おしゃれな小径の電動アシスト自転車がほしいと思ったとき、いくつか問題があります。1つは、電動アシスト付きだと、モーターやバッテリーなどを搭載しているため、せっかくのデザインが損なわれてしまう場合が少なくないこと。もう1つは、モーターやバッテリーのおかげで重量が重くなってしまうこと。そして、どうしても価格が高くなってしまうことです。
そうした課題を、ほぼ解決してくれているのが、ENDRAGWAY(エンドラグウェー)というブランドがリリースする電動アシスト自転車「Carbon Age(カーボン エイジ)」というモデルです。フレームを軽量なカーボン製とすることで、重量を15.5kgに抑え、一見すると電動アシストとはわからないデザイン。しかも価格は16万9800円(税込)と、アシストのない小径自転車と大きく変わらない金額で購入することができます。
かなり理想的なモデルに見える「カーボン エイジ」の完成度はどうなのか? 実際に乗り回して検証してみました。
スタイリッシュなデザインを実現
電動アシスト自転車というと、モーターやバッテリーが目立つデザインを思い浮かべる人が多いと思いますが、「カーボン エイジ」はスマートなシルエットに仕上がっています。モーターは後輪のハブ(軸)部分に一体となったタイプ。バッテリーはシートポストに内蔵されているので、どちらも目立たないスタイルを実現しています。
フレームはカーボン製で、電動アシストでは多くなってしまう配線を極力内装式としているのもスマートなシルエットを実現している理由です。バッテリーの容量は7000mAhで、アシスト走行の可能な距離は約60km(フル充電時)。別売のボトル式のバッテリー(5200mAh)を追加することで、走行距離を約110km(フル充電時)まで伸ばすことができます。
ホイールは20インチでやや太めのタイヤを装着。路面からのショックの吸収性が高いので、街乗りに向いた装備です。前後ともフェンダーが装着されているので、服への泥はねも防止できます。