを活発にさせ、腸内環境をととのえる作用があります。さらには豆乳を使うことでスープにとろみがつき、満足感もアップ!」

 

———お腹に優しく、なおかつ満足感もあるとは! 他にも、お腹にやさしいポイントはあるんでしょうか?

 


今泉さん「胃の粘膜を健康にする『キャベジン』と呼ばれるビタミンUを含んでいるキャベツを使っていることですね。ちなみに、キャベツは繊維を断つように切ると、より軟らかな食感になります。特に芯の部分は硬いので、消化の良さを意識するなら、芯だけでも繊維を断つようにカットしましょう!」

 

———芯は硬くて捨ててしまってたから、もったいなかったんですよね。今度からは繊維を断つように切って使います! でも、『キャベツとさばの豆乳コーンスープ』というからには、さばを使うんですよね? 魚の調理が苦手なんですが……。

 


今泉さん「心配ご無用! 生のさばではなく、さばの水煮缶を使います。何の下ごしらえもいらないし、時短にもなりますよ。だし汁と豆乳で具材を煮るだけですから、あっという間にできちゃいます(笑)」

 

———満足感があって消化が良く、さらには簡単だなんて素晴らしい! ところで、「×MISO(カケルミソ)」で味変するにはどうすれば?

 


今泉さん「そこが肝心な部分でしたね! 私の場合は、1杯目はそのまま食べて、お替わりしたり次の日に食べるときに『×MISO(カケルミソ)』を振りかけます。プレーン、柚子入り、黒こしょうの3種類1セットなので、お好みで選べるのも良いですよね。私は特に、黒こしょうがお気に入りです。ふりかけのように白いごはんにかけるだけでもおいしいですよ!」

 

———うーん、試してみたくなりますね! 今回教えてもらったレシピはだし汁を使ったスープだから、一緒にうどんを煮てもおいしそうですねえ。

 


今泉さん「ナイスアイデアですね。うどんはもちろん、スープでご飯を煮て、雑炊風に食べてもおいしいですよ。あと、焼き餅を加えるのもおすすめ。スープに香ばしさが加わり、ボリュームも満点です!」

 

———そのアレンジ、早速実践してみます! 今泉さん、どうもありがとうございました!」

 

アレンジしやすい「キャベツとさばの豆乳コーンスープ」


①キャベツの葉は食べやすい大きさに切り、芯は斜めの薄切りにする。

 


②鍋にだし汁、キャベツを入れて火に掛け、沸騰したら、弱めの中火で3〜4分ほど煮る。

 


③キャベツが軟らかくなったら汁ごとさばの水煮を加え、身をほぐしながら混ぜる。

 


④コーンと豆乳を加え、3〜4本ほど温めれば完成。

 

【材料(3〜4人前)】
キャベツ…1〜2枚(100g)
だし汁…2カップ
さばの水煮缶…1缶
スイートコーン…60g
豆乳…1カップ

 

まとめ

振りかけるだけの調味料でアレンジ!

今泉さんが教えてくれた「キャベツとさばの豆乳コーンスープ」、具材を変えるだけで、アレンジも簡単! どんな具材を入れようか、考えるのも楽しいですよね。次の日も食べる場合は、「×MISO(カケルミソ)」を振りかけるだけで味変。マンネリに悩む我々の救世主ですね!

 

【商品情報】

DIDYCO×和泉屋商店「×MISO(カケルミソ)3本セット
3240円(送料無料)

 

管理栄養士/防災士/災害食専門員|今泉マユ子さん

1969年徳島県生まれ。1男1女の母。食育指導士、エコ・クッキングナビゲーター、ジュニア野菜ソムリエ、フードライフコーディネーター、環境アレルギーアドバイザーなどの資格も持つ。管理栄養士として大手企業社員食堂・病院・保育園に長年、勤務。現在は企業アドバイザー・防災食アドバイザーとしてレシピ開発や商品開発に携わるほか、防災士・日本災害食学会災害食専門員・水のマイスターなどの資格を生かし、全国各地で幅広く講演・講座・ワークショップを行う。テレビ出演をはじめ、新聞・雑誌でも活躍し、「レトルトの女王のアイデアレシピ ラクラクごはん」「防災教室 身の守りかたがわかる本」のほか、著書も多数。

https://ameblo.jp/gogoshokuiku/