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2016/7/23 20:00

坂上 忍が絶賛した「大那」とは? 全国区の人気を誇る「鳳凰美田」ほか栃木県の日本酒5選 

栃木県と聞いて、日本酒を連想する人は少ないでしょう。しかし、近年は上質な吟醸酒でファンを魅了している鳳凰美田、個性的な酸味を提案する仙禽、テレビ番組でタレントの坂上 忍さんが絶賛した大那をはじめ、全国的に注目を集める蔵元が増えてきました。

 

2015年全国新酒鑑評会の金賞獲得数は全国7位タイと、全国的に見てもかなりの好成績。さらに、平成18年に新たな杜氏集団・下野杜氏が誕生し、若手蔵元の活躍が目ざましい地域として注目されています。日本酒居酒屋でも栃木の日本酒に出合う確率は高まってきているので、ぜひチェックしておきましょう!

 

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その1

生酛らしい旨みと果実のような風味が調和

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渡邉酒造[大田原市]

旭興(きょくこう)

たまか 生酛純米吟醸(きもとじゅんまいぎんじょう)

3078円(1.8ℓ)

生産量が少なく、地元を中心に消費される希少な銘柄。蔵元は、明治時代の文献を頼りに生酛造りを学んだといいます。本品は生酛らしいふくよかな旨みと、果実のような風味が調和した1本。芳醇な旨みは燗でさらにふくらみます。

【蔵元が語る地元との関わり】

地元での消費が90%を超えています

「地酒とは地元の酒」をモットーにしており、地元での消費が90%を超えています。県では下野杜氏制度などを作り、人材の育成に力を入れております。ご期待下さい。

【地元に来たらコレと合わせて!】

◉ うるか(鮎の内臓の塩辛)

◉那須牛

◉山菜料理

 

 

その2

甘酸っぱい香りと旨みが個性的!

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せんきん[さくら市]

クラシック 仙禽(せんきん)

生酛 亀の尾(きもと かめのお)

1620円(720㎖) 

昔ながらの木桶で仕込み、独特の酸味がある酒を醸すことで日本酒ファンの注目を集める蔵。本品は、濃醇な味わいとその甘酸っぱい香りが個性的です。全体的なバランスに優れ、キレも良いので飲み飽きることはありません。

【蔵元が語る地元との関わり】

地元の水と米にこだわり完全ドメーヌ化を宣言

仙禽の米は、全量さくら市産に限定。仕込み水と同じ水脈が流れ込む田で作付けし、完全ドメーヌ(一貫生産者)化を果たしました。今後も地元農家とともに歩み、地元の活性化に努めていきたいです。

【地元に来たらコレと合わせて!】

◉ 野菜ベースのギョウザ(ゆずこしょうで)

◉「あさのポーク」のソテー

 

 

その3

低精白ながら爽やかでキレのある旨酒

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若駒酒造[小山市]

若駒(わかこま)

亀の尾80無濾過生原酒(かめおはちじゅう むろかなまげんしゅ)

3456円(1.8ℓ)

3造りの修業を経て蔵に戻り、現在7造り目の柏瀬幸裕氏が醸すお酒。綺麗な旨みと透明感のある酸が特徴の生酒原酒です。爽やかな香りが感じられ、低精米の酒にありがちな雑味を感じさせることがありません。キレ味も優秀。

【蔵元が語る地元との関わり】

地元の一般米や県内の酒米で造ることを心がけています

地元、小山市の農家が作る一般米のあさひの夢、とちぎの星などでお酒を作ることを心がけています。また、県内の農家に酒米の栽培を依頼しており、できたお米を26BYから酒造りに使用しています。

【地元に来たらコレと合わせて!】

◉ 小山和牛

◉ おとん(小山市のブランド豚)

 

 

その4

キレイな味わいのバランスの良い1本

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菊の里酒造[那須郡湯津上村市]

大那(だいな)

純米吟醸 那須五百万石(なすごひゃくまんごく)

3024円(1.8ℓ)

大いなる那須の大地が育んだ清酒という意味で「大那」と名づけられたブランド。こちらは爽やかな香りと米の味がしっかりと感じられるバランスが良い1本。飲み飽きないキレイな味わいに魅了されることでしょう。フジテレビの番組内で、坂上 忍さんが京都のお店で飲み、その味を絶賛した銘柄でもあります。

【蔵元が語る地元との関わり】

地元農家による研究会が作った米を使用

酒米は当社と直接契約した「大那酒米研究会」が生産した酒米を使用。水、米、人、大地との繋がりは、「大那」に農業製品としての誇りを与えてくれます。

【地元に来たらコレと合わせて!】

◉ 那須牛のソテー

◉ しもつかれ(魚の頭、こま切れ野菜などを混ぜた料理)

 

 

その5

フルーティな吟醸香が楽しめてキレ味良し!

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小林酒造[小山市]

鳳凰美田(ほうおうびでん)

純米吟醸

3024円(1.8ℓ)

すべての酒を吟醸で醸す蔵元。鳳凰美田は、国内外の有名コンペで常に上位に入っており、近年評価が急上昇中の全国区の人気銘柄です。本品はマスカットを思わせる吟醸香に、ほどよい旨みと酸味が同居する1本。スムーズなキレも特徴で、心地良く盃を重ねられます。

【蔵元が語る地元との関わり】

美しい田園風景のなか豊富な地下水で醸しています

銘柄は旧地名の美田村に由来。田園風景のなか、豊富な地下水を利用して醸しています。酒米は、地元の有志を募りつつ、全国100軒超の農家との契約栽培を行い、家族のような関係を築いています。

【地元に来たらコレと合わせて!】

◉ 少量のわさびを効かせたかんぴょう巻き