グルメ
2020/5/31 17:00

コーヒーマニアに贈りたい「コーヒーサブスク」の最前線を走る2つのサービス

サードウェーブコーヒーのブームから早数年。街には気鋭の焙煎所やコーヒースタンド、カフェなどが増え、こだわりのおいしいコーヒーは身近なものになりました。そしてその余“波”が、ついにイエナカにも。サードウェーブクオリティのコーヒーを家で楽しむための商品が続々と登場しています。本誌ではこの動きを“フォースウェーブ”と定義し、その乗りこなし方を伝授します!

 

動画や音楽を中心に一般化したサブスクリプションサービスは、コーヒー界でもトレンドとなりつつあります。本記事では、“イエナカ”需要に応える「コーヒー豆」お届けサービスを2つピックアップし、試してみました。どちらも「続けるほど好みに最適化されていく」仕組みだから、飽きずに続けられるのです。

 

【試した人】

GetNaviフード担当

鈴木翔子

コーヒーにハマり出したのはここ1年ほど。苦味が強いのは不得手でしたが、本特集でその魅力に開眼しました。

 

自分だけのコーヒーマップで好みを探る「UCC My COFFEE お届け便」

嗜好性を可視化したマップを基に、好みに合う豆が届きます。始め方は、味の好みに関する簡単なウェブアンケートに答えそれに合う豆を届けてもらう方法と、4種のコーヒーを飲み比べて好みを探る「テイスティングキット(1058円)」から始める方法があります。

【Data】●月額:1058円〜送料:無料(2020年5月末申し込み分まで)お届け頻度:月1回最小お届け量:5杯(コーヒー2種×各2杯、コーヒー1種×1杯/計約60g)好みのコーヒーの追加購入:可

 

↑マップはコク軸(ライト/ストロング)と味わい軸(酸味/苦味)で構成。届いた豆への感想を入力していくとマップがより精密になり、それに合わせて届く豆も変化します

 

【ポイント】コーヒーツールがなくても始められてビギナーも安心

「テイスティングキットで飲み比べをしたら、自分が酸味よりも苦味を好むことを発見! マップが埋まっていくと達成感があり、自分を知る楽しさも! 紙製ドリッパー付きのコースもあるのでビギナーも安心」

 

【手順を紹介】

Step1:専用HPからテイスティングキットを注文。注文から3日ほどで、味の傾向が異なる4種類のコーヒーが1杯ぶんずつ届きました。

 

Step2:付属のドリップバッグで4杯のコーヒーを淹れて飲み比べます。コーヒーの淹れ方説明書も付いているから安心。袋に印字されているQRコードから感想を入力します。

 

Step3:4種とも感想を入力すると好みが診断され、「My COFFEE マップ」に登録されます。苦味とコクのあるコーヒーが好みという診断結果が出ました。

 

Step4:飲む頻度に合わせてコースを選択し注文。好みに合わせた商品が毎月届くようになります(袋の仕様は変わることもあります)。

 

 

【その2】豆の種類が圧倒的でシングルオリジンも豊富な「PostCoffee」

コーヒーの種類は常時30種以上を揃え、うち1種を除きシングルオリジンなのが特徴。毎回、約15万通りの組み合わせから自分に合ったコーヒー3種類がポストに届きます。飲んだあとでフィードバックをすると、届く豆が最適化されていきます。

【Data】●月額:1598円〜送料:無料お届け頻度:月1or2回最小お届け量:9杯(コーヒー3種×各3杯/計約140g)好みのコーヒーの追加購入:可

 

↑10個の質問に答えて好みを診断。飲み方に合わせて届く豆の挽き方も変わり、ハンドドリップ派はペーパーフィルターを無料で付けられます

 

↑ファスナー袋入りで保管しやすいのが特徴。印字されたQRから各豆の情報ページにアクセスできます。豆の焙煎日も書かれていて安心です

 

【ポイント】豆の種類が圧倒的に多く絶対に好みの味に出会える!

「『行きたい観光地は?』などコーヒーに関係なさそうな質問もありますが、ちゃんと『深煎り好き』と診断されびっくり。コーヒーはどれも香り高く、同じ産地の豆だけでも3〜6種類と圧倒的な品揃え。気に入った豆を追加購入できるのも◎」

 

文/中山秀明、鈴木翔子(本誌) 撮影/高原マサキ(TK.c) イラスト/勝間田しげる 撮影協力/UTUWA