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洗濯機
2019/10/3 18:50

これぞ求めていた「SRG」な洗濯機だ! アイリスオーヤマのドラム式は「乾燥なし」でも「買い」のワケ

洗濯物はいつも部屋干し――そんな人も多いのではないでしょうか。実際、共働き世帯の増加といったライフスタイルの変化や、花粉やゲリラ豪雨、黄砂、PM2.5といった環境の変化に伴い、部屋干しする世帯が増えているそうです。とはいえ、部屋干しは乾かすのに時間がかかり、生乾き臭がしやすいというのが悩みの種。そんな悩みを解決するために誕生したのが、アイリスオーヤマの「ドラム式洗濯機」です。

アイリスオーヤマといえばコスパの高さで人気のメーカーで、大型家電事業に参入したのはつい最近の2017年のこと。そんな同社が10月10日に発売する「ドラム式洗濯機 HD81AR」(実売予想価格12万8000円・税抜)は、なんでも部屋干しに特化した洗濯機とのこと。具体的には、一体どこがスゴイのでしょうか?

 

銀イオンの力で99%以上の雑菌を除去

↑サイズは幅607×奥行き672×高さ954mmで、通常のドラム式洗濯機よりもひと回り小さい。衣類の傷みや電気代を気にして乾燥機能を使わないドラム式ユーザーがいることも考慮し、本機は乾燥機能を省略して、値ごろ感をアピールしている

 

部屋干しで発生するニオイの原因は「雑菌」にあります。本機は、この雑菌を除去することに目をつけて「銀イオンカートリッジ」を採用。銀イオン(Ag+)には、雑菌の繁殖を抑制する働きがあり、カートリッジに水道水を通すことで銀イオン成分が溶け出し、洗濯水を除菌します。また、この水が衣類の繊維の奥まで浸透することで、ニオイの原因菌まで除去。部屋干しで発生しがちなニオイを防ぎます。

 

銀イオンの除菌効果は99%以上とのことで、これならニオイのもとはしっかり取り除けそう。銀イオンカートリッジは交換式で、交換時期になると本体の操作パネルで知らせてくれます。

↑洗剤投入ケース部分に銀イオンカートリッジを設置。ここに水道水を通過させると、銀イオンの成分が溶け出す仕組み

 

温水で汚れをしっかり落とし、乾燥の時間も短縮

銀イオンだけでも十分効果はありそうですが、さらに温水洗浄機能を搭載しているのが本機の特徴。洗浄時に温水を使用することで洗浄効果を最大限に引き出し、ニオイの原因菌や汚れを落としやすくすることで、部屋干し時のニオイを防いでくれるのです。

 

本体内部には温水にするためのヒーターを搭載しており、「温水コース」では約60℃と約40℃での温水洗浄が可能です。肌着や白物衣類の除菌は約60℃、ニオイや皮脂汚れが気になる衣類は約40℃で洗浄するのがベスト。黄ばみが気になる場合は、約40℃の温水洗浄に30分のつけ置きコースを追加するといいそうです。

↑温水を使うことで、ミートソースやカレー、靴下の汚れがしっかり落ちている。水温が低くなる冬場でも洗濯に適した水温で洗えるのが強み

 

また「部屋干しコース」では、2回目のすすぎを温水で行うことで、常温の水ですすいだときの約3分の2の時間で乾かせるのが特徴。その理由は、温水を使うと生地がほぐれて表面積が広がるからだといいます。なお、温水の温度は衣類に合わせて約40℃か約50℃かを選択できます。

↑標準コースで洗濯すると、乾燥までに9時間かかるのに対し、部屋干しコースで約50℃の温水を使うと6時間で乾燥する

 

さらに、温水ですすぐことで繊維が柔らかくなってシワがつきにくくなります。洗濯機から取り出す際に絡まることなく、スムーズに取り出せるというメリットも。「温水コース」「部屋干しコース」を含む運転コースは14種類あり、衣類の種類や目的に合わせた洗浄が可能です。

↑左が標準コース、右が部屋干しコースで洗ったタオル。部屋干しコースはふかふかに仕上がっている

 

開発コンセプトは「シンプル」「リーズナブル」「グッド」

大型家電ではこのほか、4K・HDR対応液晶テレビ「LUCAシリーズベセルレスモデル」4機種や「LUCAシリーズフロントスピーカーモデル」3機種が10月10日から発売されます。

 

なお、アイリスオーヤマの開発コンセプトは「SRG」とのこと。これは「シンプル」「リーズナブル」「グッド」をかけ合わせた言葉で、まさに私達が求めている家電です。アイリスオーヤマの家電から今後も目が離せません!

↑両モデルとも43V型7万9800円〜と、他社の液晶テレビよりもリーズナブルな価格で展開されている