スポーツ界のスーパースターは、プレー以外の場所でも一流の振る舞いをみせてくれるもの。アメリカで話題となっているのが、元NFLのスター選手 チャド・ジョンソンがレストランでみせた粋な計らいだ。
アメリカでは、ロックダウンが徐々に解除されはじめ、それに伴い飲食店も少しずつ営業を再開し始めている。しかしながら、コロナショックの影響は甚大で、多くの店が苦境に立たされているのは想像に難くない。そんななか、ある飲食店を訪れたジョンソン。30数ドルの飲食を楽しんだ彼は、会計時に驚きの行動に出る。なんと、30数ドルの飲食費用に対して1000ドル(約10万円)ものチップを支払ったのだ。
Proverbs 11:25 ? pic.twitter.com/vSPoh1U1BQ
— Chad Johnson (@ochocinco) May 18, 2020
日本人には馴染みの薄いチップ文化だが、飲食費の15~20%程度を渡すのが一般的。1000ドルのチップがどれほどまでに高額かということがわかるだろう。驚くべきは金額だけではない。ジョンソンは「営業再開おめでとう。パンデミックで本当に大変だと思うけど、これが助けになればいいと思う。アイ・ラブ・ユー」とレシートにコメントを添えてチップを支払っているのだ。
この様子をジョンソンが自身のSNSで報告すると、コメントが殺到。「素晴らしい振る舞いだよ」「キングだ」「最高だよ、チャド」といった称賛の声に加え「うちの店にも来てくれ!」「オレもチップが必要だ!」といった面白コメントも多数届いているようだ。
無免許運転や、妻へのDVで逮捕されるなど破天荒なキャラクターでも知られていたジョンソンだが、こういった時勢の時に素晴らしい振る舞いをみせてくれるのがスターたる由縁なのだろう。