グルメ
ラーメン
2016/8/19 19:00

今度の「レスラーメシ」はニンニクたっぷりスタミナ鶏鍋! 新日本プロレス石井智宏が作る鍋は〆のラーメンも絶品だった!!

新日本プロレスの石井智宏選手は、ひとたびリングに上がれば、パワーファイトで観客を魅了する人気レスラー。一方、自身のブログ「石井智宏日記」では、バリエーション豊かな手料理も披露する意外な一面を見せています。そんな石井選手に、夏バテ防止&疲労回復にピッタリの「レスラーメシ」を教えてもらうのが本連載。

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過去2回の連載では、豪快で手間をかけないレシピにもかかわらず、パンチの効いた素晴らしい料理で皆を喜ばせてくれました。石井選手は、「食べたいもののイメージがあれば、なんとなくレシピが浮かんでくる」といいますが、実はその料理はおいしいだけでなく、栄養士が驚くほど栄養バランスもバッチリ。連載最終回となる今回も、おいしくて身体にもうれしいレシピを紹介してくれました!

第1回はコチラ 第2回はコチラ

 

夏にはあえて「鍋」を喰らう!

今回教えてもらう料理は、この季節なのになんと「とり鍋と〆のラーメン」。この連載テーマが「夏バテに効くスタミナ料理」にもかかわらず、鍋を選択するところに攻めの姿勢を感じます。鍋というと、どちらかといえば淡泊なイメージがありますが、石井選手の鍋はスタミナたっぷりで刺激的な味。しかも、鍋の〆には、鶏のダシがたっぷり溶け出したスープで作るラーメンも登場します!

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【プロフィール】

石井智宏(いしい・ともひろ)

神奈川県川崎市出身。170cm、100kg。WAR、FECを経て、02年長州力に弟子入り。03年には長州が旗揚げしたWJプロレスの「ヤングマグマトーナメント」で優勝。06年より新日本プロレスのシリーズに全戦参加し、09年には中邑真輔、矢野 通が立ち上げた新軍団CHAOSに加入した。2015年10月、両国国技館大会で真壁刀義の持つNEVER無差別級王座に挑戦し、最後は垂直落下式ブレーン・バスターで勝利。第9代NEVER無差別級王者となった。

 

今回のレスラーメシはコチラ!

「とり鍋と〆のラーメン」

★材料(一人前)

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・鶏もも肉:200g

・大根:1/5本

・キャベツ:2枚程度

・えのき:1/5パック

・しめじ:1/4パック

・和風だし(顆粒):小さじ1/2

・しょうゆ:大さじ2

・みりん:大さじ1

・酒:大さじ1

・ショウガ:適量

・にんにく:適量

(〆ラーメン)

・市販のインスタントラーメン:1袋

 

作り方
①大根は皮をむいてイチョウ切り、鶏もも肉、キャベツは一口大に、キノコ類は石づきを取って食べやすい大きさに分ける

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鍋に合う野菜や肉なら、基本的に何を入れてもOK。ただし、鍋の定番である白菜は使わず、歯ごたえがあり甘みのあるキャベツを使うのが石井流なのだそう。

 

②鍋に鶏もも肉と大根を入れ、和風だし、しょう油、みりん、酒で味を整える

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このあと水分が出るキノコやキャベツを投入するため、ここでの味つけは少し濃い目に調整するのがポイントです。

 

③大根に火が通ったらきのこ類を入れてひと煮立ちさせ、最後にキャベツを投入する

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キャベツは加熱しすぎると、せっかくのシャキシャキ感が損なわれるため、最後のタイミングで投入しましょう。

 

④ショウガとニンニクを好きなだけすりおろして鍋に投入したら「とり鍋」の完成!

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刺激的な味が好きならばショウガを多めに、パンチのある味を求めるならニンニクを多めにするのがポイントです。

 

⑤茹でた麺を鍋の残りスープに入れれば〆のラーメンも完成!

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鍋の残りスープに茹でたインスタントラーメンを入れます。鍋には味がついているので、味付けは必要ナシ。味にバリエーションをつけたい場合は、ごま油やラー油を入れるのもオススメです。

 

【STONE PIT BULL 石井選手のひとこと】

アレンジ次第で何日だって楽しめるのが鍋だ!

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「鍋は白菜より味の濃いキャベツを入れたほうが絶対ウマイ! それに、パンチのあるスープをガッツリ吸い込む大根も外せないな。今回はしょうゆベースの味で作ったが、飽きたらカレーやみそ、キムチを入れればまったく違った味になる。鍋の可能性は無限大だ。工夫すれば連日鍋でも飽きないぞ!」

 

【ライター・倉本から一言】
夏は冷房にあたる機会が多いほか、冷たい食事や飲み物を摂取しがち。また、冷たいものをとりすぎると、内蔵が冷えて消化機能や代謝が落ち、食欲低下や、疲れ、むくみといったいわゆる「夏バテ」の症状を引き起こします。このため、夏にはあえて身体が温まる鍋というのは良い選択ですね。また、今回鍋に入れた大根はカリウムが豊富。カリウムはむくみを改善してくれる効果があるので、夏場にありがちな「水分を摂りすぎて身体が重い」と感じる人にもオススメです。

 

なお、今回メイン食材に使用した鶏もも肉はタンパク質のほか、ビタミンB2やビタミンB12が豊富。ビタミンB2は、栄養をエネルギーに変換する助けとなるため、栄養ドリンクにもよく使われる「元気のもと」。一方、ビタミンB12は血液中のヘモグロビンの生成を助けるため、貧血予防に有効です。実は、体内の鉄分は汗からも失われることがあるため、夏は貧血にもなりやすい季節。特に貧血になりやすい女性は摂取したい栄養素なんです。ちなみに、鶏もも肉にはナイアシンやパントテン酸など、美肌に良いといわれる栄養素も豊富。男性のみならず、女性にも見逃せないレシピですね!

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石井選手の「レスラーメシ」、おいしそうなものばかりで、皆さんも食欲を刺激されたのではないでしょうか? 実際、食べるほどに食欲が湧くような刺激的な味で、しかも身体にも良いと、まさにいいことづくめの料理でした。この料理が、石井選手の強さを影で支えているのは間違いありませんね。

 

今回で「レスラーメシ」連載は終了ですが、またぜひ、石井選手には新作の料理を披露してもらいたいものです。石井選手、数々の素晴らしい料理、ありがとうございました!

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次回は、新日本プロレスのスター選手、オカダ・カズチカ選手が釣りに使いたいクルマをお試しします。軍用車をベースとしたタフで無骨なジープが登場。こちらもご期待ください!

 

撮影/石上 彰(gami写真事務所)