博報堂が「ニューノーマル時代の購買行動調査」を実施。その調査結果を公開しました。
調査の目的は、オンライン/リアル店舗における購買行動を紐解くことであり、生活者の購買意識や行動の実態、オンラインとリアル店舗に対する意識や行動の違いなどを聴取しています。なお、調査対象は全国の18歳~69歳の男女1100名で、手法はインターネットによる調査です。
まず、オンラインで買い物をする際のメリットとして、「すぐに欲しいものを見つけることができる」「安く購入できる」「(他の店・ブランド・商品と)比較検討しやすい」などが上位に挙がっています。一方でリアル店舗は「安心感がある」という回答が72.9%にのぼりました。
また、オンラインと店舗での購入に適した価格については、1万円未満の商品は「オンラインで購入したい」と回答した人が過半数にのぼりましたが、3万円を超えると60%以上が「店舗で購入したい」と回答しています。
続いて、オンラインとリアル店舗での買い物の意識については、約70%の人が「今後は何でもオンラインで購入するようになると思う」と回答。一方でリアル店舗は、「ブランドの想いや思想が伝わる」接点と感じているほか、より楽しい場所になっていくと期待していることがわかりました。
最後に、理想の接客について調査。リアル店舗での接客は、「無理に声をかけてこず、こちらから声をかけると接客してくれる」「商品に詳しく、質問や疑問に的確に答えてくれる」のを理想としている人が多いことが判明しました。