ドローン大手の中国DJIは、小型サイズの新型折りたたみドローン「DJI Mini 3 Pro」を国内外にて発表しました。
多数のドローン製品を展開しているDJIですが、そのなかでも小型な折りたたみドローンは、現場に気軽に持ち運んでの撮影ができることから人気です。2020年に発表された「DJI Mini 2」は199gと非常に軽量なだけでなく、4K解像度/30fpsでの動画撮影や最大18分間の飛行時間などが特徴でした。
今回発表されたDJI Mini 3 Proは、本体重量が249gへと若干増加。これは、アメリカなど海外における航空関連の規制対象が250g以上のドローンとなることから、それを回避できるようにとの配慮でしょう。
本体には1/1.3インチと大型のイメージセンサーを搭載したことで、4K解像度/60fpsでの動画撮影、4800万画素での静止画撮影が可能になったのも特徴。カメラを保持するジンバルが90°回転することで、SNSなどに最適な縦長動画の撮影にも対応しています。
障害物検知は前方、後方、下方と3方向にパワーアップ。飛行時間が最大34分(インテリジェント フライトバッテリー Plusなら最大47分)と大幅に延長されたのも特徴です。
さらに上位機種だけに搭載されていたフォーカストラック機能により、カメラが被写体をフレーム内に捉え続けたり、あるいは被写体の周りを旋回しながら撮影する…など、さまざまな撮影モードが利用できます。
DJI Mini 3 Proの国内向け価格は10万6700円(税込)で、リモコン付きパッケージは11万9900円(税込)。公式サイトではすでに予約を受け付けており、5月20日から配送が開始されます。気軽に持ち運べる小型な折りたたみドローンで、新しいスタイルの動画/静止画撮影に挑戦してみるのも面白そうです。
Source: DJI