「庭がないとできない」「世話が面倒くさそう」といったイメージのガーデニング。実は、ホームセンターで道具や水をあげるだけで育つ栽培キットなどが揃っており、手軽に始められる。今回は、ホームセンターで購入できるガーデニング中級者にオススメな作物3選を紹介!
※こちらは「GetNavi」 2022年1月号に掲載された記事を再編集したものです。
私が教えます!
宮崎さんオススメの作物【中級者編】
収穫までに長い時間がかかる作物など、腰を据えてしっかり取り組みたい人に向けたアイテムを紹介。手塩にかけて育てた作物の収穫時期には、達成感が待っている!
その1.耐病性を備え手がかからない新品種の小カブ
サカタのタネ
甘み耐病時なしカブ 二刀
実売価格398円
病害に強く、安定して作れる新品種のカブ。実は照りのある美しい白肌で、収穫後に起こりやすい中身の変色もない。す入り(実にできる空間)が遅く、柔らかくて甘味が強いのが特徴。冬にまけば春先に収穫ができる。
[栽培の目安]
水やり:3〜4日/週
収穫日数:50日
日当たり:日なた
宮崎’sメモ
収穫は早採りを意識 失敗はほぼゼロ
「真夏と真冬以外の時期なら、一年中種がまけます。葉も食べられるので、間引きした葉を試しに味わってみてもいいでしょう。カブの収穫は早採りだと失敗が少ないです」
育てやすさ ★★★
その2.酒の肴に合う柔らかく甘い大粒のそらまめ
アタリヤ農園
河内 一寸そらまめ
実売価格305円
豆の大きさが一寸(約3cm)と、「そらまめ」のなかで最大粒の大阪伝統種。耐寒性や耐病性に優れているため栽培しやすく、ずっしりとした3粒さやの収穫が期待できる。大粒で柔らかく甘さもあり、酒のつまみにピッタリ!
[栽培の目安]
水やり:4~5日/週
収穫日数:210日
日当たり:日なた
宮崎’sメモ
種まきでは深く埋めず土をかぶせる程度に
「種まきのコツは、種にある黒い筋を下に向けて種の8割くらいが隠れるまで土に埋めること。種をまいた日だけ水を与えれば、約1週間以内に芽が出てきます」
育てやすさ ★★★
その3.採れたては特筆して風味がよく美味なつるなしエンドウ
サカタのタネ
つるなしエンドウホルンスナック
実売価格320円
独特の風味とパリッとした食感がクセになるエンドウ。寒さや湿度に強く、生育旺盛なので自宅でも育てやすい。長さ7.5cm、幅1.5cmぐらいが収穫目安。特に採れたては際立って風味が良く、塩茹でだけでも絶品だ。
[栽培の目安]
水やり:4~5日/週
収穫日数:150日
日当たり:日なた
宮崎’sメモ
ベランダで育てるならつるなしタイプ
「つるありタイプと異なり長いつるが伸びないので、ベランダでもコンパクトに育てられます。1品種でサヤエンドウとグリーンピースの2つの野菜を味わえるおトク感が◎」
育てやすさ ★★★
もっと本格的に始める! なら「シェア畑」がオススメ
首都圏を中心に100か所以上で展開する、畑のレンタルサービス。種、苗、肥料、農具まで完備しているので、手ぶらで通える。夏は新じゃがのカレーパーティ、冬は芋煮会など季節ごとのイベントも充実しており、子ども連れの家族からも大好評を博している。
川崎多摩
●アクセス:南武線・宿河原駅から徒歩7分●月額:6700円/3平方メートル、9400円/10平方メートル、1万6000円/25平方メートル、2万6000円/50平方メートル
●水やり/水換えの頻度、収穫日数、日当たりの表示は目安です
●本記事に掲載している商品の価格は2021年11月16日時点のものです。店舗や時期によって価格、取り扱い状況は変わる可能性があります