電気シェーバーの高級モデルの実力を徹底的に深掘りする検証企画の第二回弾。前回のパナソニック・ラムダッシュES-LV9DXに続いて今回取り上げるのは、ブラウン シリーズ9です。
ブラウンといえば、パナソニック、フィリップスと並ぶ“電気シェーバーBIG3”のひとつ。その高い深剃り性能で根強いファンも多いブランドです。そんな同社の最上位モデルについて、「深剃り具合」「肌への負担」「操作性」「メンテナンス性」「付加機能」の5項目で幅広く検証していきます。
【チェックする機種はコチラ】
人工知能や音波振動、多彩なカットシステムで効率の良い深剃りを実現!
ブラウン
シリーズ9 9295cc
実売価格3万8800円
4枚刃+αの5カットシステムを組み合わせ、同社史上最高の「肌にやさしい深剃り」を実現したモデル。寝たヒゲを持ち上げてカットする「チタン加工極薄リフトアップ刃」やくせヒゲの向きを揃える「くせヒゲキャッチ刃」などにより、少ないストロークでより多くのヒゲを剃り切ります。また、人工知能がヒゲの濃さを検知しパワーを自動調節。毎分1万回の音波振動で肌を震わせ、皮膚内のヒゲまで“浮かせる”ため、より肌への負担の少ない深剃りが可能です。100%防水仕様でシャワールームでの「お風呂剃り」にも対応。
SPEC●刃の枚数:4枚刃●駆動方式:往復式●フロートヘッド:密着3Dヘッド●充電時間:1時間●連続稼働時間:約50分●サイズ/質量(本体):W66×H168×D44mm/約210g
検証結果はコチラ
【深剃り具合】
肌への負担を抑えながら、70秒で早くもまずまずの剃り上がりに
シェービングを3分行い、ヒゲの剃れ具合を見た目と手で触った感覚で確認しました。
本機は独自の「音波振動」を採用し、皮膚の奥に引っ込むヒゲも露出させて深剃りするのだとか。また、この振動のおかげでヘッドも肌の上をスムーズに動かせると感じます。
また、シェービング中はヘッドが前後に大きく可動すると同時に、フロート状態の4枚刃があごや口元など顔の局面に滑らかに追随して沈み込みます。そのため、ヘッドを強く押し付けなくても、4枚の刃が肌に密着して効率の良いシェービングが可能になっています。
シェービングは、開始70秒ほどで、早くもひと通りヒゲが剃れた感覚がありました。ただ、手で触ってみるとところどころに短い剃り残しがあったので、その後もシェービングを続行。ちょうど3分経った時点で、満足感のある剃り上がりになりました。
くせヒゲもしっかり剃ってくれる実感があった
ちなみに本機は、900パターンの網目で様々な向きに伸びたヒゲを捕らえる「ディープキャッチ網刃」や、寝たヒゲの下に入り込んでヒゲを持ち上げる「チタン加工極薄リフトアップ刃」など3種4枚の外刃と、肌を伸ばす役割のストレッチスキンガードを搭載し、あらゆる形状のヒゲに対応。「くせヒゲを剃り残してしまう」ということがなかったのも印象に残りました。