本日、富士通クライアントコンピューティングより新たな15.6型ホームノートPC「LIFEBOOK AH-X/D3」が発表されました。4K/HDR対応の有機ELディスプレイを搭載したリッチな仕様です。
15.6型ホームノートがいまほしい理由
実はいま自宅のPC環境に大変不満があります。現在は、MacBook AirにフルHDの外付けディスプレイを接続している状態。MacBook Airは、もちろん外作業のために常に持ち運んでいます。何が不満かと言うと、ほぼ毎日家に帰ったらPCとディスプレイを繋ぎ…家を出る時には接続をとり…の繰り返しがとにかく面倒なのです…。
だから、そろそろ自宅で据え置きで使うPCが欲しいなーなんて思っていたところ。デスクトップを選ぶほど我が家は広くないので、AH-Xのような15.6型はとても良い選択肢だと感じました。そこで今回は「ホームノートとしてAH-Xがアリか」を実機を触りながら考えてみましたので、ご覧ください。
有機ELパネルで動画鑑賞が捗りそう
あらためて、やはり本機で一番のメリットを感じたのは有機ELディスプレイです。解像度が4K(3840✕2160px)ということで、いま使っているフルHDをスペック的にも超えつつやはりディスプレイの発色がすごいです。
自宅のディスプレイは21型なので、15.6型は小さくて厳しいかなと思っていたのですが、動画を観てみると解像感、美麗さに差がありサイズ感を補うほどに没入感が高いことに気付きました。動きのあるアクションムービーなどは、むしろAH-Xのディスプレイの方がダイナミズムを感じさせるのではないかと。
キーボードの打ちやすさ、省スペース性がありがたい
AH-Xのキーボードにはバックライトが仕込まれています。暗部での作業に向いていますが、自分の用途としてはそこまで必要はなさそう。けれど、キーボードバックライトはAHシリーズでのトップ機定番の機能ですので、所有欲が満たされるのは大変うれしいです。
キーボードを打ってみた感触はストロークが深く、いま使用しているワイヤレスキーボードよりも打ち損じ少なく確実なタイピングができると感じました。また、一体型ノートなので当たり前ですが、ワンルームに住む身としては部屋の圧迫感がないのがうれしい。
特にホームノートにすることで高さがなくなるので部屋全体が少し開放的な雰囲気に。ディスプレイを置いていた壁際にもポスターなんかも貼れそうでありがたいです。あとは来客時にそのままダイニングテーブルなどに持って移動できるのも良いですね。私の場合は、もちろん同じ部屋内なのですが、くどいですがケーブルを外す必要ないのはとても大きなメリットです。
端子類が豊富なおかげでさらにデスクがスッキリ
AH-Xに限った話ではありませんが、いまの私が他のWindows PCに変えた場合、もっとも大きな変化は端子まわりです。今はUSB端子からさまざまな出力を拡張している状況で、ややタコ足配線気味…。AH-XならHDMI、USB Type-C、SDスロット、そして光学ドライブもついています。今でもCDをちょこちょこ購入するし、BDも観るため光学ドライブがありがたいです。AH-Xなら有機ELディスプレイでぜひ映像を楽しみたいので、BD再生はより意義があります、しかもUHD BD対応ですし!
振り返ってみたら…自分はウェブブラウジングと動画鑑賞しかしていない
AH-Xで何に一番感動したかというと、ご察しの通り…やはり有機ELディスプレイなんですよね。なんでこんなにディスプレイに目がいくかと言うと、シンプルな話で自宅でPCを使ってやることって、ほぼほぼウェブを観るか動画を観るか…に絞られる。あとは持ち運び、というか持ち運ぶための準備をいかにクイックにできるか、という細かい点がキモなので、より質の良い画面が得られるならそれはかなりのアドバンテージ。
AH-Xは、ディスプレイを長く使えるようにも配慮されています。長時間ディスプレイを表示していると起きる「焼き付き」防止のため、人感センサー技術を応用して、モニター前に人が座った際に輝度が上がり、人がいなくなれば輝度を下げる機能を採用。
家庭用ホームノートとして、より長く良く有機ELディスプレイを活用できるように配慮されています。
正直、自分の用途としてはバッチリな上に省スペース化にもなって手間もなくなるとなると、ぶっちゃけ買いでしかないのですが…あとは値段ですね。25万円強と決して安くはない値段のため長考しそうですが、数年ぶりの自宅PC環境改善の一歩となるには、かなり有力なモデルとなりました。
撮影/我妻慶一
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