暑い季節、誰もが気になるのが夏バテです。身体がだるくなると、仕事や日常生活にも影響を及ぼしてしまいます。そこで今回は、夏バテの原因や対策、その予防に使えるアイテムを、疲労回復の専門家・瀧本銀次朗さんに聞いてきました。
【ナビゲータープロフィール】
瀧本銀次朗さん
体育大学卒業後、バレーボールチーム「千葉ゼルバ」などのトレーナーを歴任。そののち、24時間営業ジム各店舗のマネージメントを行う。現在は、千葉県市川市に疲労回復専門ジム「LOHASKIN(ロハスキン)」を開業、”鍛えないジム”として新時代のフィットネス普及のために活動している。
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夏バテを予防するには? 原因と対策を伝授
瀧本さんによれば、夏バテの原因は大きく分けて3つあるそうです。ひとつひとつ見ていきましょう。
夏バテの原因の3ポイントをチェック
①汗のかきすぎによる脱水
気温も湿度も高い時期、身体は体内の熱を外に逃がすためにたくさんの汗をかきます。汗を大量にかくと、体内の水分が少なくなってしまい脱水状態に。体内の水分が少なくなることで体温調整がうまくいかなくなり、全身の疲労を感じるようになります。
②自律神経の乱れ
暑い野外と、クーラーが効いて寒いくらいに冷えた室内との行き来を繰り返すことで、体温調整をするための自律神経が乱れてしまいます。この自律神経が乱れることによってより疲労が溜まりやすくなり、夏バテが起こります。
③睡眠不足
夜も暑くてなかなか寝付けない日が続くと、睡眠不足になりがちです。朝起きても、疲労が溜まったままになってしまいます。
では、どのように対策すればよいかというと……自宅の中と外に分けた対策が必要だそうです。
家の内外でできる、夏バテ対策術
自宅の中でできる対策
エアコンを活用し、室内の温度・湿度を適度にコントロールしましょう。ただし、涼しければ涼しいほどいいというわけではありません。外気温と室内の温度差があまりにもかけ離れてしまうと自律神経の乱れにつながってしまうため、冷やしすぎにも注意してください。理想は外気温−5度以内。それでも暑苦しさを感じる時は、除湿や保冷剤などをつかった身体の冷却を試してみましょう。
自宅の外でできる対策
外では冷房の温度をコントロールできません。冷房が強い場所では、直接身体に冷風が当たらないよう、薄手の上着などを常備しておきましょう。こまめな水分補給はもちろん、アイテムを適切に使って汗が過剰に出ないよう対策します。
以下では、自宅の中・外でそれぞれ使えるアイテムを4つ紹介。使えるものをしっかり活用して、暑い夏を元気に乗り越えましょう!
夏バテ予防! 猛暑による疲労を回復させるアイテム4選
[01]
季節・場所を選ばず使えるパワフル除湿機
ベルソス
コンプレッサー式除湿機
実売価格1万3800円
家中どこでも使えるコンパクトな除湿機。夏の湿気取りにはもちろん、浴室のカビ対策、衣類の部屋干しにも使うことができ、オールシーズンで活躍します。
「ジメジメした室内を除湿したいけど、エアコンの風が苦手という方におすすめです。持ち運びできるので、エアコンのない部屋でも扇風機と併用すれば、不快なジメジメ感をなくすことができます」(瀧本さん)
[02]
快適な温度を長時間キープする保冷枕
クロッツ
ひんやり枕
実売価格4980円
保冷剤入りの枕。断熱性に優れたウエットスーツ素材を使っており、快適な表面温度を長時間保ちます。
「通常の保冷剤は冷やすと固まってしまい、枕として使うと頭や首に負担がかかってしまいますが、本品は固まらないタイプの素材を使っています。本品を使えば、身体の熱をとり、寝つきを良くすることができます」(瀧本さん)
[03]
手軽なアイテムが、寝苦しさを防ぐ
COLORS
冷感 敷きパッド
実売価格1333円
熱伝導率の高い素材を採用し、触れた肌に冷感を与えてくれるふとん敷きパッド。付け外しが簡単で、こまめな洗濯ができるため衛生的です。
「布団やベッドのマットレスの上に敷くだけで使える手ごろなアイテムです。暑さによる夜間の寝苦しさを防ぐことで、睡眠不足の解消につながります」(瀧本さん)
[04]
猛暑日の外出には欠かせない
roryXtyle
瞬間クールタオル
実売価格1000円
濡らすことで抜群の冷感をもたらすタオル。濡らして絞って振るだけで、表面温度16℃のひんやりタオルを作ることができます。
「安価なうえ、繰り返し使用が可能なアイテムです。不快な汗を拭き取るだけではなく、身体を冷やす効果も期待できます」(瀧本さん)
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