ゼンハイザージャパンは、ノイズキャンセリング機能(NC)を備えたワイヤレスヘッドホン「PXC 550-II」を11月21日に発売します。実売予想価格は4万2000円(税別)。
PXC 550-IIは、2016年に発売されたノイズキャンセリング機能付きワイヤレスヘッドホン「PXC 550 WIRELESS」の後継機となるモデル。新たに、周囲のノイズレベルを自動認識してNCの効きめを調節する「アダプティブノイズキャンセル」機能を搭載。騒がしい地下鉄の車内やにぎやかなカフェなど周囲の騒音レベルに応じたNC効果で、快適なリスニング環境を実現します。
また、3つの高性能マイクで声を拾う「3マイク ビームフォーミング」機能により、騒がしい環境でもクリアな音声で通話を行うことが可能。AI音声アシスタント機能にも対応しており、スマートフォンと組み合わせることでハンズフリー操作が行えます。
本製品のターゲットは、日々の通勤や出張などで移動の多いビジネスマンを想定。同社によれば、東京に勤務している人の平均通勤時間は94分/日で、年間にすると約376時間も通勤に費やしているとのこと。そのような通勤時間をより快適に過ごすために、電車やバスなどの乗り物のなかでも騒音を抑えて音楽を楽しめるノイズキャンセリング機能搭載のヘッドホンを提案しています。また、ビジネスシーンでの使用にも耐える高品質な通話音声も訴求します。
ヘッドホンの右ハウジング部にはタッチパネルを装備し、音量操作や曲送り/曲戻し、着信時の通話、外音取り込みモードへの切り替えなどが指1本で操作可能。
ヘッドホンを外すと自動で一時停止する「Smart Pause」機能や、ヘッドホンを折りたたむと自動で電源がオフになり、広げるとオンになる「Auto-On-Off」機能といった便利な機能も搭載しています。
連続再生時間はワイヤレス+NC ON時で約20時間。付属のケーブルを使った有線接続+NC ON時で約30時間。Bluetoothコーデックは、SBC/aptXに加え、新たにAACとaptX-LL(Law Latency)もサポートしています。専用アプリ「Smart Control App」を使えば、EQ設定やファームウェア更新も行えます。
【Editor’s Eye】
静かな室内での試聴だったためノイズキャンセリング機能の実力を実感することはできませんでしたが、ノートPCのファン音のような連続する低音はしっかり消音できていました。ヘッドホンのスライドスイッチで、NCの効果やオン/オフを切り替えられるのも便利。なにより、ゼンハイザーらしい中低域に芯のあるサウンドが心地よく、これなら毎日の通勤も少し楽しくなるかも、と感じました。音質にこだわりのある方にオススメです。
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