アウトドア
2022/7/8 18:30

歴史的背景や注目商品を押さえて賢くお買い物! 人気アウトドアブランド大解剖 Snow Peak編

スノーピークは高級キャンプ用品で知られるが、実は「衣食住働遊」の5つのテーマに多彩な事業を展開している。目標は、野遊びを通して人間らしさを回復することーー。今後はキャンプシーン以外でも目にする機会が増えるはずだ。

※こちらは「GetNavi」 2022年6月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

「衣食住働遊」をテーマに事業を展開し人間らしさを取り戻すアイデアを提供

 

BRANDFILE

Snow Peak

スノーピーク

ブランド設立年:1958年(※)

直営店:33店舗(2020年10月末現在)

URL:https://www.snowpeak.co.jp/

※:1963年「スノーピーク」を商標登録、1996年「株式会社スノーピーク」へ社名変更

 

スノーピークは現在、キャンプギアやアパレルを中心に展開。製造業を始めたきっかけは、登山が趣味の山井幸雄氏が、登山具に感じた不満を改良して販売したことにある。そして長男の太氏はキャンプが好きで、スノーピーク(の前身)に入社後はキャンプ製品を開発。日本にオートキャンプの文化を広めた。その後は太氏の長女、山井梨沙氏(現社長)がスノーピークに入社し、アパレル事業を立ち上げている。現在はアパレルも主力事業のひとつだ。

 

ブランドイメージは「高品質で使い勝手が良い」ということになるだろう。社員は全員がキャンプ好き。ヘビーユーザー目線で「自分が本当に欲しいかどうか」を基準に開発するため、細かい部分まで配慮されており、耐久性も高い。

 

製品は永久保証。稀な例外を除き、どんなに古い製品でも修理してくれる(有償の場合もあり)。これもファンから愛される秘訣だ。

 

そんな同社は、キャンプを“しない人”にも体験を広げてもらうべく、様々な新しい事業を展開している。例えば、自社キャンプフィールド内にオープンさせた複合型リゾート。そこでスノーピークの理念や世界観に触れた人が野遊びにも関心を持ち、やがてキャンパーの輪が広がっていくというワケだ。

 

↑創業者の山井幸雄氏。登山が趣味だったが、長男の太氏(現会長)には身を案じて登山を禁じたという。そこで太氏はキャンプに傾倒することに

 

↑スノーピークに入社した山井 太氏は、オートキャンプ事業を本格始動。キャンプ空間でも快適に過ごせるようなギアを続々とリリースした

 

↑2011年、新潟県三条市の下田郷に「Snow Peak HEADQUARTERS」を開設。本社・店舗・キャンプ場に加え、19年には「Snow Peak MUSEUM」もオープンした

 

 

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