マイナンバーカードを取得したら、マイナポイントの申し込みに必要な準備はOK。今回は、申し込みから実際にポイントを受け取るまでの流れを紹介していく。
※本記事は「GetNavi」 2021年2月号に掲載された記事を再編集したものです
第1回 マイナポイント事業の目的とは?
第2回 マイナンバーの使い道と取得方法
第4回 おトクな決済サービス9選
マイナポイントをもらうまでの流れをチェック!
手順① マイナンバーカードを受け取る
通常、マイナンバーカードは、市区町村の窓口で直接受け取る。その際、数字4桁の暗証番号を決めるが、マイナポイントの予約(手順④)にも必要なので忘れないように注意しよう。
手順② 「マイナポイント」アプリをインストール
マイナンバーカードに対応したNFC対応のスマホに、「マイナポイント」アプリをインストール。iPhoneもAndroidスマホも、現在流通している機種の多くが対応している。
手順③ ポイント付与先の決済サービスを決める
マイナポイントを受け取る決済サービスを決める。決定したら、マイナポイントの申し込みに必要な「決済サービスID」と「セキュリティコード」を確認してメモしよう(※)。
※確認方法は、各決済サービスのマイナポイントに関するウェブページを参照
手順④ アプリからポイントの予約・申し込みを行う
「マイナポイント」アプリ上で、ポイント予約→申し込み(決済サービス決定)を行う。決済サービスのアプリに申し込みメニューがある場合は、それを経由するのが手軽だ(※)。
※アプリを経由する場合には「決済サービスID」と「セキュリティコード」が不要
手順⑤ 付与先の決済サービスで買い物またはチャージをする
マイナポイントを申し込んだキャッシュレス決済サービスを利用して買い物やチャージをする。マイナポイントを意識することなく、普段通りに利用して問題ない。
手順⑥ マイナポイントが選択した決済サービスのポイントとして付与される
付与のタイミングは、決済ごと、月の合計利用金額ごとなど、サービスによって異なるので確認しておこう。
マイナポイントの申し込みやポイントの付与の状況はどうやって確認できる?
マイナポイントの申し込みが完了しても、メールなどで通知が来るわけではない。申し込み状況の確認は「マイナポイント」アプリで可能だ。また、決済サービスによってはウェブやアプリで、申し込みや付与の状況を調べられる。
マイナポイントQ&A
Q マイナポイントをもらうには事前・事後の手続きが必要?
A 一部の決済サービスでは必要
ほとんどの決済サービスは、買い物またはチャージの決済に対して、自動でマイナポイントが付与される。ただし、一部のサービスでは手続きが必要なことも。例えば、Suicaで受け取るには、JRE POINTとの事前連携が必須だ。また、電子マネーWAONの場合には、付与されたポイントを専用端末で受け取る。どんな手続きが必要なのか、あらかじめ確認しておこう。
Q 子どものぶんのマイナポイントも入手できる?
A 親(法定代理人)の名義で入手可能
子ども名義の決済サービスでも申し込み可能。15歳未満の未成年者のマイナポイントについては、親(法定代理人)名義の決済サービスに申し込むことが可能だが、同じ決済サービスに複数人のマイナポイントを合算して付与することはできない。そのため、法定代理人名義の別の決済サービスを選択する必要がある。
Q マイナンバーカード対応のスマホを持っていない場合はどうすれば良い?
A マイナポイント手続スポットでも申し込み可能
街なかに設けられているマイナポイント手続スポットで申し込みできる。手軽なのは、セブン銀行ATM。事前に、「決済サービスID」と「セキュリティコード」をメモして行こう(※)。
※一部の電子マネーカードに対してマイナポイントを付与する場合は「決済サービスID」と「セキュリティコード」が不要
【マイナポイント手続スポット】
市区町村窓口、携帯電話のキャリアショップ、イオングループ、郵便局、ビックカメラ、みずほ銀行、ヤマダ電機、セブン銀行ATM、ローソンマルチコピー機 など
マイナポイントの申し込みが完了し、その決済サービスを利用すると、1人あたり上限5000円ぶんのポイントがもらえる。しかし、決済サービスによっては、さらにプラスでポイントがもらえるチャンスも。次回は、マイナポイントの対象となる主要決済サービスの特徴や、実施中のキャンペーンなどを紹介していく。
文/星 政明 イラスト/勝間田しげる